自分勝手で気ままなイメージのある猫。
しつけも、犬のようにはいかないこともあります。
果たして、猫の知能はどの位発達しているのでしょうか。
そこで、猫の知能についてご紹介します。
猫と犬の知能を比べてみると犬の方が高い
一般的には犬の方が知能が高いと言われているのは有名です。
犬の場合は飼い主に忠実ですし、しつけや芸も色々と覚えさせたりできます。
また、言葉も理解したり出来るようになります。
猫の場合はどうでしょうか?
犬と違い、「待て」「お座り」など覚える猫もいますが、ほとんどの猫は覚えません。
実際の知能指数(脳化地数)で比べてみましょう。
人間が0.89で1番高い指数なのに対して、犬は0.14猫は0.12と数字的に見てやや猫の方が劣っていますが、それほど変わりません。
猫は哺乳類の中でも賢い動物です。
しかし、猫も品種によって性格の特徴があるように、知能も品種によって違いがあります。
人間で例えると猫の知能は何歳?
一般的には猫の知能は人間でいうと2、3歳と言われています。
最近では、幼稚園年少さんの4、5歳くらいまでの知能があるのではないかと言われるようになりました。
そもそも、人間と猫を同じ土俵で比べるのはおかしな話ですが、幼稚園年少くらいの知能があるなんて凄い事です。
また、猫は学習能力が高いので一度覚えた所に行ったり、帰ってきたりできます。
ダメだよと怒られることもだんだんと分かってきます。
ダメだとわかっていても、イタズラしてしまうのは人間と一緒ですよね。
猫も賢い
基本的に猫は気まぐれでマイペースな性格です。
飼い主に自分の名前を呼ばれて忠実に返事をする時もあれば、何回呼んでも応答なしの時もあるのが特徴です。
また自分が構ってほしい時は時間帯関係なく、夜中であろうが寝ていようが飼い主を鳴いて起こしたりします。
そんな、自分勝手な所も猫の魅力の1つです。
しかし、そんな気まぐれ猫でも意外としっかりしていることがあります。
例えば、飼い主さんが外出中にお家でお留守番を上手に出来ます。
もしもお腹が空いてしまい、飼い主さんが帰って来なかった時、猫は自分のエサが何処にあるのか知っている場合、自力でエサを探して袋も自分で開けて食べることだって出来るのです。
猫は手先が器用なので、意外と開ける事が出来てしまいます。
扉を開けたり、窓を開けたり、引き出しを開けることも出来る猫が沢山いるんです。
また、猫はどんなに大好物のごはんを大量に出されても、お腹いっぱいになれば食べるのをやめます。
それに比べると、犬は出されたら出された分全部食べてしまうとよく言われています。
人間と同じで、満腹中枢が発令すると、お腹いっぱいだからやめようという知能が働いている証拠です。
知能指数が高いからといっても、イルカには出来ませんよね。
知能指数では表せない賢いところが猫には沢山あります。
猫の知能を超えた表現力
当たり前の話ですが、猫は話ができません。
飼い主さんの言葉を理解して返事をする事があったとしても、言葉で訴えたりは出来ませんよね。
その代わりに、猫は鳴き方や、行動で飼い主さんに表現をするのです。
猫がごはんを食べている最中にまだエサが残っているのに、食べるのをやめて手(足)で床を引きずるような、ひっ掻くような行動をするのを見たことがないでしょうか?この行動は「もう、お腹いっぱいだよ」や「また後で食べる~」という意味があると言われています。
賢いですよね。
他には、よく飼い主さんの足元にスリスリ寄ってきたりする光景がよくあります。
甘えているように思えますが、実は「僕(私)のもの~」や「僕(私)の仲間~」を表現している行動です。
猫てのんびりさんで何も考えでいないように見えて意外と独占欲が強いのがわかります。
また、猫は暑さ寒さに意外と強いのもあり、夏場は自分で涼しい場所を自分で探してそこで過ごしたりします。
冬場は逆で暖かい場所を自分で探して暖をとったりもできます。
この行動は、人間の4、5歳よりも優れているのではないでしょうか。
猫の知能を高められる?
人間は勉強をすればするほど知能が高まります。
猫の場合はどうなのでしょうか?
正確な知能を測る事はできないので、人間同様で猫もそれぞれ知能が違います。
猫は勉強をしません。
しかし、遊ぶ事で知能が上がっていくのです。
遊び方も沢山あります。
最近では猫ブームもあり、ペットショップや専門店で様々な猫の玩具が販売されています。
人間の赤ちゃんの玩具に似ている物もあるくらい。
色々な遊び方をする事によって運動能力が高まったり、知恵も沢山身についてきます。
人間と同じで限界はありますが、遊び方1つで猫の知能をあげる事だって出来るはずです。
猫の知能について知ろう
猫には実際の知能よりも遥かに優れた能力を持っているのが分かると思います。
猫の色々な能力を知る事によって飼い主さんも勉強になりますし、ペットとして家族として一緒に暮らしている中でたくさんの猫の発見が見つかります。
今までとは違った見方で愛猫を観察してみてはいかがでしょうか。