猫は臭いがせずに飼いやすいと言われてはいますが、どうしても臭ってしまうこともあります。
猫が臭くなってしまうと家の中全てが臭くなってしまうので、なかなか対処が難しいですよね。
そこで今回は、猫が臭い時の対処法をご紹介します。
ペット消臭剤を置く
猫が臭くなってしまうというのは、多くの場合が「猫のトイレ」が原因です。
猫は元々水のない乾燥地帯で暮らしていた生き物なので、猫の糞尿は凝縮された状態で排出されるため、ものすごく強い臭いを持っています。
そのため、長い時間部屋を空けて留守をする場合、猫の排泄物の匂いが部屋の中に漂ってしまうでしょう。
もちろん、トイレの掃除をすればある程度は臭わなくなりますが、やはり臭いというのはついてしまうので気になります。
そんな時に頼りになるのは「ペット消臭剤」です。
猫の負担にならない香りでしっかりと猫の匂いを取り除いてくれるので、部屋の中が嫌な臭いにならなくなるでしょう。
設置型の消臭剤であれば置いておくだけで良いので、忙しい方にもオススメです。
猫を洗う
猫は自分で毛繕いをするので、臭いはあまりしない動物です。
ですが、猫の種類によっては毛に汚れが溜まってしまったりするため、定期的にシャワーやブラッシングをして、体の清潔さを保ってあげなければならない猫もいます。
また、老猫の場合は毛繕いをあまりしなくなるので、体が汚れてしまうこともあります。
そのため、猫自身が獣臭くなってしまい、その臭いが猫がいる場所に移るので、部屋の中がどんどんと臭くなってしまいます。
ですので、猫をキレイに洗ってあげる必要がある場合もあるのです。
毛足が長い猫の場合は、家でシャワーをして体をキレイにしてあげましょう。
自分では不安という人の場合は、トリマーなど専門家にシャワーをして貰うようにしましょう。
シャワーの頻度については、猫のストレスにならないように動物病院などで相談をしましょう。
また、毛繕いができなくなった老猫の場合は、シャワーをして水をかけてしまうと大きな負担になるので、ぬるま湯をきつく絞ったタオルなどで優しく拭きながらマッサージをするようにしましょう。
老猫の場合はトイレの後にお尻の周りをウェットシートなどで拭いてあげるようにすると、排泄物が身体につきっぱなしになってしまうことを防げるので、トイレに入ったら出るまで待機をし、猫の代わりに拭いてあげるようにしましょう。
空気清浄機を使う
猫をシャワーに入れたとしてもどうしても臭いは出てしまうものです。
敏感に臭いを感じ取ってしまうという方は空気清浄機を使用することをオススメします。
猫が出入りする部屋に空気清浄機を作動させておけば、猫から出る臭いを自動的に洗浄してくれるでしょう。
ペット用消臭剤と併用すると、猫のペット臭を極力少なくすることができるのでオススメです。
最近の空気清浄機はかなり優れているので、気になる猫のペット臭も軽減してくれるでしょう。
動物病院へ行く
猫のトイレ臭や獣臭ではなく、猫の口が臭い場合、猫が病気を抱えている可能性があります。
特に高齢の猫になると、歯周病になっていたり、腎臓に疾患を患っていたりするため、よりキツい口臭になるでしょう。
そのため、いつもは気にならなかったのに急に猫が臭くなったという場合には、病気を疑って動物病院へ検査へ行きましょう。
猫の臭いが病気による口臭であれば動物病院で治療をすることが一番の解決策になりますので、すぐに検査をしに行くことをオススメします。
ご飯を置きっぱなしにしない
猫の口の中と言うのは雑菌だらけのもの。
そのため、猫用の皿に猫のエサを入れっぱなしにして猫がいつでも食べれる状況にしてしまうと、猫が口をつけたエサに雑菌が繁殖して臭くなってしまい、そのエサを猫が食べることで口臭や歯周病などの原因になってしまうこともあります。
それを防ぐためには、猫にエサをあげる時間帯を決めて猫が一回で食べれる分だけお皿に入れ、食べ残した分は処分をし、お皿は毎回しっかりと洗うようにするようにしてください。
そうするだけで、エサに雑菌が繁殖することが防げるので猫の口臭を防ぐことができます。
特に、缶詰タイプのエサは水分を含んでいるため、猫の唾液から雑菌が繁殖しやすく、夏場だとエサ自体が臭いを放つこともあるので、エサの管理はしっかりと行うようにしましょう。
オススメは、ドライタイプのエサを自動で食べきれる分だけを出してくれる自動給餌機を利用することです。
猫に関する臭いを取り除こう
猫自体はあまり臭わないものですが、猫の住む環境によって臭いを放ってしまいます。
また、普段は気にならなかったのに急に臭いが出てきたときは病気の可能性が高いので、早めの検査と治療をオススメします。
さらに、オス猫の場合は去勢手術をしていないとマーキングで臭いのするおしっこを部屋中にしてしまうので、去勢をしていない場合は動物病院に相談をしに行きましょう。