鳴き声がかすれている猫の考えられる原因

最終更新日:2016年7月12日

基本猫は鳴くものなので声がかすれてほとんど声が出ていないとなると心配になりますよね。

特に病気にかかっていたりしたらと考えると怖いものです。

しかし病気以外にも様々な原因がありますので、心配のいるものなのか、そうでないものなのか。

猫の鳴き声がかすれる原因として考えられるものを5つに分けてご紹介します。

1.生まれつき声を出すのが苦手なため

生まれつき良く鳴く猫もいれば、鳴かない猫もいます。

これは声の出し方が下手な猫だったり、猫の性格の場合もあります。

声の出し方が下手な猫は口を開けて鳴いているつもりになってはいるけど、実際には、かすれてほとんど聞こえないような声しか出ていなかったりします。

次に性格による場合ですが、通常猫は甘えたい時、怖い時、通常要求を伝えたい時などに鳴きます。

しかしあまり構われたくない。飼い主に依存しない猫の場合はその訴えをしない分、ほとんど鳴くことが無いという事です。

サイレントキャットとも言われているロシアンブルーは特に鳴かない傾向にあります。

猫が元気であれば大丈夫でしょうが、もし元気がなかったり体調が悪そうであれば一度獣医さんにみてもらいましょう。


2.鳴きすぎてしまったため

人が声を使いすぎた時と同じように、猫も鳴きすぎた場合は、鳴き声がかすれたり、喉が炎症を起こし声が出なくなる場合があります。

動物病院やペットホテル等に預けられたりと環境が変わった事で鳴き続けた。
長時間一匹で留守番をしている中で鳴き続けた。
要求を聞いてもらえない事で鳴き続けた。
こんな状況が挙げられます。

この場合は数日間程度、鳴きすぎないよう注意していれば治まってきます。

ただし、後追いをする寂しがりやな性格の子は注意が必要です。

犬によく知られている精神的な病気のひとつに「分離不安」という病気があります。

飼い主さんがいない事(留守番)に強い不安を感じ吠えたり物や自分を噛み紛らわそうとする行動がその症状です。

これが近年猫でもみられるようになってきてます。

特に室内飼いで飼い主さんと過ごす時間の長い場合は可能性が高いようです。

もし、飼い主が留守の時に、鳴き続ける、食欲がない、トイレ以外での粗相、去勢手術をしたのにスプレーをする、必要以上に自分の身体を舐めたり咬んだりする、物を落としたり壊したりする、他の人に攻撃的になる。

このような行動がある場合は「分離不安」の可能性もありますので早めに獣医さんに相談してみましょう。

3.ストレスがたまっているため

猫は神経質なので小さい変化にでも反応しストレスを感じやすいです。

そしてストレスが原因となり声がかすれたり、出なくなったりする場合もあります。

ストレスの原因として多いのは、引っ越し、新しい猫が増えた、一匹で過ごす時間が増えた逆に、一匹で安心して過ごせる時間や場所がなくなったなどの環境の変化です。

他にも、室内の模様替えをした。知らない人が頻繁に出入りするようになった。

近くで工事などが始まり大きな音がしている。トイレが汚れているなど原因として考えられます。

この場合は、ストレスになっている原因を早急に突き止め安心できる環境を作ってあげましょう。

更におもちゃなどで遊んであげるとストレスを解消にも繋がります。


4.去勢手術が原因

去勢手術の後は連れて帰っても、まだ麻酔が残っている場合は足元もフラフラしていたり、目つきがおかしかったり、ごはんやお水もあまり進まなかったりと、いつも見る元気な姿とは全く違うので、はじめてその状態をみる飼い主さんは不安になりますよね。

その上声までかすれるとなると、とても心配になります。

しかし、去勢手術のあとに声がかすれたり、出なくなっている場合は、手術の際に使用した麻酔が残っていたり、麻酔の吸気チューブを喉から通す事で炎症がおきている事が原因となっている場合があります。

この場合は数日で治まってきますのでご安心下さい。

また猫にとって病院は慣れない環境ですし、手術や傷口の痛み、手術後のカラーでストレスもかかっているはずです。

同時に少しでもリラックスできそうな環境もつくってあげましょう。

もし、声のかすれが長引いたり、様子がおかしいところがあれば、べつの原因も疑い獣医さんにみてもらいましょう。

5.病気にかかっているため

鳴きすぎ、ストレスなどが原因と考えにくい場合は、病気を疑いましょう。

例えば「気管虚脱」といった病気があります。

これは気管が潰れ呼吸ができなくなってしまう病気です。

初期症状は声が出ない、発咳、ガーガーといった呼吸音(ガチョウや豚みたいな鳴き声だと表現される事が多い)がみられます。

その後、苦しくて寝る姿勢がとれなくなったり、チアノーゼがおきて失神します。

最後は窒息死に至ってしまいます。

現在はPLLP法という外科手術で治療が可能です。

しかし、この症状は無症状のまま病気が進行しある日突然起こるケースが多くなります。

病気が進行してしまう事を回避するためにも気がかりな時はすぐに獣医さんに診てもらいましょう。

猫の声がかすれている原因を探ろう

動物は言葉が喋れない分、特に猫の場合は痛みを隠す習性がありますので、今回のように鳴き声の変化は勿論、グルーミングの回数が増えていないか、トイレがきちんとできているか、攻撃的になったりといった変化はないか、など飼い主さんが注意深く観察してあげる必要がありますね。

心配しすぎて病院にしょっちゅう連れて行くのも猫にとってはストレスになってしまうので、普段から小さなサインも見逃さないように見ていくようにしていきましょう。

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