犬のストレスとなること4つ。飼い主がやりがちな犬のストレスになること

犬にとっても、ストレスは病気の原因になってしまうもの。

あまりにも大きなストレスが加わってしまうと、攻撃的になったりすることも…。

人間が良かれと思ってしていても、実は犬にとっては「ストレス」になってしまっていることがあるかもしれません。

そこで今回は、人間がついやってしまいがちな、犬のストレスになってしまうことをご紹介します。

スキンシップをとりすぎる

犬は猫とは違って飼い主とスキンシップをとるのが大好きなイメージがありますよね。

確かに、犬は飼い主さんに構ってもらうのが大好きです。

とはいっても犬も疲れたり、眠ったりする時間は必要です。

さらには、犬は散歩以外の時間にゆっくりと休んでいたり眠っていたりすることがほとんどで、特に子犬や高齢犬では一日のほとんどを眠って過ごします。

そのため、犬がゆっくりしているときに抱っこしたり話しかけたりしてしまうと、犬が眠たいのに眠れなかったり休みたいのに休めなかったりしてストレスが溜まってしまいます。

飼い主さんは犬がスキンシップが大好きだと思って犬に構っているかもしれませんが、時と場合を見極めないと犬はストレスを抱えながらも、疲れていても飼い主さんを喜ばせようと遊んでしまうのです。

ですから、犬が遊びたい・抱っこされたいと寄り添って来ていないときに無理やりかまうのは避けましょう。

エサやおやつをあげすぎる

犬は食べることが大好きで、おやつやエサもあげればあげるだけ食べてしまいますが、食べ物の与えすぎもストレスにつながってしまうことがあります。

おやつやエサを決まった量以上に食べ過ぎてしまうと、胃もたれがしたり吐き気や腹痛などに襲われたりしてストレスを感じてしまいます。

犬はエサやおやつをほぼ無限に欲しがりますし、喜ぶ顔が見たくてたくさん与えてしまいがちです。

しかし、おやつの与えすぎは健康被害が起きてしまう可能性もありますし、エサの与えすぎは太ってしまったりお腹を壊してしまったりして、結果としてストレスを与えてしまうので気を付けましょう。

エサはもちろんのこと、おやつは与えていい量が決まっているので、犬に合わせた量をしっかりと把握したうえで、楽しんでおいしく犬が食べれるようにしてあげましょう。

家から他の犬が見える

お家で飼っている犬は外に自由に出ることができないので、窓辺やバルコニーから外の風を感じることができるとストレスがなくなるだろうと思っている方も多いかと思いますが、家の近くを他の犬などが散歩コースで使っている場合、犬にとってストレスになってしまっている可能性があります。

というもの、犬というのはとても鼻が良く、他の犬のにおいに敏感です。

さらには縄張り意識などもあって、自宅の近くに他の犬を感じてしまうと不安に感じたり警戒をしたりして心が休まらないでしょう。

犬によっては怖がりで、家ですら心が休まらなくなってしまうこともあるのです。

そのサインとして、犬が外を見て吠えたり唸ったりしているようなら「ストレス」を感じている可能性があります。

一見、外が好きそうな犬でも、外を見ることや外を感じることで逆にストレスを感じてしまうことこともあるのです。

犬の場所がない

犬も人間の暮らしに慣れてきて家族の一員として迎える家庭が多く、犬と寝るのも同じベッドで眠るという人も多いのではないでしょうか。

そういった場合「犬だけの居場所」が無くなってしまっていることがあります。

昔でいう犬小屋やケージなどがなく、人間と同じ空間で過ごすということは、大好きな飼い主さんと一緒にいれますが、自分だけの心の休まる場所がないと不安に感じてしまいます。

犬は自分が掘った穴の中で眠る習性があり、と同時に狭いところで眠る習性があるので、狭い空間があると落ち着いて眠りやすいです。

人間のベッドだと犬には少し広すぎると言っても良いでしょう。

広いベッドの上で開けた場所だと犬は様々な音や光に警戒し、安心できずにストレスを感じてしまいます。

犬を家族として人間の生活と同じように馴染ませた方が、人間好きな犬にとって喜びだと考えている人も多いようですが、日中、飼い主さんがいないときに犬が一人で安心して眠れる場所を作っておいてあげることも大切です。

犬のストレスを減らしてあげよう

犬は立派な家族ですが、犬には犬としての個性や本能があるので、それを理解して犬の安心できる環境を作っておくことが重要です。

ストレスは寿命を縮めるとも言われています。

少しでもストレスのない生活をさせてあげましょう。