目を離したすきに、犬がトイレシートを破ってしまう、噛んでしまう…一体なぜ?と悩んでしまう飼い主の方は少なくありません。

部屋も散らかってしまうし、何より犬が誤って食べてしまったら、と思うととても心配ですよね。

一体どうした防ぐことができるのでしょうか?

1.ストレスを取り除いてあげる

もしかすると、犬が飼い主のいうことを聞かずにしてはいけないことをするのは、ストレスが溜まっているからかもしれません。

しっかりご飯は決まった時間にあげていますか?お散歩には定期的に連れて行き、運動をさせてあげていますか?犬と向き合って一緒に遊ぶ時間は取れていますか?

犬にとって運動ができないことは特に大きなストレスとなります。

毎日散歩に連れていくことは難しくても、何日かに1回は外を歩かせてあげましょう。

ドックランなどに行って、思いっきり走らせてあげることもオススメです。

悪天候が続きどうしてもお散歩に行けない時などは、家の中でもおもちゃを使って遊んであげ、犬がストレスを感じないような工夫をしましょう。

もしかすると犬がトイレシートをかじってしまうのは、運動不足であったり、飼い主からの愛情不足を感じているからかもしれません。

一方的に叱るのではなく、犬の気持ちを考えてゆっくりと向き合うことで簡単に解決することもあります。

2.トイレシートよりも犬が興味を惹くものを用意する

トイレシートを噛んだり破ったりしてしまうのは、単純にそれが楽しいからかもしれません。

犬の活動範囲を見回して、犬が遊ぶことのできるおもちゃなどがどのくらいあるかチェックしてみましょう。

犬が自分で遊べるようなおもちゃがどこにもなければ、トイレシートで遊んでしまうのも無理がないかもしれません。

その場合、トイレシート遊びよりも犬の興味を惹くことができる、かじりやすいボールやおもちゃを取り入れて、犬の興味をずらすことがオススメです。

犬とコミュニケーションを取りながら、少しずつトイレシートで遊ぶことを忘れさせましょう。

3.トイレシートをかじれないような設置方法をとる

犬がトイレシートをかじるということは、トイレシートの端っこなど、どこか犬にとってかじりやすいポイントがある、ということです。

トイレシートを直接部屋に置いたりはしていませんか?衛生面の観点からも、トイレシートは必ず犬専用のトイレに取り付けるようにして使用しましょう。

表面が網状になっていて、トイレシートの四辺がフレームで囲まれているものがベストです。

表面からも端からもかじることのできないように固定してしまえば、犬も自ずと諦めるようになるはずです。

犬用トイレを使用する際は、頻繁に掃除するなど衛生面にも気をくばりましょう。

4.みつけたらすぐにしかる

もしも犬がトイレシートをかじっている現場を目撃したら、すぐに叱るようにしましょう。

犬をお留守番させた日に、飼い主が帰宅したらトイレシートがビリビリになっていた…こういった場合は、叱ってもほとんど効果がありません。

時間が経ってから叱っても、犬は何について怒られているのか理解できないためです。

ただストレスが溜まってしまったり、飼い主に対して反抗的な態度をとるようになってしまいます。

また、怒る際は、少し心が傷むかもしれませんが強く叱るようにしてください。

半端に注意するようでは、犬はかまってもらっている、遊んでもらっているのだと勘違いしてそれがいけないことだと理解できません。

トイレシートは胃や腸で消化できるものではないため、体内に入ってしまうと、最悪の場合回復手術が必要になってしまいます。

犬がトイレシートを食べて最悪の事態を招かないためにも、少し厳しく教育していくことが必要です。

5.トイレシートに嫌な味をつける

怒ってもどうしてもなかなか改善が見られない犬に対しては、トイレシートをかじるとよくないことが起こる」という体験をさせるほかありません。

最近では、犬の噛み癖を治すために、舐めると苦い味のするスプレー状の液体なども販売されています。

これをトイレシートに吹きかけておくことで、万が一犬がトイレシートをかじっても「おいしくない」「苦い」という負の体験をさせることができます。

このスプレーはトイレシートだけでなく、家具などかじってはいけないものをかじらせないようにするためにも使用できるので、噛み癖が気になる場合は、1つ持っていると重宝しますよ。

トイレシートへのいたずら対策をしよう

犬がトイレシートをかじってしまう理由はさまざまありますが、これは飼い主の工夫次第で解決できる場合がほとんどです。

成犬になってもトイレシート遊びをしてしまう…なんてことはないように、できるだけ早い段階で適切な対処法をとっていくことが重要です。

また、叱られることは犬にとっても大きなストレスとなります。

叱ったあとは一緒に遊んであげる、いつまでも失敗を引きづり怒り続けないなど、犬と上手にコミュニケーションをとりましょう。