猫の結膜炎の症状とは。目の状況別の対処法

最終更新日:2016年3月8日

まぶたの裏にある結膜が炎症を起こす「結膜炎」は、室内での多頭飼いの猫、外で飼っている猫、野良猫に多くみられる目の病気です。

今回は、この結膜炎の主な症状とその対処法についてご紹介します。


1.目ヤニがでてくる

目ヤニは健康な猫でも自然に出ます。

健康で問題のない目ヤニは、基本的には乾いている茶色っぽい色のものです。

しかし、結膜炎になっていると、白っぽいねっとりとした目ヤニが出てきたり、ひどくなると、菌が繁殖して膿が出てくることで、黄色っぽい目ヤニが出てきたりもします。

このような、ねっとりした目ヤニが大量に出てくると、目がベタベタして開かなくなってしまいます。

目が開かなくなってしまう前に、目ヤニが出ていることに気づいたら、優しく拭いてあげ、清潔に保つように心がけましょう。


2.白目が充血する

猫の目は、人の目よりも白目が見えづらくなっています。

そのため、白目が充血していても気づきにくいです。

白目の充血は、結膜炎の主な症状の1つですので、目ヤニが出ていたり、目をしょぼしょぼしていたりするような仕草があれば、白目の部分を注意深く見てあげる事が大事になってきます。

充血していたら、まず動物病院で診察してもらい、炎症を抑える目薬をもらって、きちんと差してあげれば、治るのも早くなります。

3.目を気にしたり痛がったりしている

結膜炎になると、結膜に炎症が起こりますので、ひどくなると、痛みが出てきます。

人でも、目が痛くなると、気にしたり、触ってしまったりしてしまうのと同じで、猫も痛みが出てくると、気になって足を使って目をこすってしまいます。

さらに、痛みがひどくなると、目を開けられなくなり、常にウィンクをしているような状態になってしまうこともあります。

片目だけならまだマシですが、両目結膜炎になってしまい、両目とも痛みがひどくなると、生活することにも影響が出てきてしまい、非常にストレスが溜まってしまいます。

この状態になると、どうしようもありませんので、すぐ動物病院で診察してもらい、処置してもらいましょう。


4.涙が大量に出る

猫は、健康な状態であれば、基本的には、涙目の子や涙をよく流している子はいません。

猫の涙の役割は、目の乾燥を防いだり、ゴミや雑菌などの異物が入ってきたら洗い流したり、ウィルスや細菌を殺菌したりなど、基本的に目を守ることです。

結膜炎には、ウィルス性のものや、外傷からくるものもありますので、どちらにせよ、目を守ろうと涙が多くなってしまいます。

さらに、結膜に炎症が起きていることにより、目から鼻に通じている涙管が詰まってしまいますので、うまく涙が排出されず、溢れ出してしまいます。

大量の涙は目ヤニの元となりますので、目から溢れ出している分は優しく拭いてあげるようにしましょう。

5.結膜が腫れあがってしまう

結膜が多少腫れている程度だと、外から見た感じでは、少しまぶたが腫れていて目が小さくなったくらいの変化です。

しかし、結膜の腫れがかなりひどくなってしまうと、下まぶたや上まぶたの中から真っ赤に腫れあがった結膜が外に飛び出してきてしまいます。

こうなると、猫にとっては、視界が遮られる違和感や痛み・かゆみなどで、かなりのストレスを感じてしまいます。

まぶたの外に腫れた部分が飛び出してしまうほど状態がひどくなると、見た目でもはっきりわかります。

触らず、さらにこすり付けたりして悪化させる前に、動物病院で処置してもらいましょう。

また、目薬を差すことによって腫れが落ち着きます。


6.まばたきが多くなる

結膜炎になると、様々な症状が出てきますので、今までにない違和感があります。

そのため、しょぼしょぼしたり、まばたきの回数が増えたりします。

健康な状態の猫は、まばたきはあまり多くありませんので、いつもとまばたきが多くなっていたら結膜炎になっている場合があります。

また、まぶしさに敏感になることもありますので、まぶしくて、目を常に開けてられない状態の時もかなり目をしょぼしょぼさせます。

目をしょぼしょぼさせていたら、白目が充血していないか、涙目になっていないかをよく観察することが大切です。

7.目をこすりつけている

結膜炎はかゆみも伴います。

前足で顔を洗っている、目をこすって気にしている、顔を床やタオルなどにこすりつけるような仕草をしていたりしたら、目を痒がっている可能性があります。

結膜炎の初期であまりひどくなっていないのに、色々なところにこすり付けていると、さらに雑菌が目に入ったり、目が傷ついたりして、余計に悪化してしまいます。

痒がっている仕草をしていたら、悪化する前に動物病院で診てもらいましょう。

あまりにも目を気にしてこするようだったら、エリザベスカラーをつけて目をこすれないようにするのも1つの方法です。

猫の結膜炎にすぐに気づいてあげよう

結膜炎の初期症状は涙・目ヤニ・充血・まばたきの回数が増えるなど、一目では分かりにくいですが、ひどくなると、目が開かなくなる、結膜が腫れて外に飛び出すなどの症状が出てきます。

結膜炎は、最悪失明する危険性もありますので、初期症状に気付いたら早めに動物病院で診てもらうことが大切です。

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