猫に服を着せるメリットとデメリット。場合によっては服を着せることもアリ

最終更新日:2016年5月2日

ペットショップに行くと、様々なデザインの猫に着せる洋服を目にします。

飼い主とペアで着れるようなもの、アイテムまであり、着せてみたいな、と思う方は多いのではないでしょうか。

しかし、猫は本来服を着る生き物ではありません。

服を着せることでストレスはないのか、ちょっと気になるところです。

しかし、デメリットばかりではなく、もちろんメリットも存在します。

ここでは、猫に服を着せることのメリットやデメリット、気を付けたい点についてご紹介します。

1.デメリット:猫がストレスを感じてしまう

猫は洋服を着るものではありません。

そのため、服を着せること自体がストレスになる可能性があります。

これは、猫によっても差があります。着ることを嫌がらない子もいます。

もし、洋服を着た後に、その場から動かなくなったり、大人しくなったり、脱ごうとしたりした場合は、「やめて」のサインです。

ストレスが溜まることは、他の病気を招く可能性があります。

着せるとき、着せてからの様子を注意して見るようにしましょう。

帽子やフードつきのタイプのアクセサリーも同じくです。

特に、音に敏感な猫にとって耳はセンサーです。

それでも喜んで被る子もいれば、やはり、嫌がる子もいるのです。


2.デメリット:グルーミングができない

猫は自分の体を舐めること(グルーミング)で、体の余分な被毛を取り去ったり、体を清潔に保っています。

また、暑くなると、体を舐めて濡らし、気化させることでクールダウンし、体温調節をしています。

さらには、体を舐めることで、リラックスしたりストレスをも発散させています。

叱られた後に、体を舐めているのが見られるのはそのためです。

つまり、猫にとってグルーミングは心身の健康に必要な活動です。

これが妨げられてしまうのは、望ましくありません。

あなたの猫が、服を着るのに抵抗がなく、喜ぶ様子があったとしても、服を着せる時間を限ったり、短い時間にしたりすることが必要です。

服を着ること自体にストレスはなくても、グルーミングができないことでストレスが溜まってしまいます。

3.デメリット:猫の毛並みが悪くなる

服を着ていることで、また長時間着ていることで、毛玉ができやすくなってしまいます。

皮膚トラブルの原因にもなり得ます。

また、日常的に、服を着ていることで、飼い主のあなたも、猫の全身を目にする時間が減り、病気の兆候を見逃してしまうことにつながる恐れもあります。

猫に服を着せたい時は、やはり長時間はオススメできません。

このようなリスクがあることも踏まえておきましょう。


4.デメリット:ケガや誤飲の危険がある

服を着せた時に、猫がかじってしまう可能性があります。

普段から、マットや家具などをかじる癖のある猫は要注意です。

洋服に、アクセサリーなどの飾りが付いている場合、これをちぎって誤飲してしまうことがあります。

着せる洋服を選ぶときには、アクセサリーや取れる飾りの付いていない、シンプルなものを選ぶことも必要かも知れません。

また、猫は機敏に動きます。

その妨げにならないよう、サイズがあっているか、引っ掻けてしまうデザインでないかという視点も大切です。

ストレスがかからないようにしてあげましょう。

さて、ここまで、猫の生態からデメリットに注目してきましたが、それでは、服を着せて得られるメリットはどんなことがあるのでしょうか。

5.メリット:手術の跡や怪我の治療に

手術の後や怪我の箇所は、猫が舐めることで傷口が開いてしまったり、菌が入ってしまったりする可能性があります。

特に手術後は、これを防ぐために、エリザベスカラーと呼ばれる円錐形の保護具を首に付けることがあります。

しかし、これは、猫の頭より大きく、例え慣れた場所でも距離感をはかれずに、壁などに頭をぶつけてしまうことがあります。

これは猫にとって大きなストレスです。

このような時には、洋服がエリザベスカラーの代用として役立ちます。

もちろん服を着るのが嫌でない子であることが前提です。

服を着るのを嫌がらない子ならば、洋服の方がストレスは小さくできることがあります。

皮膚病や、敏感肌の場合も同じことが言えますね。


6.メリット:体温調節を助ける

特に、高齢になってくると、猫も体温調節機能や免疫力が落ちてくることがあります。

シニアの猫ならば、冬場に着せてあげることで、体温調節を助け、風邪などの予防に一役買うことがあります。

これも、嫌がらないことが前提で、逆にストレスにならないように、着せる時間などには配慮が必要です。

猫は、自分で温かい場所を見つけたり日向ぼっこをしたり、体を丸めることで自分でも体温を保とうとするので、よく様子を見てあげましょう。

猫の健康のことを考えて服を着せてあげよう

デメリットと改善点、メリットについてお伝えしてきました。

猫は繊細な生き物で、ストレスを感じやすい生き物でもあります。

猫の生態や気持ちを理解した上で、上手におしゃれを楽しんでください。

あなたの大切な家族である猫の心身の健康をしっかり保ちながら、心の絆やつながりを作り、更に仲良くなる手段として、洋服を活用できると良いですね。

「猫に服を着せるメリットとデメリット。場合によっては服を着せることもアリ」の関連記事

「猫に服を着せるメリットとデメリット。場合によっては服を着せることもアリ」と合わせて読みたい