散歩を必要としない犬種はいない。その理由とは

最終更新日:2017年6月11日

どうして犬はあんなに散歩が好きなのでしょうか。

夏のまだ暑い夕方も、冬の暗い寒い朝も、毎日毎日本当に嬉しそうに外を歩きますよね。

すべての犬にとって散歩とは非常に大切な日課であり、まったく散歩を必要としない犬はいません。

その理由についてご紹介します。

運動不足の解消のために必要

どんなに可愛くて小さな犬も、人間とは生活パターンの違う動物です。

現在のペットとして可愛がられる前の犬の生活というのは、もともと狩りの獲物を追っかけていたり、人間の仕事を手伝ったりしていました。

ですので、家の中にずっといれば必然的に運動不足になってしまいます。

運動不足は、単に運動量が足りないということだけではなく、いろいろな弊害を生みます。

まず第一に、運動不足によって肥満になりやすくなります。

人間と同じように、肥満は様々な病気のリスクとなりますし、ペット自身ではどうにもなりません。

犬の健康管理は、飼い主さんの大切な責任です。

また、元気よく走ったり、丈夫な骨や筋肉を作るのにも運動は必要になります。

こうした運動不足のもたらすデメリットは人と変わらないんですね。

社会性の欠如を招いてしまう

家庭で飼われている犬は、自由に歩き回ったりすることができません。

散歩に連れて行ってもらえず、家の中にいればそこが世界のすべてになってしまいます。

外でケガをしたり、変な病気にならないようにと「箱入り娘」として育てることもダメとは言えません。

しかし、他の犬や家族以外の人間を知らないことは、犬の社会性の成長を妨げることになります。

それによって実際にどういうことが起きるかというと、犬の警戒心が強くなります。

来客などに執拗に吠えてしまったり、場合によっては攻撃態勢を取ろうとしたりします。

犬はワクチンの接種やトリミングなど、飼い主以外の人との関わりも多くあります。

家の外に慣れ、しつけや振る舞いと学習する機会となる散歩を必要としているのです

ストレスが溜まる

大型の犬になると、朝晩一時間の散歩が必要と言われたりします。

しかし、それでもそれらの大型犬にとってはじゅうぶんな運動量とは言えません。

それでも散歩をするのには、気分転換や犬のストレス発散という目的もあります。

この犬の健康とストレスの関係を甘く見てはいけません。

ストレスが溜まるとイタズラをしたり、攻撃的な性格になる傾向があります。

無駄吠えをしたり、飼い主にとっても可愛い犬が悩みの種になってしまいます。

特に大型の犬は力も強く、吠える声も大きいので、とても悩ましい問題でしょう。

また、ストレスは犬の免疫力を低下させてしまい、寿命と大きな関係があると言われています。

犬と、犬と一緒に暮らす飼い主にとっても散歩はとても大切な意味があります。

庭で放し飼いにするには危険が伴う

戸建ての一軒家で庭のあるような家では、庭で犬を自由に動かせるようにすることもあると思います。

確かに良い運動にはなるのですが、そこには様々な危険があります。

いちばん心配なのはロスト、つまり家の外に出て行ってしまうことです。

運動をさせるためであれば、もちろんリードには繋がないと思います。

「どこからどう抜け出るか」「どのくらいの運動能力があるか」というは見た目で判断できません。

万が一、敷地の外に出て戻ってこなかったり、交通事故に遭ったりしたら悔やんでも悔やみきれませんよね。

他にも、庭などに生息する草や落ちているゴミを食べてしまう可能性もあります。

ビニールやタバコの吸殻などの誤飲はもちろん、身近にある植物も危険なものがあります。

チューリップやユリ、彼岸花などは、犬が食べてしまうと内臓の機能不全や神経障害を起こします。

安易な気持ちで放し飼いにして目を離すというのは、実はとても危険です。

屋内で運動させるだけでは不適切

小型犬なら家の中ではしゃいでいればじゅうぶんと思ったりしませんか?

実は、この行為にも多くの危険が潜んでいます。

一つは狭い家の中で走るのには、ケガをする危険性があります。

階段などでステップを踏み外してしまったり、何かにぶつかったりする可能性はもちろんです。

さらに、ぶつかった時に何かが倒れてきたり、落ちてきたものでケガをすることもあります。

そう考えると、やはり家の中ではしゃぎ回られるのも心配になりますよね。

もう一つ重要なのは、フローリングなどの床は犬の足腰にとって負担が大きいということです。

つるつる滑ったりする床に、カチカチと爪の音を立てながら走ったりする姿は心当たりがあると思います。

特に若い方や単身の方に人気のダックスフントなどは、足が短く胴が長いのが特徴です。

こういう体型の犬種はヘルニアなどになりやすいので、思い切り運動させるなら絶対に外にしましょう。

散歩は毎日同じ時間にする必要はない

いろいろな理由で犬が散歩を必要としている理由はおわかりいただけたと思います。

しかし、そうすると一人暮らしの人や忙しい人にとっては、「犬を飼うのは難しいかも…」と思ってしまうかもしれません。

最後は散歩に関するアドバイスです。

散歩は毎日してあげるのが理想的ですが、もちろん絶対というわけではありません。

また毎日同じ時間にする必要もなく、逆に習慣化せずに時間をずらしてあげたほうが良いです。

というのも、いつも同じ時間に散歩をしていると、その時間にできない時にストレスを感じるようになります。

時間も長さもバラバラで良いので、時間を見つけてお散歩に連れて行ってあげてください。

散歩コースもいくつか決めておいたり、気分や時間の余裕によって変えてあげるのもよいでしょう。

散歩を必要としない犬種はいない理由を知ろう

あまりはしゃいでもらっても困りますが、散歩ではしゃぐ犬の姿というのは妙に板についています。

ほとんどの犬は、ケガや病気などよっぽどのことがない限り散歩が大好きです。

ハーネスとお散歩バッグを手に取ると「鳴いて喜ぶ」ほど、積極的に散歩に行きたがるのは、やっぱりそれが必要だからなのでしょう。

紹介したように、散歩をすることで犬にも飼い主にとっても大きなメリットがあるので、面倒くさがらず、気楽な気分で取り組んでみましょう。

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