フェレットと犬、どちらも可愛くて、みんなで一緒に過ごすことができれば素敵ですよね。
フェレット同士や犬同士も可愛いですが、異種同士が仲良くしている様子は見ているだけで和んでしまいます。
ですが、やっぱり違う種族ですし体の大きさも違うので心配もありますよね。
どこに気をつければフェレットと犬をうまく共存させられるのかご紹介します。
フェレットと犬の相性を見る
まず、これが一番大事です。
どんなに良い子同士でも、相性が合わなければ一緒に飼うことは難しいです。
相性が悪いとケンカをして怪我をしてしまうこともあります。
お迎えしてから相性が悪いことに気付いて、フェレットのストレスが溜まってしまう、犬のストレスが溜まってしまう、どちらもストレスが溜まってしまう…ということになると可哀想ですし、飼い主も悲しいですよね。
そうなってしまったときのために、フェレットと犬を別々の部屋で飼える環境であることが第一です。
離れたところで生活させて、飼い主のいるときに少しずつ慣れさせるようにすれば関係も改善していくかもしれません。
フェレットが先住の場合は温和な犬を飼う
フェレットが先住の場合は、犬は温和な性格の子を選びましょう。
穏やかな性格の子なら、フェレットとともすぐに仲良くなれる可能性が高いです。
反対に、気性が荒かったり、攻撃的な犬種だったりすると体の小さいフェレットが危険です。
ですが、大人しすぎる犬もあまり相性は良くありません。
また、帰宅時にはケージから出すのはフェレットが先、ごはんもフェレットが先、遊ぶのもフェレットが先…というように、先輩であるフェレットを優先してあげましょう。
頭の良い犬ですから、自分より順位が上のフェレットを立ててくれるはずです。
犬が先住の場合はフェレットが攻撃されないかを注意する
フェレットを見たことがないという犬がほとんどです。
ですので、フェレットを見て犬が怯えてしまうこともあります。
フェレットは好奇心旺盛なので、犬を初めて見ても怯える子は少なく、同居がうまくいくと、犬よりもフェレットの方が強いことが多いです。
また、犬は独占欲が強く、新しく来た子を快く迎えてくれないこともあるので注意してください。
しつけがうまくいっていなかったり、気性が荒く攻撃的な犬な場合は、フェレットをお迎えするのはかなり危険です。
フェレットをお迎えした場合には、先住の犬を優先して可愛がって、寂しがらせたり嫉妬させたりしないようにしてあげましょう。
飼い主の愛情が伝われば、後から来たフェレットにも優しく接して仲良くしてくれるはずです。
フェレットと犬を少しずつ慣らす
フェレットが先住で犬をお迎えした場合も、犬が先住でフェレットをお迎えした場合も、しばらくは別々のケージで、できれば最初は違う部屋、同じ部屋の遠い場所…というように少しずつ慣れさせてあげてください。
急に自分の生活環境に知らない子が入ってきたらびっくりしてしまいますよね。
お迎えした時点で相性が良くて仲良しになってくれそうでも、しばらくは飼い主の目の行き届く範囲で一緒に遊ばせるようにしましょう。
同じケージのなかで飼うのはやめてくださいね。
まずは先住の方を優しく接してあげる
先住の子を優先してあげてください。
後から来た子を可愛がってばかりいると、嫉妬したり後から来た子に対して攻撃的になります。
後から来た子も先住の子を下に見るようになってしまいますので気をつけてください。
フェレットを先に飼っていた方が、比較的仲良くなりやすい傾向にあります。
メンタルケアは、犬の方を少しだけ優先してあげてください。
とても敏感で忠実な犬ですから、我慢させたり嫉妬させたりしないように、犬の性格をよく読み取り、愛情を伝えましょう。
生活環境については、フェレットを優先してください。
犬はある程度人間の生活に合わせられますが、フェレットにはそれが難しいです。
室内の温度や危険物など、弱い子のほうに合わせてあげてくださいね。
フェレットと犬の両方に愛情を与える
当たり前のことですが、フェレットも犬も大事な家族です。
ペットには飼い主しかいません。
片方の子が可愛くなってしまって、片方の子を寂しがらせたり、ストレスを与えたりしないように平等に愛してあげてください。
優先するのと贔屓するのは違います。
後から来た子は飼い主にとっても新鮮で、赤ちゃんからお迎えしたのであれば手がかかることも多いと思います。
しつけもまだで、その上飼うことに慣れていないと思うので、とても大変だと思います。
ですが、先住の子にかける時間が少なくなって、自分に飽きてしまったと感じられてしまってはいけません。
また、先住の子に気を遣うことは大事ですが、後から来た子にも愛情をたっぷり注いでたくさん遊んで、どちらも同じように愛していることを伝えてあげてくださいね。
フェレットと犬を一緒に迎えよう
気ままなフェレットと忠実な犬、どちらも魅力的でみんな仲良く過ごせるなら幸せですよね。
ですが、ただ可愛いから、欲しいからと深く考えずにお迎えしてしまうと、みんなが不幸になってしまうかもしれません。
ですので、それぞれの性格や生活環境、もしも合わなかった場合でも自分がちゃんとお世話ができるのかまで考えて、一緒に飼うようにしましょう。