犬が足を引きずる時の理由。関節炎やケガが原因かも

最終更新日:2016年1月20日

犬が足を引きずる仕草を見せるととっても心配になりますよね。

今回は、そういった時に考えられる理由をご紹介します。


1.関節炎

犬が高齢にさしかかってくると、どの犬種にもよく見られる病気ですが、特に中型~大型犬にはよく見られます。

関節炎とは関節内の軟骨が激しい運動、外傷、遺伝等何らかの原因で支障が生じてしまい、関節の動きが滑らかではなくなることにより炎症が起きて、慢性的な痛みを伴ってしまう症状です。

一般的な犬の関節炎の症状は

・足を引きずって歩く、歩き方がおかしい
・今まで登れていた階段などの段差を登れ無い
・散歩中にすぐペースが遅くなる
・関節の腫れ、形の異常
・関節が硬くなっている、などが見られます。

うちの犬も関節炎かも?と思ったら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

更なる悪化を防ぐためにも、痛みを軽減する治療を施してあげる必要があるならば、早めにやってあげることで犬もだいぶ楽になれるでしょう。

飼い主さんとして関節炎の犬にしてあげられることは、肥満ならば関節への負担を軽くするために適切な体重に戻してあげるようにダイエットさせる、グルコサミン等関節炎の犬の為のサプリメントを与えてあげる、などがあります。


2.外傷

散歩中に犬の肉球の部分になんらかの外傷が起きた可能性もあります。

・小さなガラスの破片だったり、植物のささくれが刺さっている
・普段あまり散歩をさせていない犬は、肉球の皮膚が薄くなってしまっていて、突然固いアスファルトの上を長時間散歩させた為に皮膚にダメージが起きている
・夏場の熱い道路の上を歩いて火傷してしまった
・冬場に長く凍った地面を歩いてしもやけになった
など、肉球の傷を犬が舐めてばい菌が入ってしまうと治りが遅くなるので、上記のどの場合も適切に対処してあげましょう。

3.骨折・脱臼

激しく転んだ、車やベッドの上からジャンプして着地に失敗した、急な方向転換をした、といったようなことが起きた後から足を引きずるようでしたら、骨折または脱臼の可能性があります。

どちらの場合も病院で治療してもらいましょう。

脱臼の場合、軽度ならば麻酔なしではずれた関節を元に戻してもらいますが、かなり痛みを伴うような場合は犬が暴れて処置できないので、全身麻酔をかけて処置されることもあるようです。

また膝蓋骨脱臼といって、チワワやマルチーズ、トイプードルといった関節の細い小型犬に多く見られる、膝のお皿がずれてしまう脱臼があります。

膝蓋骨脱臼になると、足がつったようにケンケンして歩いたり、異常に内股・外股で歩いたりします。

軽度から重度まで様々な症状があり、軽度の場合勝手に治ってしまったりしますが、さらなる悪化を防ぐ為に診察してもらいましょう。

トリミングに出す時に時に後ろ足の内側やお腹の下の部分をカットする際に、激しく足を持ち上げられることによって起きてしまうこともあります。

また、一度でも膝蓋骨脱臼になったことのある犬は再発しやすいので、初めてのトリミングサロンに犬を預ける時には一言気をつけてもらうように伝えることをオススメします。


4.捻挫・肉離れ

足が腫れあがっている、熱を持っている、毛で見えにくいけれど皮膚が赤くなっていて足をひきずっていたり、左右対象に歩いていない場合は捻挫もしくは肉離れの可能性があります。

双方とも軽度の場合、ケージに入れるなどして安静にして数日間動かないでいることがとても大切です。

さらに、暴れないようならばそっと患部を冷やしてあげたり、固定してあげたりすれば数日で治ります。

それでも治らないようならば、捻挫・肉離れした際に骨折など違う問題も起きてしまった可能性があるので、動物病院でレントゲンを撮ってもらうなどして診察してもらいましょう。

5.レッグ・ぺステル病

レッグ・ぺステル病とは、あまり聞き慣れない病名ではないでしょうか。

これは遺伝性とも言われていますが、原因不明の骨の病気です。

ほとんどの場合、足のどちらか一方に症状が現れ、後ろ足の血液の流れが悪くなり、痺れたようになる、痛みを伴う病気です。

生後1年以内のトイプードル、ミニチュアピンシャー、ウェスト・ハイランド・ホワイトテリアなどの小型犬に多く見られます。

レッグ・ぺステル病のし症状には、足を引きずる・ケンケンで歩く・抱きかかえた時に痛がるなどが挙げられます。

治療をせずに長期間放っておくと、最悪のケースでは症状の出ている足が不自由になってしまうこともあるので、早期発見・早めの治療をしてもらいましょう。

犬が足を引きずる原因を見つけよう

犬は人間の赤ちゃんと同じで、痛みやつらい不快感を言葉で伝えることができません。

飼い主さんが普段から散歩の際に犬の歩き方やクセを見ておいて、定期的にチェックしてあげることで、早くなんらかの異常に気がついてあげることができます。

足は犬にとってとっても大切な体の一部、健康に長生きしてもらうためにも大切にケアしてあげてください。

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