遠い遠い昔から、いつも人間の側に寄り添ってくれる犬たち。
犬を飼っている人も飼っていない人も、彼らの忠誠心に胸を打たれる方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな犬にまつわる海外の名言についてご紹介します。
顔を舐めてくれる子犬に匹敵する精神科医はいない
これはイギリスの精神科医のベン・ウィリアムさんの言葉です。
人生、楽しいことばかりではありません。
人間誰しもどうしようもないほど落ち込むときってありますよね。
そんなとき、心が病にかかってしまい、精神科へ赴く方もいらっしゃるかもしれません。
優しい先生のカウンセリング、傷ついた辛い気持ちを少しだけ和らげるお薬、心をリラックスさせるための空間。
どれも傷ついた心にはきっと効果的でしょう。
しかし、ベン・ウィリアムさんはそういったこと全て、ただそっと寄り添って顔を舐めてくれる子犬には敵わないと言っています。
確かに、あの愛くるしい顔で優しく頬を舐めてもらえたら、辛い気持ちもどこかへ行ってしまうかもしれません。
実際の精神科医の先生が言っているというところも説得力があります。
犬は人生の全てではない。しかし、人生を完全なものにする
これはアメリカの写真家であるロジャー・A・カラスさんの言葉です。
犬たちは、私たち人間が普通に暮らしているだけでは気づけない景色や感情を教えてくれます。
仕事でクタクタになって帰宅したとき、嬉しそうに玄関まで出迎えてくれる愛犬の姿を見て芽生える愛しいという気持ち。
逆に、出迎えてくれなかったときには、ちょっとばかり寂しい気持ちになるでしょう。
どこにいるのかうろうろと室内を探し回ったあと、ようやく見つけたときのあの喜び。
それから、早朝、愛犬とのんびりと歩く散歩コースの景色。
普段であればあまり歩かない場所も、愛犬となら楽しくて足が赴くかもしれません。
犬たちは確かに人生の全てではありません。
しかし、私たちの人生をより一層鮮やかに、豊かにしてくれます。
そういったところをロジャー・A・カラスさんは強く感じられたのかもしれません。
どんなに貧乏でも、何も持っていなくても、一匹の犬がそばにいてくれるだけで、心は豊かになれる
これは作家であるルイ・サビンさんの言葉です。
本当にその通りですね。
果たして人間が命を全うするまでに、心から愛し信頼できる人に一体どれくらい出会えるでしょうか。
犬は無条件に主人のことを心の底から愛し、信頼し、忠誠を誓います。
その無償の愛に私たちはとても心を温められ、救われます。
お金がなくても、何もなくても、そのひたむきな愛に安らぎを覚えざるを得ません。
私たち人間は、そんな犬たちからの純粋な愛にどれだけ応えられているのでしょうか。
そんなことを考えながら、私たちは今日も愛犬たちを抱きしめるのですね。
犬は本当に最高に素晴らしい生き物だと思う。彼らは無条件の愛を与えてくれる。自分にとって、犬たちは人生のお手本だ
これはアメリカのコメディアンであるギルダ・ラドナーさんの言葉です。
テレビの向こう側からお茶の間に笑いと幸せを届けるコメディアンという職業であるからこその言葉ですね。
犬は私たちが愛した分だけ、いやそれ以上の愛を必ず返してくれます。
無条件の愛を与えてくれて、愛するという大切さにも気付かせてくれます。
そんな生き物も数少ないのではないでしょうか。
また、私たちはときに、慌ただしい毎日に埋もれて、誰かを思いやる気持ち、誰かを愛し癒される大切さを忘れてしまうことがあります。
そんなときにも犬たちは全身全霊を傾けて私たちに忘れかけていたものを思い出させてくれます。
犬は常に私たちに愛を与えてくれる。
まさしく人生のお手本です。
幸せというのは、温かい子犬のことだ
これは皆さんご存知、スヌーピーの生みの親であるアメリカの漫画家のチャールズ・シュルツさんの言葉です。
確かに、この言葉の通り子犬って見ているだけで温かい気持ちになりますよね。
不慣れながらもよちよちと一生懸命歩く姿、お腹が空いて我を忘れてエサを食べている姿、ひとりぼっちが寂しくてくんくんと鳴きながら主人を探す姿。
どこをとっても本当に愛らしくて、例えどんなに辛い気持ちであっても、ほんのりと暖かい炎が胸の中に灯るような感覚があります。
それと同時に何としてでもこの子を守らなければ、幸せにしてあげなければ、という強い使命感にも駆られます。
子犬を抱いたときのあの温かい体温には、まさしく幸せを感じずに入られません。
犬にまつわる海外の名言を知ろう
改めてひとつひとつを詳しく見ていくと、どの名言も犬たちに対する深い愛情と尊敬の念を強く感じます。
これほどまでに強い忠誠心を抱いてくれて、私たち人間に真摯に寄り添い、深い愛情を与えてくれる動物も珍しいでしょう。
だからこそ、私たち人間と犬たちは遥か昔から人生の良きパートナーとして、寄り添いながら歴史を刻んできたのかもしれませんね。