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猫が便秘な時の原因。ストレスや病気の可能性も

最終更新日:2016年1月2日

最近、猫のトイレを見ても排便の形跡が無いということはありませんか。

人間が便秘になるのと同じように、猫も便秘になることがあります。

ただ、便秘といってもその原因は様々で、当然のことながら対処法も異なっています。

そこで今回は、猫の便秘の原因についてご紹介します。


1.自力で排便することが難しい

これは猫がまだ幼いときによくあるケースです。

猫は生まれてから3週間ぐらいは自力で排便することができず、親猫に肛門を舐めてもらうなどの助けが必要です。

ところが、捨てられるなど早い時期に親と引き離されてしまった場合、そうした助けがなくなってしまいます。

その結果、排便がうまくできなくなってしまい、便秘になってしまうというわけです。

この場合は、飼い主が親代わりになってあげるしか解決法がありません。

具体的には、猫が便をしていないことに気が付いたら、ティッシュペーパーで肛門を刺激するなどして、排便の助けをしてあげる必要があるのです。


2.便が硬くなっている

人間の場合でもそうですが、便そのものが硬くなるとなかなか出すことができなくなってしまいます。

これは便が硬くなった結果、腸をうまく通過できなくなってしまうからです。

原因としては水を飲む量が少ないため水分不足になっている、グルーミングによって体毛をのみ込んでしまったために起こる毛球症、骨などの異物をのみ込んでしまったことなどが考えられます。

いずれにしても解決のためには便を軟らかくしないといけないわけですから、水分を積極的に摂取させる必要があります。

獣医さんの診断を受けたうえで、点滴や皮下注射による輸液や、浣腸が必要になってくることもあるでしょう。

3.排便時に痛みがある

便そのものが硬くなっていなくても、排便時に痛みを感じるような状態だと便がなかなか出なくなってしまうことは人間でもあります。

猫も同じことで、何らかの理由で排便時に痛みを感じるため、便秘になってしまうケースです。

痛みの具体的な原因としては肛門嚢が炎症を起こしている、肛門付近の怪我、脱肛、腫瘍を初めとする直腸の異物などが考えられます。

後ろ足や骨盤の骨折による痛みで、排便時に力が入らなくなっていることもここに入れて良いでしょう。

解決法は痛みの原因を取り除いてあげることですが、上記のものはいずれも飼い主だけでは解決が難しいものです。

獣医さんを受診して、治療してもらいましょう。


4.腸の動きが悪くなっている

腸内の食べ物は勝手に移動するわけではありません。

ぜん動という運動によって内部のものを一定の方向に動かしています。

ところが、腸の動きが悪くなり、ぜん動がうまくいかなくなってしまうと、腸の内部のものがちゃんと動かなくなってしまいます。

結果として内容物を肛門まで運ぶことが難しくなってしまい、便秘になってしまうというわけです。

腸の動きが悪くなる原因としては、食物繊維の摂取が不足していること、加齢によって筋力が低下していること、低カリウム血症、低カルシウム血症、甲状腺の機能が低下していることなどが考えられます。

このケースでは最初にすべきことは、食物繊維を与えることです。

具体的には猫草を与えることで、これによって腸の動きが活発になるようにします。

加齢が原因の場合は、シニア用のペットフードに替えるのも効果があるかもしれません。

それ以外の原因については素人では対処できませんので、獣医さんによる診療が必要になってくるでしょう。

5.腸が詰まっている

何らかの理由で腸閉塞を起こしてしまい、そこから先に内容物が進まなくなってしまった場合も便秘になってしまいます。

原因としては腫瘍やポリープ、ヘルニアなどが考えられます。

いずれも飼い主が対処できるものではないうえに、早急な治療が必要です。

可能な限り早く獣医さんのところに連れていきましょう。


6.持続的なストレス

人間がストレスを持続的に受けていれば便秘になってしまうように、猫もストレスによって便秘を起こしてしまうことがあります。

これはストレスによって交感神経の働きが活発になってしまった結果、腸の蠕動がうまくいかなくなってしまうことが理由です。

ストレスの原因としては引っ越しなどによって住環境が変わってしまったこと、トイレを替えてしまったこと、悪天候続きで気分が優れないことなどが考えられます。

天候ぐらいでと思うかもしれませんが、猫は意外とデリケートな生き物です。

この場合は、いかにして猫のストレスを取り除いてやるかが重要になってきます。

例えばマッサージをしてやることで副交感神経を刺激し、腸の蠕動が活発になることを促してやると同時に、ストレスを解消させてやることなどが必要になってくるのです。

猫は意外とデリケートなうえ、ストレスが消化器の働きに直結している生き物です。

ストレスチェックを行うなどして、常日頃から猫の精神状態に気を付けておきましょう。

猫が便秘になっている原因を見つけよう

このように、猫の便秘の原因は様々です。

腸閉塞のように獣医さんに診てもらわないと解決しないケースもあります。

人間にとって便秘が有害であるように、猫にとっても便秘は良くないものです。

大げさに思われるかもしれませんが、心配ならば一度獣医さんに診てもらい、原因に合った対策を取るのが愛猫のためではないでしょうか。

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