アメリカンファジーロップ

うさぎはどの品種も可愛いのですが、やはり懐きやすく性格の穏やかなものが好まれるようです。

その中の一つにアメリカンファジーロップという種類がいます。

人に馴れやすく性格もいいので通年人気のあるうさぎです。

アメリカンファジーロップとは

アメリカンファジーロップは、オランダ生まれのホーランドロップイヤーと、フランス生まれのフレンチアンゴラを交配して誕生したアメリカ生まれのうさぎです。

見た目もこれらの特徴を受け継いでおり、長い垂耳をしていてふわふわで長めの毛(約5cm)を持っています。

体長は約30cm、体重は2㎏~2.5㎏程度の大きさで、他の中型のロップイヤー種に比べれば、比較的小型です。

丸みがある体つきとつぶれたような愛嬌のある顔が、非常に可愛らしいうさぎです。

一部では通称アメファジなどと呼ばれ、ファンや愛好家も多い人気のある品種です。

アメリカンファジーロップの性格

うさぎは基本、神経質な個体が多い動物です。

アメリカンファジーロップは性格が温和かつのんびりしており、触られる、抱っこされるなどが平気な個体が多くなります。

またとても大人しいですが、感情表現が豊かなところもあり、名前を呼ぶと寄ってきて、なでてほしがる仕草などをすることもあります。

知能も高く、遊びも大好きです。

できれば一日30分か1時間はケージの外に出して運動させてあげましょう。

その際は電気のコードをかじられたり、畳や絨毯をバリバリにされたりすることがあるので、そのようなことがない場所に放しましょう。

また特徴としては長毛種のうさぎなので、ブラッシングなどのマメなお手入れが必要なことが挙げられます。

毛の手入れをしたり、かまってあげたりと、アメリカンファジーロップのケアに時間をさける人向けのうさぎです。

アメリカンファジーロップの値段、購入

アメリカンファジーロップの値段は3万円~5万円と少し高めです。

購入に関しては、スタンダードなタイプについては簡単に購入することができますが、ショータイプと呼ばれるものについてはなかなか難しいようです。

ちなみにスタンダードとはうさぎのショーに出場できる基準を満たしている個体のことで、ショータイプはそのショーにおいて入賞できる可能性のある個体のことを言います。

また購入に関してですが、夏は入荷が非常に少なく手に入りづらいという傾向があります。

ショップに行くならうさぎの繁殖期などに合わせた春がよいでしょう。

アメリカンファジーロップの寿命、健康

アメリカンファジーロップの寿命は約5年~10年です。

健康に関しては他のうさぎ同様、暑さ寒さ、湿度に弱く、特に長毛ということもあり夏は辛いようです。

梅雨、夏場は皮膚病や熱中症などに注意し、お尻まわり等をまめにブラッシングし、保冷剤や冷却マットで涼を与えてあげる必要があります。

冬は保温用ヒーター、うさぎ用ベッド、保温効果のある巣箱などで暖めてあげましょう。

適温は幼体で26℃~27℃、成体で20℃~25℃、湿度は40%~60%に保つことがベストです。

他に気をつけなくてはならない症状としては、毛玉を飲み込むことで起きる毛毬症、歯の伸び過ぎや、耳が垂耳なので耳の病気、骨折、尿石症などです。

何かあったらすぐ獣医さんに連れて行けるようにうさぎ用のキャリーケースを用意しておくとよいでしょう。

アメリカンファジーロップの飼育

アメリカンファジーロップの飼育はうさぎ専用ゲージで行います。

うさぎのケージは狭すぎてもいけませんが、広すぎても落ち着かずストレスとなります。

目安としてはケージにエサ箱等の備品を全て設置してもうさぎが悠々と寝そべることができるぐらいが最適です。

ちなみに多頭飼いについてですが、うさぎは縄張り意識が強い動物なので、単独飼育が原則となります。

ケージ内にはスノコを敷き、エサ箱、給水器、牧草入れなどを入れます。

エサについては主食に牧草とうさぎ用ペレットを7.3の割合で与えます。

ペレットについては栄養豊富ですが、ロップイヤー種は、肥満になりやすいという面もあるので、あくまでも牧草を補うかたちであげるのがよいでしょう。

特に牧草については歯をすり減らす役割も兼ねているので必ずあげましょう。

他に副食として野菜、果物なども食べさせます。

給水については水道水でかまいませんが、常に新鮮な水をあげてください。

アメリカンファジーロップのケア

アメリカンファジーロップは通常換毛器が2回ですが、飼育下では毛が生え変わる時期が不定期です。

毎日ブラッシングしてあげることはもちろん、毛が抜け変わる様子があったら、いつもよりこまめにブラッシングしてあげることが必要です。

ケアはうさぎ用ブラシの他にも犬用、猫用のブラシで行うこともできます。

またカルシウム不足による骨折など防止のため、日光浴もさせた方がよいでしょう。

ただし、外やベランダは猫、カラスなどの危険があるため、室内の窓際で軽く日差しを浴びさせてください。

他にも伸びすぎたりした場合、爪のケアなども定期的に行う必要もあります。

アメリカンファジーロップの特徴を知ろう

アメリカンファジーロップは、うさぎ目特有の神経質なところが少なく、性格もとても穏やかで、人にも懐きやすい品種です。

どの種類を飼おうか迷っている、うさぎの飼育は初心者という人にもオススメできます。

ただ被毛のケアだけはかなり手間がかかってしまうので、その点が可能かどうかよく考えて購入しましょう。