犬にはたくさんの種類があり、珍しい犬などを海外から輸入して、飼いたいという人々もいます。

実際に犬を輸入することは可能です。

では犬を輸入するには、どのような方法があるのでしょうか。

ここで紹介していきます。

1.犬を輸入には2つの方法がある

愛犬家の方々の中には、いろいろな犬に興味を持つことがあります。

日本ではあまり見られない愛らしい犬を、海外から輸入したいと考えている方もいます。

また海外で血統の良い犬を輸入して、繁殖させたいという、ブリーダーの方もいます。

日本より海外の方が繁殖技術が高い、といわれているからです。

犬を個人で輸入することはできます。

この場合、自力で海外のブリーダーを探す方法と、代行業者を利用する方法があります。

海外でブリーダーを探す方法で犬を輸入する場合、手間がかかります。

輸入する国を選んで、ブリーダーを探さなければなりません。

また健康面で問題のある犬が届いてしまったという、トラブルも見られます。

一方で代行業者を利用する場合、このような手間やリスクが少なくて済みます。

そのため初めて犬を輸入される方には、オススメの方法です。

犬を輸入したい場合、その方法をしっかりと把握してから、選ぶようにしましょう。

2.犬の輸入国を選んで行う

海外でブリーダーを自ら探したい場合、まずは輸入する国を選ぶことから始めます。

その際狂犬病のない国、清浄国を選ぶ必要があります。

狂犬病とは、狂犬病ウイルスが原因となって発症する、人獣共通感染症の一つです。

この病気は感染した犬に、噛まれたことで起こります。

人から人へ感染することはありませんが、致死率の高い病気です。

日本では狂犬病予防法があり、年に1回、予防接種を受けなければなりません。

清浄国以外でも輸入は可能ですが、輸出国政府機関発行の証明書などが必要になります。

手間がさらにかかったり、リスクもあります。

そのため農林水産大臣が認めている狂犬病の清浄国や地域から、輸入した方が無難です。

農林水産省のホームページを検索すると、指定地域を確認することができます。

現在、アイスランドやオーストラリアなどが指定されていますが、変更になる可能性もあります。

事前にしっかりと確認しておきましょう。

3.インターネットなどで、海外のブリーダーを見つける

自ら海外でブリーダーを探したい場合、インターネットを活用すると便利です。

インターネットで検索したり、ペットの輸入に詳しい人に、相談にのってもらうと安心です。

希望している犬種のブリーダーが見つかったら、連絡を取りましょう。

でも場合によっては、様々な理由で、販売を拒否されることもあります。

また購入できたとしても、ブリーダーによっては、価格が高いといったケースもあります。

なかなかスムーズに購入できないこともあります。

前述したとおり、自ら海外でブリーダーを探す場合、リスクや手間がかかります。

時間がかかったとしても、信頼できるブリーダーを見つけて、輸入を行うようにしましょう。

4.手続きの流れにそって行う

海外でブリーダーが見つかり、購入が決まったら、輸入を行っていきます。

犬を輸入するには、事前にマイクロチップを埋め込んでおかなければなりません。

在住に関する様々な規定の確認を、行っておく必要もあります。

また空港や動物検疫所に、届出書を提出しなければなりません。

輸入の40日前までに必要なので、余裕を持って準備しましょう。

さらに輸出国政府機関発行の検査証明書を取得します。

ブリーダーに必要書類を送っておき、輸入の準備をします。

その後犬が輸出されたら、空港で犬を引き取ります。

犬が到着したら、事務所で書類を受け取り、動物検疫所に提出します。

その後検査を行い、通関手続きをして手数料を支払い、終了となります。

犬を輸入する時は、手続きの流れにそって、しっかりと行いましょう。

また自己責任において、犬を輸入することも大切です。

5.インターネットなどを活用して、犬を輸入する代行業者を利用する

犬を輸入するには、代行業者を利用することもできます。

代行業者を利用すると、スムーズに輸入が行えるというメリットがあります。

代行業者もインターネットで、調べることができます。

でも代行業者を利用するといっても、ペットショップで購入する場合とは違います。

そのため事前にトラブルがないように、しっかりと検討する必要性があります。

利用料金などは業者によって様々なので、よく確認しておきましょう。

利用する前に、質問や相談にのってもらうと安心です。

輸入実績例なども、確認しておくと良いでしょう。

様々な代行業者を調べて、納得した場所に依頼するようにしましょう。

犬を輸入する時は、方法などをしっかりと理解しておこう

犬を輸入する場合、自力で海外のブリーダーを探す方法と、代行業者を利用する方法があります。

自力で輸入する場合は、手間がかかったり、様々なリスクがあります。

代行業者を利用すると便利ですが、手順の流れにそって行えば、自力でも輸入は可能です。

犬を輸入したい時は方法や手順などを、事前にしっかりと理解しておきましょう。