日本のジメジメとした暑い気候の中では、食欲が無くなるのは人間だけではありません。
様々な要因で、アナタの飼っている猫も食欲が無くなる事もあるのです。
今回は猫が暑さでご飯を食べない時の対処法と、確認しておきたいポイント等をチェックしていきましょう。
暑い時期に猫がご飯を食べない理由
日本には四季があります。
日本に住む野生動物は、温かい時期になると次第に食欲が少なくなっていって暑い夏を越し、秋頃になると食欲が旺盛になっていっぱい食べることで脂肪を付け、冬に備えます。
日本に住む猫も同じように、やはり夏場は冬場よりも食べる量が減る事が多いようです。
そのため、猫に病気の兆候が見られない場合は無理に食べさせようとせず、猫が自発的に食べようとするのを待つだけで良い場合もあります。
夏場に猫がエサを食べない時にチェックする事
夏場に猫がエサを食べないのは一見自然の摂理のようにも思えますが、その他にも飼い主が見落としているかもしれない事柄が存在します。
例えば、夏場になるとウェットフードどころか、いつも食べているドライフードまで痛むのが早くなってしまう事があるのです。
ただ暑いだけならまだしも、日本の夏場はじめじめして非常に湿気があります。
その環境が、猫のために置いてあるウェットフードを思った以上に早く腐らせたり、ドライフードを湿気させ、最悪カビが生やしてしまったりする事もよくあります。
また、猫のお皿を1回使っただけでは洗わないというご家庭も多いです。
冬場ならそれでも大丈夫な事が多いですが、夏場となると話は別。
人間には気がつかない腐敗臭が皿の奥底から漂ってきて、猫が傷んで食べれない食品であると認識してしまう場合があります。
割と猫はキレイ好きなので、エサ周りを清潔に保ってあげるだけで食欲が増すことも。
猫が夏場になると全くエサを食べない。という時には、まず食事環境や、エサ周りの清潔さをチェックしてみましょう。
猫にいつもあげているおやつも、夏場はカビが生えたり雑菌が繁殖する可能性があるので要注意です。
お水に関しても、いつも清潔な容器でキレイなお水を与えてあげましょう。
暑さでエサを食べないのか、体調不良か見極める
いくら暑いからと言っても、全くエサを食べなくなるということは考えられません。
水をしっかり飲んでチョコチョコ食べているようならば心配はありませんが、全く食べ物を食べないとなったら病気を疑う必要があります。
尿は毎日出ているか、他に何か以上は無いか、どこか痛がっていないかなどを注意深く観察してください。
猫は割とデリケートで、油断すると病気にかかりやすい動物です。
出来れば年一回の予防接種は夏場の暑い時にして、ついでに悪い所が無いか動物病院で確認してもらうと良いでしょう。
猫がご飯を食べない時の対処方法
猫がエサを食べない理由を一つ一つ潰していけば、猫が夏場でもエサを食べるようになるかもしれません。
・食事周りの清潔を保つ
・水をいつも新鮮なものにする
・エサが傷んでいないか随時確認し、冬場と同じ感覚でエサを放置しない
・家中の風通しを良くしたり、扇風機や冷え過ぎない程度のクーラーをかける
・それが無理ならペット用のアルミ板など、猫が体を冷ますことができるアイテムを取り入れる
・エサを思い切って変えてみる
こういった事に気を付けて飼い猫を観察して、いつもと同じように食事をしているのならば特に問題が無い事が多いです。
一番怖いのはやはり飼い猫の体調不良。
きっと夏バテだろうと、素人判断で放置するのだけは止めた方が無難です。
暑さで傷んだり、雑菌が繁殖したエサを食べたことによって下痢をしてしまったりして、食欲が無くなる場合も多いので注意が必要です。
そういう場合は飼い猫も、(あそこに置いてあるエサでなにか体がおかしなことになった)と学習し、あまり食べなくなってしまう事もあります。
猫がご飯を食べない理由を見つけよう
大切な家族の一員・あるいは相棒と化した飼い猫が、夏場にエサをあまり食べなくなってしまうのは、飼い主側からしたら心配になってしまいますね。
普段と少しでも違和感を感じたら、まずは猫の様子をじっくり観察してみてください。
エサを与える時間が決まっておらず、置きエサで飼育している場合は、もしかしたらアナタが見ていない時に結構食べているのかもしれませんよ?。
良い意味でも悪い意味でも、飼い猫からはなかなか目が離せませんね。