冬のクワガタ

クワガタの冬眠時の飼育方法。越冬をサポートしてあげよう

最終更新日:2016年10月21日

種類にもよりますが、クワガタはうまく越冬させれば長いものでは成虫で3~5年も生きる昆虫です。

クワガタの越冬はそれほど難しくありませんが、抑えておくポイントがいくつかあります。

ここではクワガタの越冬を成功させるコツをご紹介します。


1.越冬するかどうかを見極める

クワガタは越冬する種類とそうでないものがいます。

越冬する種類でも何らかの理由で弱っていたり、寿命であったりすると越冬しないで死んでしまうこともあります。

まず飼っているクワガタが越冬するかどうかを調べておきましょう。

日本でよく飼われるクワガタのうち、ノコギリクワガタやミヤマクワガタは成虫で活動する期間が数ヶ月程度で越冬はしません。

ただし、例外として秋ごろに成虫になるとそのまま動かずに越冬する場合もあります。

オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタなどは越冬するので秋になって動かなくなっても様子を見るようにしましょう。

外国産のクワガタの場合は南の方に生息するものは越冬しませんが、日本のような気候の土地のクワガタは越冬することがあります。

購入したペットショップなどで越冬するかどうか尋ねておきましょう。

クワガタは気温が15度以下になるとほとんど動かなくなります。

越冬する種類のクワガタを飼っている場合は、秋ごろには越冬の準備をするようにしましょう。


2.越冬の時の飼育セット

越冬の時に必要な飼育セットは、基本的に夏場のものとそれほど変わりありません。

まず、飼育ケースは湿度が逃げにくい密閉できるものが良いでしょう。

プラスチック製の衣装ケースで蓋がしっかり閉まるものに、空気穴を開けたものがよく使われます。

虫用のプラケースで空気穴やスリットが多いものでは、保湿用に穴を開けたビニールシートなどをかぶせたようが良いでしょう。

マットは夏の間に傷んでしまうので、秋には新しい物に交換しておきましょう。

成虫の場合、昆虫マットはそれほど高価なものでなくてかまいません。

そして、ケースの7割ぐらいに少し湿らせたマットを敷いておきます。

マットはあまり硬くならないように軽く押す程度に詰めていきます。

その上に、クワガタが隠れたりひっくり返った時に起きやすいようにとまり木を置いておきます。

さらに、クヌギなど広葉樹の葉を何枚かを、隠れ家や保湿のために入れると良いでしょう。

3.飼育ケースの温度と湿度に注意

越冬中のクワガタはほとんど活動しないため、これといって飼育に手間はかかりません。

しかし、温度と湿度の管理は気をつける必要があります。

冬眠させるには15度以下の気温が必要です。

かと言って、氷点下以下になるとクワガタが凍って死んでしまいます。

5度から10度ぐらいの温度になる場所に飼育ケースを保管するようにしましょう。

直射日光を避け、かつ温度が下がり過ぎない、屋内で暖房のない物置や土間などが良いでしょう。

クワガタは乾燥に弱いため、湿度は定期的にチェックする必要があります。

ときどき様子を見て、必要なら霧吹きなどで水分を補給するようにしましょう。

とは言え、ある程度密閉されている飼育ケースであればそれほど水分が失われることはありません。

冬の間全く水分の補給が必要ないこともあります。

よく乾燥するようなら保湿用シートをかぶせるなど、ケースの保湿を考えた方が良いでしょう。


4.目覚めた時のためにエサを置いておく

昆虫の場合、厳密には寒くなっても「冬眠」をするわけではありません。

昆虫の場合は眠り込んでいるわけではなく、単に低温で体が動かなくなっているだけです。

その状態を慣習的に冬眠と呼んでいるだけで、気温が高くなると、たとえ冬であっても動き出してきます。

特に秋の越冬し始めた頃や春先の活動し始めの気温が高い日には、いつの間にか出てくることもあります。

その時に備えて、念のために冬越し中はエサは置いておきます。

クワガタ用のゼリーを入れておいて、気温が高い間は一週間に一度ぐらい交換しておくと良いでしょう。

寒くなるとクワガタは完全に動かなくなります。

また、低温ではエサもあまり痛まなくなるので、それほど頻繁に交換する必要はありません。

真冬ではエサの減り方や痛み具合を確かめて、必要なら交換すれば十分です。

5.越冬前に体力をつける

クワガタは越冬中はほとんどエサを食べません。

そのため、越冬に必要な体力は越冬前につけなければなりません。

もし越冬前にクワガタが体力をなくしていると、越冬中や目覚めてすぐに死んでしまうこともあります。

普段からエサを切らさないようにし、ストレスなどで弱ってしまわないようにしっかり世話する必要があります。

また、越冬中に頻繁に目覚めたりすると体力を失って弱ってしまいます。

そのため、越冬中はあまりクワガタに触ったりしないようにしましょう。

クワガタの越冬が終わるのは気温が15度を上回る5月頃です。

最初の内はまだ気温が低いことや越冬で体力を失っていることが考えられるので、活動はかなり鈍く、心配になることもあります。

しかし、越冬がうまくいっていればエサを食べてだんだんと活発になってきます。

クワガタの冬眠に備えよう

クワガタが越冬することは意外と知られていないせいか、その間の世話の仕方も知らない人が多いようです。

しかし、それほど手間がかかったり難しいというわけではありません。

せっかく本来は何年も生きられるのですから、しっかり世話して天寿を全うさせてあげたいものです。

ここでご紹介したポイントに気をつければ、クワガタを越冬させて長く楽しむことが出来るでしょう。

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