犬のノミ対策4つ。犬を清潔にしてノミやダニ対策をしよう

室内で飼っている犬も、外で飼っている犬も関係なく散歩に行くだけでついてしまう可能性のある「ノミ」。

ノミはペットである犬の血液を吸って犬に代々寄生することによって、駆除をしないと犬の寿命がくるまでずっと寄生し続けます。

このノミは犬の皮膚炎などの原因になってしまうので、ぜひ常にノミ対策をしておきたいものです。

そこで、今回は犬にできるノミ対策をご紹介します。

犬を清潔に保つ

ノミはお散歩をする道どこにでもいるものです。

そのため、どんなに対策をしていても、お散歩をしたりお出かけをしたりするときについてきてしまう可能性があります。

ノミの卵は動物の身体につくのではなく、動物の近くのカーペットやクッションなどに落ちて、その中でハウスダストを食べて大きくなり、さなぎになって成虫になります。

ですので、犬が普段過ごしている周りを清潔にしておくとノミの繁殖を防ぐことができるのです。

室内飼い、外飼いどちらともノミ対策では、犬の周りを徹底的に清潔にしてあげると良いでしょう。

まずは、犬が普段よく寝床に使っている毛布やカーペット、犬小屋などをくまなく掃除します。

特に、カーペットなどの布製品は60度以上のお湯で10分以上洗うか、高温スチーマーなどで洗うと熱でノミを死滅させることができるため効果的です。

外では、コンクリートのひびやフローリングの隙間などをキレイにし、清潔に保ってあげましょう。

そうするだけでもノミが繁殖してしまうのを防げるので、普段のノミ対策としては十分でしょう。

ノミとりシャンプーを定期的にする

犬自体についてしまったノミは、ノミとりシャンプーで駆除をするという方法があります。

シャンプーをするとある程度の数のノミを駆除することができますが、ノミは動きが早く、洗いにくい犬の頭や耳についてしまって完全には取り切れないのがネックです。

しかし、その効果は十分にあります。

ノミとりシャンプーはそれぞれの使用方法に従ってお使いください。

注意が必要なのは、シャンプーをしすぎてしまうことです。

シャンプーをしすぎてしまうと毛や皮脂の油がなくなって皮膚炎などの危険性が高まるので、清潔にといっても人間のように毎日シャンプーに入れるのはやめておきましょう。

また、犬のシャンプーをするときは必ずぬるま湯で洗ってあげましょう。

市販のノミ取り・ノミよけ剤を使う

ドラッグストアやペットショップなどに行くと、犬用のノミ除け首輪やノミ取り・除け剤が販売されています。

それらの首輪や薬剤は、動物病院で使われているものよりも効能が弱いですが、一応ノミを除ける作用はあり、犬の住んでいる環境や散歩コース・散歩時間などによってはそれらで十分な場合があります。

そのため、動物病院に行く時間がない場合のとっさの対処法として、こういった市販のものを使用してみると良いかもしれません。

場合によっては市販のものでノミの症状が落ち着く場合があるので、犬がかゆがらなくなったら、犬の周りを清潔に保ってあげるようにしましょう。

市販のものの値段は2,000円~と首輪であればお値段もそこまで高くないので、ノミが付く前に予防として着けてあげるのがオススメです。

動物病院に行く

動物病院では、市販では買うことのできない薬剤を処方してもらうことができます。

動物病院で処方されるノミ取りは確実にノミを駆除することができ、さらにはその成分が犬の皮膚に残って何か月もノミが犬の肌につくのを防いでくれるでしょう。

特にノミが大量に寄生してしまっている場合は、自分で処理をせずに動物病院に連れて行ってあげるのがオススメです。

というのも、ノミは駆除をする際にノミの卵が人間の衣類などについて、家の中に卵やノミの幼虫が広がってしまうことが考えられるからです。

さらには、ノミを人間が手でつぶすと人間に寄生することも…。

ノミを甘く見ていると飼い主にまで皮膚疾患が起きてしまうかもしれないので、早急で確実な対処が必要です。

そのため、定期的に動物病院に通うことによりノミが付くことを予防できるので、心配な方は犬の健康診断も含めて、ノミの多い時期は動物病院に行って処置をしてもらいましょう。

また、動物病院ではノミ予防についてアドバイスをもらうこともできるので、犬を飼い始めたら話を聞いておくようにしましょう。

犬のノミ対策を欠かさずにしよう

ノミの対策は毎日の掃除と、定期的な動物病院での処置のようです。

ノミの卵はノミがついている犬や他の動物が通る場所ならどこにでも落ちてしまっています。

そのため、犬を飼っている全ての飼い主さんがノミの対策をしておく必要があるでしょう。