様々な原因で、猫が爪をケガすることがあります。

そのまま放置してしまうと、いろいろなトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。

猫が爪をケガした時、どのような対処をすれば良いでしょうか。

出血が見られる時は止血する

猫が爪をケガする原因は様々です。

飼い主が爪を上手くカットできなかったり、物に接触してケガをすることもあります。

猫が爪をケガすると、出血することがあるので注意が必要です。

出血が見られた場合、まずは止血をする必要があります。

ケガをして出血している爪に、ガーゼを当てて圧迫します。

この時ガーゼは何枚か重ねたり、折りたたんで使うようにしましょう。

圧迫する時は、損傷した爪から少し離れた部分を圧迫するようにします。

またガーゼは感染を予防するために、清潔な物を使いましょう。

しばらく圧迫をしたら、爪の様子を観察します。

出血がまだ見られるようなら、そのまま圧迫を続けて様子を見ましょう。

ガーゼに血がかなりにじんでしまったら、新しい物と交換しましょう。

清潔なガーゼや布で保護する

爪の出血が止まったら、傷口の状態をよく観察しましょう。

その後清潔なガーゼや布などで傷口を保護します。

ケガした爪をガーゼや布で覆ってあげることで、外部から雑菌の混入を防ぐようにします。

また爪の傷口をこれ以上酷くさせないためにも必要な処置です。

猫の爪を覆うようにして包帯を巻くのは、時間がかかったり巻きにくいです。

またすぐ取れてしまうこともあります。

そのためガーゼや布を広げて、猫の手や足にすっぽりかぶせるようにして、保護すると良いでしょう。

先端を結んで取れてしまわないようにします。

保護する時はきつく圧迫し過ぎるのは良くないので、注意しましょう。

また傷口をしっかりと保護しても、猫が嫌がって取ろうとするケースもあります。

かえって爪の傷口を損傷する恐れがあります。

患部を保護して動物病院へ連れて行く間も、猫の様子をよく観察することが大切です。

二人以上で対処する

猫が爪をケガした時、他にも人がいるなら、できるだけ二人以上で対処した方が良いです。

応急処置をする時は、猫がじっとしていないケースもあるので、なかなか処置が進まないこともあります。

また猫が嫌がって、飼い主もケガをする可能性もあります。

猫が爪をケガした場合、迅速に応急処置をすることが重要です。

そのため二人以上で対処をすると、効率よく処置を行うことができたり、時間も短縮することができます。

また猫のストレスを軽減できたり、飼い主の安心感も得られます。

一人が猫を抱っこしたり押さえるようにして、もう一人が処置を行います。

さらに他に人がいるようなら、ガーゼの準備や観察などを一緒に行ってもらうと良いでしょう。

焦らず冷静になって対処する

猫が爪をケガすると、飼い主はびっくりすることもあるでしょう。

初めて経験することだと、かなり不安になります。

特に爪が根元から損傷していたり、出血がなかなか止まらない時は焦ってしまいがちです。

応急処置は迅速に行うことも重要ですが、焦らず冷静になって対処することも大切なことです。

決して慌てずに適切な処置を行うようにしましょう。

処置をしている時も、傷口の大きさや深さなど、爪の状態をよく観察するようにします。

同時に猫の様子を観察することも大切です。

猫が痛がっていないか、辛そうにしていないか、声をかけながら処置を行ってあげるのも良いでしょう。

早急に動物病院に連れて行く

猫が爪をケガして応急処置を行ったら、早急に動物病院で診察を受けることが大切です。

傷の状態が酷いからといって、飼い主の自己判断で自宅にある消毒薬や塗り薬などを塗らない方が良いです。

かえって傷の状態を悪化させてしまう恐れがあります。

爪の処置の判断は医師に任せる方が良いです。

そのため爪をガーゼ保護したら、すぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。

猫が爪をケガすると、出血がなかなか止まらなかったり、かなり痛がるケースもあります。

また猫が手足をなめたり、いろいろな場所に移動することで、雑菌が混入しやすい状態になります。

酷くないようであっても、念のため動物病院で診てもらった方が良いです。

動物病院で診てもらうことで、傷の治りが早くなったり、安心感も得られます。

またその後の傷のトラブルも防ぐことができます。

また動物病院で診察を受けて薬が処方されたら、注意事項をしっかり守って飲ませるようにしましょう。

適切な応急処置をして、動物病院で診察を受けよう

猫が爪をケガした時は、適切な方法で応急処置をすることが大切です。

出血した時などは慌ててしまいがちですが、決して焦らず冷静になって対処するようにしましょう。

また応急処置をして落ち着いたら、できるだけ早く動物病院で診てもらうことも重要です。

その後の対処をしっかりと行って、猫の爪にトラブルがないようにしましょう。