トイプードルの基本色は白、黒、茶の単色となっていて、この3種類をミックスした全11種類の毛色の個体がいます。
実は色によって性格や特徴が異なると言われています。
中でも黒は初心者向けで飼育がしやすいと、犬愛好家の間で話題になっています。
そこで、そんな黒トイプードルの性格と特徴をご紹介します。
落ち着きがある
犬は生後2、3ヶ月で性格が確立していきます。
この頃より、すでに落ち着きがあると言われているのが黒毛の個体です。
無駄に吠えたり走りまわるなどしないと言われているのが特徴です。
エサや掃除などで飼い主がバタバタしていても、トイプードルは座ってじっと待っているなど、とにかく落ち着いています。
感情が激しく変わるようなこともなく、しつけもしやすいので、犬の飼育初心者には向いていると言われています。
トリミングをする際も、暴れたり噛んだりすることは少ないです。
若干人見知りなところはありますが、一度顔を覚えてしまえば慣れてしまいます。
落ち着いているからといって遊ぶのは嫌いではなく、飼い主にはよく甘えます。
仲間はずれなどにされてしまうとショックを受けやすいので、機嫌を損ねてしまった際は気性が荒くなる場合もあります。
毛が多くにおいが強い
他の色に比べて、毛の量が多いです。
また骨太で皮膚も強く、病気も悪化しずらい傾向があります。
毛の量が多いとブラッシングが大変そうに思えますが、実は真逆で色々と管理しやすいのも特徴です。
特に形を整えるカットに関しては、毛の量が多いほうが選択肢が広がるので、薄毛よりも多いほうが良いとされています。
また艶があるよりも無い方が毛質としては良く、硬い毛の個体が理想的とされています。
ただし、においに関しては強い傾向があります。
個体差はありますが、犬は毛色が濃いほど体臭が強いと言われています。
黒の場合は単色であり濃さもあるため、ある程度においは覚悟しておくべきかもしれません。
しかし犬用のシャンプーなどサロンや市販されているので、手入れすることは可能です。
賢く飼い主が大好き
犬は全般的に賢いですが、トイプードルは犬種の中でも2番目にIQが高く頭が良いと言われています。
中でも黒毛の個体は賢くて運動神経も良く、飼い主に対しての服従心も強いのが特徴です。
しつけも比較的簡単に覚え、飼い主を困らせるようなことはしません。
遊ぶのが大好きで体力もあります。
その上、骨や皮膚も強いので、病気にも強いです。
また、協調性や服従心も強いため、いつも飼い主のことを見てくれています。
犬を飼う際にペットショップなどで相談すると、トイプードルをオススメされると言われるほど、飼いやすさは抜群です。
飼い主が大好きだからこそ、構ってもらえないとすぐ寂しがるので、遊びの相手はきちんとしてあげましょう。
甘えん坊
頭が良いので、甘え方を分かっているとも言われています。
1日中飼い主のそばを離れず、引っ付いている場合もあります。
中には人見知りの個体もいますが、誰にでも甘える個体も多くいます。
基本的にはフレンドリーな犬種なので、子供がいる家庭にも向いています。
ただし、愛情不足になると吠えたりわざといたずらをするようになるので、時間があるときはたくさん遊んであげましょう。
また、黒毛の個体は比較的一人でいる時間にも耐えられる傾向があります。
少し一人でいる時間を作って慣れさせるのも、無駄吠えなどの改善につながるかもしれません。
歳をとると色あせていく
犬は高齢になるにつれて、色が薄くなっていきます。
加齢やストレス、紫外線などが原因で、人間で言うと白髪のような現象ですが、トイプードルは少し異なります。
トイプードルの色は基本が3色で、これは遺伝によって決まります。
違う色を掛け合わせると、グレーだったりアプリコットだったり、単色ではない個体が生まれます。
遺伝子によって毛色が決まるため、退色も遺伝によって決まります。
しかし、決定的な仕組みはまだ解明されていません。
早い子では生後半年から、2歳くらいになると退色が完了していることもあるので、色が変わったからといって焦らないようにしましょう。
しかし病気などで皮膚、毛に異常がある場合は専門家での診察が必要です。
黒トイプードルの性格と特徴を知っておこう
もちろん個体差はあるものの、初心者向けの犬種として現在では幅広く紹介されています。
少し前までは、黒毛は見た目が可愛くないと人気がありませんでしたが、近年では飼いやすさや懐きやすさが注目を集め、じわじわと人気急上昇中です。
トイプードルの飼育を検討している人は、飼い主に忠実な黒毛を迎えてみてはいかがでしょうか。