カブトムシを飼う時に悩まされるのがダニの存在です。
キレイにしているつもりでも、いつの間にかカブトムシに寄生していることが多く、何度キレイにしてもいつも間にかまた付いてしまうことがあります。
そんな厄介なカブトムシのダニ対策をご紹介します。
煮沸消毒
ダニのほとんどは高温多湿の場所を好んでいますが、カブトムシを飼う時も同じような環境になっているので、なかなかダニだけを退治することができません。
ダニは20℃~30℃くらいの温度を好むので、カブトムシを飼う前には必ずエサ場からマットまで煮沸消毒するようにしましょう。
約60℃以上の温度にはダニは生きていることができないので、煮沸消毒することがとても有効です。
カブトムシを飼っていると、どこからともなくダニが発生しますが、ある程度はダニがいても問題はありません。
本来は自然環境の中にはもっと多くのダニが生息しているので、多少のダニならば大丈夫ですが、見た目に気になるので、ダニを見つけたらエサ場からマットなど一式煮沸消毒しましょう。
カゴ内を掃除してダニのエサを少なくする
ダニはカブトムシの体に寄生して、土の中の微生物などをエサとしています。
人間の垢や汚れなどもエサとしている場合が多いので、常に清潔な環境にしておく事が大切です。
しかしカブトムシのカゴの中を清潔にしておくことは難しいので、できるだけカゴの中を洗ったり、カブトムシの体をチェックしたりしてダニが付いていないかを確認することが大切です。
普通に飼っていれば確実にダニはついていますが、あまり気にしなくても良いレベルのダニです。
しかし1匹いれば段々と数が増えていくので、見つけたらすぐにカゴ内をキレイにするようにしましょう。
常にキレイな環境にしていれば、ダニのエサとなるものがなくなるので、あまり繁殖することがなくなります。
環境に気をつける
カブトムシを飼っている中の環境をダニが住み難い環境にします。
ダニは高温多湿の場所を好みますので、部屋内を必要以上に湿度を上げないようにしましょう。
土を入れている時には、土が湿リすぎていないかチェックすることも大切です。
カブトムシを採ってきた場所の近くにある土を使っている時に、土の中に元々ダニがいたりカブトムシ自体に付いていることもあります。
いくら環境を良くしても、土の中に色々なダニが住みついていればダニの発生を防ぐのは難しいですし、ダニのエサとなる微生物もたくさんいます。
できるだけ高温多湿を避けて飼育することが大切です。
防ダニマット
市販の防ダニマットはダニの発生を防いでくれる優れものです。
土を使って飼育している人でダニの発生に悩んでいる時には、この防ダニマットを使用することをオススメします。
チップが大きい物から細かく粉砕しているものなど様々で、土の代わりになるのでダニの発生を防いでくれます。
ダニ自体がこの防ダニマットを嫌うので、もしダニがいたとして数日後にはダニがいなくなっているでしょう。
もしダニがいたのを発見した場合には、全て交換すれば良いので手入れもとても楽なのが魅力です。
価格も安価ですし適度に湿った状態のものもあり、買ってきてすぐに使用できるのがとても楽なので、まだ利用していなければ防ダニマットを使ってみてください。
防ダニスプレー
防ダニスプレーはカブトムシの体に直接スプレーする事で、ダニを駆除するスプレーです。
カブトムシにはあまり影響を与えることなく、ダニに直接スプレーすることができますし、ダニがカブトムシの体に付くことを防くことができます。
あまり影響が無いといっても、少しはカブトムシにも影響を与えてしまうのでなるべく使用しないようにして、どうしてもという場合にだけ使うことが多いです。
価格も安価で購入しやすいのも魅力です。
もしダニを発見したら、防ダニスプレーをしてから防ダニマットなどを全て交換すれば、ダニを駆除する事ができますし効果的です。
直接取り払う
カブトムシの体に寄生するダニを見つけた時に、少しならば問題ありませんが、数が多くなってくると呼吸をする気道などを塞いでしまうことがあるので、カブトムシがだんだんと弱って死んでしまいます。
そこで、ダニを見つけたら直接カブトムシから払いのけてあげることはとても効果的です。
ハケや歯ブラシなどを少し湿らせておいて、軽く叩いてあげればすぐに取り払えるでしょう。
体に寄生しているダニはすぐに払いのける事ができますが、カゴ内にはまだダニが残っているので、カゴ内を全てキレイに掃除したりマットを交換したりしましょう。
ダニを1匹見つけたら全てを交換していれば、ダニの発生を最小に防ぐことができます。
ダニからカブトムシを守ろう
カブトムシに寄生しているダニは、多少ならば何も問題がありませんが、見た目を損なうので取り除いた方が良いでしょう。
その際にはカゴ内の環境全てを新しくしてあげることで、隠れているダニも逃すことなく駆除することができます。
常にキレイな環境で育てることで、丈夫で立派なカブトムシが育つことができます。