室内飼いの猫の場合、基本的には放し飼いにして飼われる方が多いのではないでしょうか。
自由気ままな愛猫の姿はなんとも可愛いですが、家にお客さんが来た時や、飼い主が留守にする間は出来れば猫にはお部屋を自由に歩いてほしくない、と思う飼い主も多いでしょう。
そんな時に重宝するのがペットケージです。
今回は愛猫にピッタリのペットゲージの選び方をご紹介します。
大きさで選ぶ
まず大事なのはペットケージの大きさです。
一辺が30~40cm程度の小さなものから、一辺が2m以上ある大きなものまで、様々な大きさのペットケージが販売されていますので、部屋の大きさや用途に応じて気に入ったものを選びましょう。
雄猫などの運動量が多い猫や多頭飼いをしている場合は、大きければ大きいほど猫は喜びます。
あまりにも小さいケージを与えてしまうとストレスで病気になってしまったり、無駄鳴きが多くなって飼い主・猫共に良いことがありません。
逆に雌猫や運動量が少ない子なら、そこまで大きなケージは必要ありません。
猫の性格に応じてケージの大きさを考えてあげましょう。
用途で選ぶ
持ち運びをメインに考える場合は、取っ手のついたコンパクトなペットケージがオススメです。
旅行や動物病院に連れていくときに重宝しますし、下に1枚ペットシーツを敷けば万が一の粗相にも対応できます。
猫は外出を嫌がる子も多いので、普段から部屋の見える場所にペットケージを置いて慣れさせておくと、いざというときに嫌がらずに入ってくれるでしょう。
家に常時置いておくタイプのペットケージの場合は、ある程度の大きさがあるものがオススメです。
猫は平面の運動よりも立体的な上下の運動を好むので、ケージの中に階段を設けることでストレスなく過ごすことができます。
ケージの中には必ず猫用のトイレ、水・エサの容器を入れてあげましょう。
年齢で選ぶ
猫の年齢に応じて、ペットゲージの選び方を変えた方が良いでしょう。
子猫のときは小さなペットケージがオススメです。
あまり大きなペットケージに入れてしまうと保温効果が薄く、無理にペットケージをよじ登ろうとして怪我の元となってしまいます。
子猫用の小さなトイレと水・エサの容器、小さめの温かい寝床が入れば十分ですので、一辺が50cm程度の小さなペットケージで十分でしょう。
一日に何度かはお部屋の外に出して、十分な運動をとらせてあげるようにしましょう。
また、青年~大人の猫になると格段に運動量が増えますので、ペットケージを大きくしてあげましょう。
その他、上下運動が好きな猫はケージの中に階段があるようなものが大好きですので、1~2段は階段があるものを選んであげましょう。
そして、一階部分に猫用トイレや水・エサの容器を置いてあげましょう。
やんちゃで運動量が多い性格の猫は一辺が1m以上の大きなケージの方がストレスが溜まりませんし、おとなしい性格の子なら大きなケージを買っても不要の長物となってしまうので、猫の性格によって大きさを変えてあげると良いでしょう。
老齢の猫になると、運動量も落ちてくるのでケージは小さくした方が良いでしょう。
足腰が弱ってくるので上下運動は負担となります。
ケージ内の階段数は少なく、もしくは無くしてしまい、不用意な怪我をさせないようにしましょう。
歳と共に猫の睡眠時間はとっても長くなります。
一日20時間以上も睡眠に費やす猫もいるので、ケージの中に猫が安心できる寝床を設ければ、小さめのケージでもストレスなく過ごせるでしょう。
メーカーで選ぶ
ペットケージは様々なメーカーから販売されています。
ここではオススメのペットケージをご紹介します。
・D-cultureから発売されてる「猫壱ポータブルケージ黒」
子ねこにオススメのペットケージです。
ケージが網ではなく布なので、風が通らずに保温効果が高いのが特徴です。
トイレを入れても十分な大きさで、全面が大きく開く構造はトイレや水・エサの交換にピッタリです。
・アイリスオーヤマから発売されている「ペットケージ(キャットケージ)3段タイプPEC-903」
運動量の多い~少ない猫にオススメのケージです。
縦の長さが大きく、上下運動が好きな猫にピッタリのケージです。
さらに、猫の性格や部屋の大きさに応じてケージの大きさを小さくしたり、階段の数を変えることもできます。
・ボンビアルコンから発売されている「ウッドワンサークルキャット3段」
運動量の多い猫にオススメのケージです。
縦の長さが大きく、上下運動をしやすいのがポイントです。
階段数も3段と多く、さらに一番上の段には猫が大好きなハンモックが設置できるので、ストレスなくケージを楽しんでくれるでしょう。
猫に合わせてケージを選ぼう
子ねこの時代からケージに慣れさせることで、ケージを嫌がらない、ケージが大好きな猫になってくれます。
しかし、いくらケージが好きになってくれたからといって運動できないのはやはり大きなストレスです。
必要な時以外はできるだけ室内を自由に遊ばせてあげることで、猫も飼い主もストレスを溜めずに生活することができるでしょう。