猫が夜鳴きする原因5つ。夜鳴きの原因を解消しよう

猫は静かでいいと思って飼い始めたのに、夜中の猫の夜鳴きに悩まされた経験はありませんか?

猫もかなりの音量で鳴くので、場合によっては飼い主さんの眠りを妨げてしまうことも…。

ですが、実は猫の夜鳴きには様々な原因があるのです。

そこで、猫が夜鳴きする原因をご紹介します。

運動不足

犬と違って猫は散歩が必要にないと思って猫を飼う選択をする方は非常に多いですが、実は猫にも運動が必要になります。

猫は散歩などは得意ではないことが多いので、運動と言えば「遊び」です。

猫はハンティングの形で遊びをします。

猫じゃらしやネズミのおもちゃなどを追いかけることで、運動エネルギーを発散します。

エネルギーを発散することで同時にストレスを発散するので、猫にとって「遊び」というのは一日の内でかなり大事な要素になっているのです。

それがうまくできていないと、夜行性の猫元気な夜に飼い主さんに遊んでもらおうと夜鳴きをします。

夜鳴きをしながら走り回ったり、飼い主さんの上に乗ったり噛んだりする場合は運動不足でエネルギーの発散が十分でない可能性がかなり高いので、一日に猫が疲れるまでおもちゃなどで猫と遊んであげましょう。

エサがない

猫は犬のように決められた時間にエサを食べるよりも、一定の量のエサが置いてあってそれを自分の好きな時間に小分けにして食べることが多いです。

そのため、猫の夜鳴きが激しいときは、エサ皿にエサが十分に入っていないなどの理由が考えられます。

猫はお腹が減った時に我慢をしないので、飼い主さんにエサをくれといっぱいにアピールするでしょう。

それが夜鳴きになっているのかもしれません。

一番良いのは、寝る前にある程度エサを入れておいてあげることです。

そのため、猫のエサは傷みにくいドライフードが好ましいでしょう。

避妊・去勢手術をしていない

避妊・去勢手術をしていない猫は定期的に繁殖の時期がやってきます。

そうなると、求愛の独特な鳴き声で鳴きながら夜中に徘徊をします。

特に、オスの猫は繁殖の時期になるとかなりうるさくなって、飼い主さんの眠りを妨害するような夜鳴きをしてしまうでしょう。

そのため、猫を飼う際には必ず避妊・去勢手術をしてもらうことをオススメします。

この繁殖期の鳴き声が原因で夜鳴きをしている場合は、これらの手術を行うだけで夜鳴きを簡単に防ぐことができるでしょう。

手術の費用は2万円~と比較的安く、ほとんどの動物病院で行うことができるため、猫のためにも必ず受けさせてあげましょう。

環境に不満がある

猫は様々な要因でストレスを感じてしまう動物です。

夜鳴きはストレスを発散したいために、飼い主さんを起こして遊んでもらいたかったり、何かを改善して欲しかったりして鳴いていることがほとんどです。

まず、猫には高くて部屋全体が見下ろせる場所必要です。

それは、猫は縄張り意識が強いために部屋の全体を高いところから見渡して、自分の縄張りに危険が無いか確認をする必要があるからです。

さらには、家で猫を飼っている場合はあまり外が見えないのがコツです。

というもの、猫は縄張り意識が強い動物なので、大きな窓そ外に野良ネコなどが歩いていたり、繁殖期の猫が来たりすると夜中にいてもたってもいられなくなって鳴きだします。

また家猫にとって外は恐怖な場所。

大きな音がしたり、犬などの他の動物を見ただけでもPTSDになって怖がってしまうことも…。

ですので、カーテンなどでできるだけ外から部屋の中が見えないようにしてあげることが大事です。

このように、部屋や家の環境に不満があると夜行性の猫は縄張りを守るために動き回ったり、夜鳴きをして飼い主さんに危険を知らせたり不満を知らせたりしています。

寝室で寝たい

猫のベッドなどを購入して、猫の居場所を作っている飼い主さんも多いかと思いますが、猫の寝る場所は猫自身が決めるものです。

猫の夜鳴きがうるさいからといって寝室から猫を追い出してはいませんか?

猫は寝室で飼い主さんを見守りながら眠ることが多いので、夜鳴きがうるさいからと言って猫を追い出してしまうと、猫が寝室に入りたくてさらに鳴きます。

その悪循環に陥ってしまっていると、猫の夜鳴きを止めさせることは不可能でしょう。

夜飼い主さんが眠るときは猫が行く場所を制限するのではなく、極力猫が好きな場所に行けるようにしてあげていると、猫が夜鳴きをして飼い主さんに何かをお願いしようとすることが避けられるでしょう。

猫が夜鳴きをする原因を解消しよう

猫は犬とは違って世話のかからない動物ではあります。

ただし、しつけができないのである意味では犬よりも猫のいる環境に気を使ってあげないといけません。

猫が夜鳴きをするのには必ず原因があります。

できるだけそれを解消してあげることが、猫にとっても飼い主にとっても幸せに近づける方法です。