柴犬は小さくて賢い犬ですが、案外1匹でいても大丈夫なくらい勇敢な犬です。
なかなか飼い主に甘えなかったりするのも柴犬の特長ですが、とても飼い主には忠実な犬でもあります。
そんな柴犬がなつかない時の対処法をご紹介します。
褒めてあげる
犬とのコミュニケーションが多くなると、だんだんと飼い主に忠実になってきてなつくようになります。
コミュニケーションをとるには、よく柴犬の事を褒めてあげましょう。
犬は自分がとった行動で飼い主がどういう反応をするのかを見ていますし、それが自分にとって嬉しくもあります。
褒めることで柴犬も嬉しく思いますし、だんだんと飼い主とのコミュニケーションがとれるようになってきます。
どんな些細な事でも褒めてあげることで、犬は飼い主と一緒にいることが楽しいと思えるのです。
楽しい相手といるのはとても嬉しいので、だんだんとなついてくるようになります。
エサを手からあげる
普段エサを手からあげている時には、犬は飼い主からエサをもらっているという感覚ではなく、エサを運んできてくれる人くらいにしか思っていません。
それでもエサを運んできてくれる人がいると、エサを食べることができるので、早くエサをくれという態度に犬はなるでしょう。
その姿を飼い主が自分になついていると思っていることもありますが、実際には犬はそこまでなついている訳ではありません。
犬はエサをくれる人にはなつきますから、しつけをする時にはエサを使ってしつけをします。
エサがほしいから言うことを聞くのであって、それだけ犬はエサをくれる人の事を好きになります。
なつかせるには、エサをこの人からもらっているという感覚を柴犬に持ってもらうことです。
それには飼い主が直接手でエサをあげることが必要です。
それにより、飼い主がエサをくれる人だという事を認識します。
エサをくれる人にはとってもなつきやすいので、手から直接柴犬におやつやエサをあげてください。
犬よりも上位者になる
犬社会では上下関係がものすごく厳しいです。
飼っている柴犬も当然自分よりもこの人は上か下かを判断していますし、それによって態度がかわります。
飼い主だからといって上位者だとは限らないのが犬社会のルールです。
飼い主でエサをあげていても、エサを運んできてくれる下の人としか見ていないかもしれません。
柴犬に飼い主が上位者だと認識させるには、しっかりとしつけをすることが大切です。
エサをあげる時には待てやお座りをさせますが、あれも飼い主が上位者だということを認識させる為にはとても有効な方法です。
飼い主の言う事を聞かなければエサがもらえないので、犬は自然と飼い主が上位者だと認識するようになっていきます。
柴犬が自分よりも上の人に対してはとってもなつくようになるので、柴犬に対してしっかりと上下関係をはっきりさせるようにしつけをしましょう。
よく話しかけてあげる
犬に話しかけるのはコミュニケーションをとる時にはとても大切で、特に犬の目線に立って話しかけると効果があります。
柴犬は体もそれ程大きくはないですから、飼い主はみんな自分よりも大きな怖い存在です。
目線の高さを同じにして話しかけることで、今までとっても大きな存在だった飼い主が、小さく思えるので今までよりも恐怖心が薄まります。
そして話しかけてコミュニケーションをたくさんとることで、柴犬も警戒することなくだんだんとなついていくようになります。
柴犬はとても賢くて勇敢な犬なので、まずは警戒心をほぐすようにしてから、たくさん話しかけてコミュニケーションをとりましょう。
散歩をたくさんする
犬にとっては飼い主との散歩の時間はとっても楽しいものです。
エサをくれる飼い主同様に、散歩をしてくれる飼い主にはとってもなつきやすいものです。
自分が楽しいと思っている散歩に連れて行ってくれる飼い主には、なついてたくさん連れて行ってもらいたいと思うのでしょう。
散歩中でも犬とはコミュニケーションをとれますし、飼い主の歩くスピードに柴犬が合わせるので、自然と柴犬が飼い主のことを気にするようになります。
早すぎればヒモを引っ張られるので、飼い主のスピードに合わせる為によく飼い主の顔を見るようになります。
だんだんと柴犬の中で飼い主に合わせることが当たり前だと思い、いつしかなついてくるようになるでしょう。
散歩は柴犬にとっても楽しい時間ですし、一緒にコミュニケーションをとるにはとても良い時間になります。
柴犬になついてもらおう
柴犬は勇敢で賢い犬ですし、一度飼い主になついたらとても従順な犬で可愛らしいです。
なつかない時には犬社会にルールに従い、上下関係などをはっきりさせると良いでしょう。
またエサをあげたり、散歩に行くことでも柴犬とコミュニケーションがたくさんとれるので、ゆっくりと柴犬との絆を深めていくと、柴犬がなついてくれるようになります。