インコ

インコの知能は2歳児程度。頭が良い鳥のことを知ろう

最終更新日:2016年10月26日

「こんなに頭が良いとは思わなかった」これはインコを初めて飼った人がよく漏らす感想です。

人は見かけによりませんが、インコもそうです。

どれくらい頭が良いのかご紹介します。


1.インコ科のヨウムは5歳児の知能と2歳児の感情を持つ

アメリカのブランダイス大学のアイリーン・ペッパーバーグ助教授が飼育、研究していたヨウムのアレックスは、世界一IQの高い鳥として有名でした。

2007年に亡くなってしまったのですが、生きているときは、50の物品、7つの色、5つの形を認識し、数を6まで数えることができました。

「同じ」と「違う」の意味も理解して、「ゼロ」という概念もわかっていたと言われています。

これはどういうことかというと、トレーの上に同じ色のブロックが5つない状態で、「どの色が5つ?」と聞くと「None(ない)」と答えたというのです。

また、3つのコップの下にジェリービーンズを隠し、それを開けて見せると、全部を足した数を答えることができました。

足し算ができる動物は、アレックスとチンパンジーだけです。

インコ科のヨウムは人間でいうと5歳児の知能と、2歳児の感情を持つといわれます。

しかし、この言い方は誤解を与える可能性があります。

実際にヨウムを買った人が、人間の言葉を覚えてくれないことに失望したという話もあります。

頭が良くなるかということは、持って生まれたこの鳥の能力がどうかということと、トレーニング方法によります。


2.インコは頭が良い

頭の良さを決めるのは、その種の持っている元々の知能と学習能力です。

鳥類の中ではカラスの次に頭が良いといわれるインコ。

動物全体の中でも知性の高い部類に入ります。

それに加えて、学習能力の高さもずば抜けています。

動物が学習能力を持っているのは、野生においては経験から学ばなければ、生き残る可能性が低くなるからです。

インコは飼育下という環境においても、この学習能力を発揮します。

ある行動の直後にご褒美を上げることを繰り返すと、その行動を自分から行うようになります。

反対に罰を与えると、その行動をしないようになります。

また、パブロフの犬のように、条件反射を起こすように訓練することもできます。

こうした様々な学習方法を用いることにより、きちんとしつけることができます。

大型のインコなら、新聞を取ってくるなど、複雑な行動も習得できます。

3.インコは人を見分けられる

多くの飼い主さんの証言から、それは間違いなくできると断言して良いでしょう。

家族の中で誰が一番自分を可愛がってくれるか、誰が遊んでくれるのか、インコにはわかっているのです。

わかっているから、可愛がってくれる人には特別に懐きます。

インコに限らず鳥類は、視覚と聴覚は良く発達しています。

臭覚は犬やネコのようには発達していないので、見た目と声でよって、一人一人を見分けていると考えられます。

ですから、遊びに来た友人と家族を区別することもできます。


4.インコは言葉がわかる?

よくしゃべるインコはボキャブラリーも豊富です。

朝いちばんは「オハヨー」、電話がなれば、「もしもし」、家族がでかけるときは「行ってらっしゃい」という様に、状況と言葉がぴったり合っていて、まるで言葉を理解しているように見えます。

しかし、本当に理解しているのでしょうか。

インコの頭の良さは疑う余地はありませんが、人が言葉を理解するようには理解しているかというと、それは違います。

おしゃべりができるインコは、教えられたことを学んだということです。

物まねすることが上手なインコは、人間の言葉を音として覚えてしまいます。

朝、顔を合わせたときに「おはよう」と声をかけ、インコがそれを真似ようとしたら、おやつをあげたり、注目して褒めてあげる。

これを繰り返すと、インコは音を真似ると良いことがあるという関連を理解します。

さらに、そのときの状況、この例で言えば、朝という状況を結び付けて理解します。

朝はオハヨーと言えば良いとか、電話が鳴ったらモシモシとか、こういうときはこういう音を発すれば良いということを覚えてしまいます。

インコは言葉を人間と同じように解釈しているわけではありませんが、言葉が使われる状況は確実に理解します。

言葉の意味がわからないのに喋るのかと考えると、何だか味気ない気がしてしまうのですが、言葉に意味はなくても、音を使ったコミュニケーションをしていると考えることはできます。

インコのコミュニケーションの手段は声です。

野生では鳥同士、相手の声を真似ることで、相手に応えているのです。

それは意味もなくただ繰り返しているのではなく、相手の挨拶に対して、ごく自然に返事をしているような感じでしょう。

かごの中で暮らしているような環境では、インコにとって仲間といえるのは人間しかいません。

そこで人間の言葉をしゃべる必要が出てくるのです。

ただのオウム返しではなく、モノマネの能力を使って、飼い主といっしょにいたいという気持ちを伝えようとしています。

インコの知能の可能性は未知数

インコは知能が高い鳥ですから、飼い主のこともよく理解します。

寂しいときに、慰めてくれたということを語る飼い主さんもいます。

インコはただのペットではなく、一緒に暮らすコンパニオンアニマルだということですね。

心を通わせることができます。

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