室内外で猫を飼う上で必ず必要なのがトイレです。

猫が気持ち良く用を足せる環境を作ってあげないと、無理に我慢して膀胱炎などの病気になってしまうこともあります。

どんな砂を選べばいいのか、オススメの猫砂を値段や特徴からご紹介します。

ニオイをとる砂

鉱物系の砂で、主原料はベントナイト(吸水性や吸着性に優れる粘土)などで、ネコの尿でひと塊りにまとまるため、掃除もしやすいです。

また、ポリフェノールと抗菌剤でニオイも抑えてくれます。

ネコは元々砂漠のような場所で生活していた動物なので、紙や木材よりこうした鉱物系の砂を好む傾向があります。

ただし、鉱物系の砂というのは少々重量がかさむので、そこは留意点でしょうか。

1袋5Lで3.9kgありますので、家の中での持ち運びが大変かもしれません。

また、処分時にはトイレに流したりは出来ないので、燃えるゴミで出しましょう(お住まいの地域によってはルールが違うことがあります)。

オーソドックスな猫砂で、値段もお手ごろ、どの砂から試せば良いのか迷っている飼い主さんは、まずここから試してみるのがオススメかもしれません。

ニャンとも清潔トイレ

砂、と言っても主原料は針葉樹の木材チップです。

木材なので細かい粉塵が舞いにくく、粉っぽいのが嫌いな方にはオススメの猫砂になります。

重量も4Lで2.4kgと、比較的軽いので女性でも問題なく取り回し出来るかと思います。

香料や抗菌剤は無配合なので、ネコがもし舐めたり口に入れてしまっても安心です。

ただし、喉に詰まったりすると流石に危ないので、目の前で食べようとしていたらやめさせましょう。

鉱物系のように尿で固まらないので、毎回取り替える手間が省けて掃除が楽というメリットがあります。

また針葉樹のチップは脱臭作用もあります。

大きめの粒、小さめの粒、極小の粒と種類があるので、飼い主さんやネコちゃんの好みに合わせて選んだり、ブレンド出来たりするのは嬉しいですね。

抗菌デオトイレ取替え専用飛散らない緑茶・消臭サンド

こちらは緑茶の消臭成分を含んだタイプの猫砂です。

主原料はパルプで、紙系の砂ですね。

紙素材ではありますが、トイレには流せないので注意が必要です。

しかし、紙なので軽いです。

4Lで重さは1.5kgと、上記2点と比べてもかなり軽いですね。

これだけ軽いと持ち運びも全く苦にならないレベルです。

処分時にゴミ捨て場まで持っていくのも楽ですよ。

紙素材ですが、粒はそこそこ大きめなので飛び散りは最小限に抑えられます。

猫の尿をすばやく下に通してシートで吸収し、残ったわずかな尿はサンドが吸収するので表面はいつもサラサラの状態が保て、掃除の手間もウンチを取り除くだけなので、1週間以上清潔にニオイを抑えられます。

1つ注意点としては、こちらの砂はデオトイレ用の取り替え砂となっています。

他のトイレ本体とシートだと、ものによっては十分な効果、使用感を得られない可能性があります。

おからの猫砂グリーン

名前の通り、主原料はおからです。

食品として使用されている高純度のものを使用しているので、猫が舐めたりかじったりしても比較的安心な素材です。

水によく溶けるので、水洗トイレに流すことができるのが特徴。

尿で固まった部分を取り除き、そのままトイレに流せば、夏場などでもゴミを貯める必要がないのでニオイを気にする必要もありません。

燃えるゴミとして普通にゴミ出しすることも出来ます。

重量は6Lで4kg弱と重めです。

大粒のペレット型に成型されていますので、飛び散りが少なく、トイレ周りの掃除はしやすいです。

色がグリーンなので飛び散っても粒が目立つのも掃除が容易な理由です。

また、内容量は6Lとかなり多く、値段は他の猫砂と比べても安かったりしますので、家計に優しいのは評価点ですね。

猫砂は長い目で見れば意外と出費がかさむものであるので、安くて品質が良いならそれに越したことはありません。

クリーンミュウ国産天然ひのきのチップ

国産天然のヒノキを使った猫砂になります。

その特徴は、なんといってもヒノキの持つ上品でさわやかな香りと消臭効果。

猫の尿は通り抜けさせて下に敷いたシートに吸収させ、砂表面にはほとんど尿が残らないので、ウンチだけを捨てればかなりの長期間ニオイをシャットアウトしたトイレ空間を保てます。

また、木製タイプなので粉末の飛散はほぼなく、粒もそれなりに大きいので周囲への飛び散りもあまり気になりません。

容量は3.5Lで1.8kgほどと軽く、運ぶのも容易です。

処分の際は、燃えるゴミとして出すことになります。

欠点はと言えば、吸水性がほぼゼロであるため、見た目には尿をしたかどうか分からないので、尿の回数や量などを健康管理のために知りたい場合には少々厄介なことでしょうか。

これは同タイプの砂全般に言えることですが、尿の具合をしっかり見たいときには、色の白い砂や吸水性のある砂に一時的に変えるなどの措置をとることも視野に入れておくと良いでしょう。

愛猫がトイレをしやすい猫砂を買おう

5つのオススメ猫砂を紹介してきましたが、必ずしもそれがベストということはありません。

猫にも人間と同じように好みがありますし、例えばシリカゲルや炭などを原料とした砂が好き、という猫もいます。

ぜひ愛猫の気に入る砂を見つけてあげてください。