犬が散歩中に人や他の犬に吠えかかる理由

最終更新日:2017年7月14日

犬が散歩中に人や他の犬に会うと吠えかかって困ったことはありませんか?

この時犬は何を考えているのでしょうか?

散歩中に人や他の犬に吠えかかる犬の心理や、飼い主がどうすれば良いのかをご紹介します。

1.犬が吠える理由

犬が吠える理由はいろいろありますが、次のような理由が中心です。

恐怖心から.自分よりも強そうな相手や未知の相手に恐怖心を抱いて吠えます。

警戒心から.犬は縄張り意識があるので、そこに入ろうとするものがいたり、自分の所有物が脅かされると警戒して吠えます。

興奮から.飼い主が家に帰ってきたときに嬉しくて吠えたり、遊びに熱中して吠えたりします。

要求吠え.かまってもらいたかったり、何かをして欲しいときに吠えます。

ストレス吠え.散歩が足りない、愛情不足などでストレスが溜まっていると吠えます。

その他、体の痛みや不調、自己アピール、認知症などが理由で吠えることもあります。

以上の分類から考えて、犬が散歩中に人や他の犬に向かって吠える理由は次の3つです。

1.人や他の犬に対して恐怖を感じている(恐怖心から)

2.飼い主を守ろうとしている(警戒心から)

3.他の犬と会って興奮している(興奮から)

この3つの理由について、犬の心理をさらに詳しくご紹介します。

2.人や他の犬に対して恐怖を感じている

散歩中に会った人や犬に対して犬が恐怖を感じて吠えるというのは、飼い主との主従関係がうまく築けていない証拠です。

この場合犬は、飼い主より自分の方が上位にいてリーダーであると思っています。

見知らぬ敵に襲われても飼い主は守ってくれないと思っているので、恐怖を感じるのです。

つまり飼い主は犬に頼りない存在だと思われているのです。

もし飼い主がしっかりしていて犬から信頼をおかれていれば、犬は「飼い主と一緒にいれば何も怖くない」と思って、もっとリラックスするはずです。

3.飼い主を守ろうとしている

飼い主を守ろうとして吠えるというのはいかにも健気な忠犬のようですが、これも飼い主との主従関係が逆転している証拠です。

犬は自分がリーダーだと思っていて、それより下の飼い主を守ろうとしています。

飼い主は自分より下の仲間で、自分の縄張りに属するもので、自分が守らなければならないと思っているので人や犬に吠えかかるのです。

4.他の犬と会って興奮している

犬が公園などで他の犬と会って、恐怖心や警戒心を抱いているのでなくても吠えかかるというのは、同じ犬の仲間に会って興奮しています。

犬は内心友達になりたいけれど、コミュニケーションの方法がわからず、やたらと吠えてしまいます。

このようになる犬は、他の犬と接する機会が少なくて社交性が養われていません。

犬同士のコミュニケーションの方法を経験を積んで学んでいく必要があります。

5.改善すべき問題点

犬が散歩中に人や他の犬に吠えかかる理由は3つありますが、改善すべき点は次の2点です。

1.犬と飼い主の主従関係を見直す

2.他の犬と接触させて社交性を養わせる

この中で「犬と飼い主の主従関係を見直す」という点に関しては、根本的な解決方法と、暫定的な解決方法とがあります。

根本的な解決方法は「リーダーは飼い主であって犬ではない」と犬にはっきり理解させることです。

暫定的な解決方法は、とりあえずその場だけでも犬の恐怖心や警戒心をそらして、相手に対して吠えないようにする方法です。

具体的な方法について、以下にご紹介します。

6.リーダーは飼い主であると犬に理解させる根本的な解決方法

「犬に散歩されている」という状態ではいけません。

例えば散歩のコースは犬に決めさせないようにして、必ず飼い主が決めましょう。

散歩中は犬を先に歩かせず、飼い主が先導しましょう。

散歩の時間は不定にして「飼い主が散歩をすると決めたから散歩に行けるのだ」と犬に思わせるようにして主従関係をわからせましょう。

子供だけで散歩に行かせたり、スマホを見ながら散歩などはいけません。

散歩以外のしつけでも、犬を甘やかさないようにしましょう。

逆転している主従関係を立て直して、飼い主がリーダーシップを取り戻すことが大切です。

犬が飼い主をしっかりしたリーダーであると認めて、いっしょにいればいつでも安心していられると思うようになると、散歩中に吠えなくなるでしょう。

7.とりあえず吠えないようにする暫定的な解決方法

リーダーシップの再構築が大きな課題ですが、一朝一夕にできるものではありません。

とりあえず散歩中に犬が人や他の犬に吠えないようにする方法をご紹介します。

まず前から人や他の犬が来たら、横にそれて大きく円を描いて離れてすれ違いましょう。

犬の世界では正面から向かってくると攻撃の意志を表しますが、横にそれると敵意がないことを表します。

このようにすれば相手と正面から対面して吠えるのを防ぐことができます。

また犬が吠える前にお手、お座り、アイコンタクトなどの指示を出すのも効果的な方法です。

犬がそちらに気を取られているうちに相手は通り過ぎて行くでしょう。

8.犬に社交性を持たせる

他の犬と会って興奮する犬は、他の犬と会う機会を増やして慣れさせることが大切です。

できるだけ公園やドッグランに連れて行って、他の犬と接触させて、犬同士のコミュニケーションを学ばせましょう。

また飼い主以外の人間とも積極的に会わせて、人間に慣れされることも大切です。

犬が散歩中に人や他の犬に吠えてしまう原因を知ろう

散歩中に人や他の犬に吠えかかる犬は、恐怖心、警戒心から吠えていて、根本的な原因は飼い主をリーダーと認めていないことです。

また他の犬とのコミュニケーション手段がわからず興奮して吠える犬もいます。

散歩中に吠えないようにするには、飼い主をリーダーだと理解させて、他の犬や人に会わせて社交性を持たせることが必要です。

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