子猫のうちは、成猫と比べてお腹にトラブルを起こしやすくなっています。

まだ消化器官が完全に機能しておらず、排便するためのおしりの筋力も弱い子猫がウンチをしなくなってしまう事はよくあることです。

落ち着いて原因を確認し、それぞれにあった方法で対処しましょう。

便秘

離乳の始まった子猫は、食べ物が液体から個体になるため一度の食事から摂取する水分量が極端に減ってしまいます。

今までミルクで摂取していた水分と同じ量を食事と一緒に摂取しなければ、ウンチが固くなり排便しにくくなります。

離乳食をあたえ始めたら、エサの隣に水を入れた皿を準備してあげてください。

進んで水を飲もうとしないなら、キャットフードにお湯を含ませて与えてみてください。

適切な量の水分を摂取できるだけでなく、フードがふやけるので子猫にも消化しやすくなります。

離乳前の子猫でも、粉ミルクを溶くお湯の量が足りない等の理由で水分不足になり、便秘になってしまう事があります。

便秘までいかなくても、ウンチが固くなってきていると感じたら一時的にミルクを薄めに作って与えると効果的です。

ただし、子猫に水分を与えすぎると今度は下痢になってしまいます。

ウンチがきちんとできたら食事の水分量は元に戻しましょう。

まだ自分でウンチができない

子猫は生後1か月半頃まで自分で排便を行うことができません。

本来は母猫が肛門を舐めて排便を促します。

そのため母猫が世話をできない場合、飼い主が排便を促してあげる必要があります。

子猫にウンチを促す方法はとても簡単です。

ミルクを与える前後に濡れたガーゼやティッシュで軽く肛門をたたくように刺激してあげてください。

強くお尻を拭く必要はありません。

子猫が動いてしまってうまく刺激できない時は、片手で包むように子猫を持つか、お尻だけを出してタオルで体全体をくるんであげるとやりやすくなります。

お尻を刺激するとウンチだけでなく排尿も促されます。

おしっこがたれてしまっても良いように予めトイレシートを敷いて行うか、トイレットペーパーを多めに準備しておきましょう。

ウンチをした後はお尻をキレイに拭いてあげてください。

うまくウンチをさせられない場合は獣医さんに相談してください。

やり方を丁寧に教えてもらえるだけでなく、子猫の健康状態もチェックしてもらえるので一石二鳥です。

運動不足

生後2週間ほどになり子猫がハイハイをして動き回れるようになったら、子猫の行動できる範囲を少しずつ広げてあげる必要があります。

子猫も人と同じように運動量が不足すると腸の働きが弱くなり、ウンチが出にくくなってしまうからです。

生後間もない子猫は、歩き方もおぼつかず飼い主は見ているだけでヒヤヒヤしてしまいます。

倒れてぶつからないよう物はできるだけ片づけ、床には柔らかいタオルを敷いてあげてください。

生後4週間を過ぎれば歩き方もしっかりして安心して運動させられます。

家の中の広い範囲で十分に遊ばせてあげてください。

筋力をつけることも排便にはとても重要です。

腸の働きをよくするには、運動と同時に指でマッサージしてあげると効果的です。

最近ウンチの出が悪いと感じたら、指2本でできるだけ力をかけずにお腹周りを“の”の字を書くように撫でてあげてください。

このマッサージが腸の働きを手助けします。

温かい手でお腹を包んであげるだけでも効果的です。

4日以上続いたら病院へ

上記の対処法を試しても4日以上ウンチが出ない場合や他に不審な点があるなら、すぐに病院へ連れて行きましょう。

子猫は成猫より体力もなく、病気になれば命にかかわってしまいます。

お腹のトラブルが伴う病気は、回虫の寄生や猫伝染性腹膜炎などが考えられます。

便秘以外にも子猫のお腹が膨らんでいたり、ミルクを飲まなくなってしまった等、他の症状がある時はすぐに病院へ連れて行きましょう。

多頭飼いの場合、子猫の病気が他の猫に感染してしまう恐れがあります。

子猫に感染病の疑いがあるなら、病院に連れて行くまでの間は、できるだけ他の猫とは隔離しておきましょう。

感染を広げてしまわないために外の猫との接触も避けましょう。

子猫の尿などが付いた物もできるだけ使わせない方が良いでしょう。

病気の疑いがある時は他の猫への2次感染には十分注意してください。

病気による便秘でなくても、あまり長くウンチが出ない状態が続くと子猫の体に大きな負担をかけてしまいます。

お腹にウンチがあることで食欲が低くなってしまったり、内臓に負担がかかり重篤な病気を発症してしまうかもしれません。

ただの便秘だと思わずにきちんと対応してください。

うんちは子猫にとって健康のバロメーター

日々のうんちの様子は、子猫の健康状態を知るバロメーターです。

うんちの量や回数、柔らかさなどをしっかりチェックしてあげてください。

病気を早く発見できれば、それだけ早く元気にしてあげることができます。