犬のフケが気になってきたら何かのサインかもしれません。
フケが出る原因としてもいろいろ考えられますから、ただ単にフケを取り除けば良いという訳ではなく、原因を解決しなければまたフケが出てしまいます。
犬のフケの対策として有効なものは一体どんな方法なのでしょうか。
シャンプーをしっかりしてあげる
犬のフケの原因としては、色々な原因が考えられます。
人間でもフケが出てしまう人もいますが、その原因も千差万別です。
犬の場合も同じで原因は色々ありますが、まずはしっかりと洗ってあげてフケを取り除いてあげることが大切です。
フケがあると不衛生になりがちですから、しっかりと洗い落としてあげましょう。
市販のシャンプーでフケ対策用のものがあるので、それを使用すればフケを綺麗に落とすことができるはずです。
ここで注意をしてもらいたいのが、シャンプーをする頻度をあまり短くしてはいけないということです。
犬は人間とは違って、シャンプーをあまりやりすぎても犬にとってはマイナスな面が多いです。
できれば間隔を空けて、少なくとも月に2回までには抑えて洗ってあげる方が良いでしょう。
アレルギーが原因のフケ
犬にもアレルギーがあり、それによってフケが出てしまうケースもあります。
アレルギーを引き起こす原因としてアレルゲンという物質がありますが、犬ぬよって何がアレルギーになるかは千差万別です。
身近な物が多いことは間違いなく、花粉、カビ、ほこり、ダニ、タバコの煙、食べ物など様々です。
常に何かには触れているくらい身近なものなので、体内には蓄積されるものです。
アレルギーの症状が出ると皮膚が痒くなるので、常に掻いていたり舐めていたりします。
掻けばそこの皮膚がダメージを受けるので、更に皮膚がただれたりするダメージを負ってしまうでしょう。
犬にはそれぞれアレルギーになる物質が違うので、その場所に行ったり、季節によってアレルギーになったりするので、特定は難しくなります。
そういった症状が出た時には、病院に行って相談する方が無難でしょう。
お風呂の後はしっかりと拭いてあげる
人間でも犬でも常に新陳代謝をして、新しい細胞が生まれています。
古い角質や皮膚は知らぬ間に剥がれ落ちていき、新しい細胞が活性化することで生きていくことができます。
犬の古い角質も剥がれ落ちますが、人間とは違って毎日風呂には入りませんし、体を覆っている体毛に絡み付いていることがあります。
そういった古い角質がいずれフケとなり、痒みを帯びてくることもあります。
本来ならば新陳代謝は健康な証ですし、そこまでフケが目立つこともありません。
シャンプーをすればキレイな体に保つことができますが、そのシャンプーのしすぎもよくないですし、すすぎ残しがフケの原因となってしまうこともあります。
更には洗い終わった後に、犬が勝手にブルブルするから放置しておくことでもフケの原因ともなるので、しっかりと体をタオルで拭いてあげることが大切です。
ストレスによるフケ
ストレスといっても人間と同じように、その犬によっていろいろあります。
何がその犬にとってストレスなのかはわかりませんし、ストレスはこれと言った原因が分らないことがほとんどです。
少なからず何らかのストレスは誰でもどんな犬で感じているので、そのストレスの原因となりそうなことを探っていくことが大切です。
例えば最近散歩に行く回数が減った場合や、食事が不定期になった場合にストレスが溜まっていきます。
ストレスを感じると、自分でも分からない体の変化が起こる可能性があります。
脂漏症や甲状腺機能低下など、皮膚から脂分が出たり、ホルモン分泌が少なくなって脱毛をしたりすることが原因で、フケとなって体の症状として出る場合があります。
ストレスを無くすことは難しいですが、毎日の生活リズムを一定にして、規則正しい生活を送れるようにすることが大切です。
ダニが原因のフケ
犬をダニなどから守ってあげるのはとても重要で、飼い主としてしっかりケアをしてあげてください。
ツメダニ症という犬や猫によく感染する病気で、ツメダニ症にかかっている犬に接触することで感染してしまいます。
ツメダニは一見フケの様に見えるので勘違いしやすいですが、痒みなどの症状も似ていることから見逃しやすいです。
ヒゼンダニと呼ばれるダニもいますが、感染経路はやはり犬同士が接触することなので、できるだけ近づけないことが大切です。
どちらも痒みを伴う症状なので、犬がいつもより体を掻いている回数が多くなったら疑ってみることが大切です。
対処法としては殺虫剤を用いたり、抗生物質を使ったりするので、できるだけおかしいと思ったら早く病院に行くことをお勧めします。
どちらのダニも人間にも感染するので、犬だけではなく部屋の中なども常にキレイにしておくように心掛けましょう。
犬のフケを未然に防ごう
犬のフケを予防には、常にキレイな状態に保っておくことが大切です。
また犬の状態をよく見ておいて、いつもより体を掻いている回数が多いと思ったら、フケの状態や皮膚の状態をチェックしましょう。
少しでもおかしいと思ったら病院に行くことをオススメしますし、一番大切なのはそのまま放置をしないということです。