猫が快適に過ごすことが出来る室温は20度程度と言われています。

原産国によっても、個体によっても、猫の快適な温度は異なります。

ただ、若い猫よりは、年をとった猫の方が寒がりになることが一般的です。

これは脂肪の量も筋肉量も減るためです。

寒がっているようだったら、しっかりと温めてあげましょう。

猫用のベッド(キャットハウス)を使う

キャットハウスはたくさんホームセンターなどでも販売されています。

中の素材がフリース素材やもこもこしている素材でできており、体温だけで十分暖かくなることでしょう。

でも、キャットハウスは窓の傍に置いてあると、意外に寒いこともあります。

また、家の中には、思ったよりも隙間風が当たる場所もあります。

キャットハウス自体は窓際には置かないようにしましょう。

キャットハウスは段ボールでも作ることができます。段ボールは断熱効果も大きいです。

暖かいマットを使う

厚い断熱層と保温層が層になっている暖かい素材のカーペットも、猫自身の体温だけで温まることができます。

電気も使用しないので、経済的です。

このようなマットは、キャットハウスやケージの中にも敷くことができます。

キャットハウスよりは手軽に洗うこともできるので、清潔に保つことができ、飼い主さんにとっては助かる商品です。

湯たんぽを使う

昔ながらの方法ですが、湯たんぽは毛布にくるんで寝床においてあげるだけで、とても温まります。

従来の湯たんぽにお湯を入れるタイプの商品でもOKですが、最近ではレンジで温めて再利用することができる商品も多く売られています。

商品によっては、温かさが10時間ほど持続すると言われています。

とても経済的です。

この商品を使う時は、必ず毛布や布に包んで、猫が爪を引っ掛けて中身を破らないように注意しましょう。

ホッカイロも湯たんぽ同様温まりますが、口に入ってしまうと危険なので、十分な注意が必要です。

お腹を温めてあげると、効率的です。

電気ホットカーペットをつかう

ホットカーペットは犬猫サイズの小型のものも販売されています。

とても暖かく、上に毛布をかけることでこたつのようになり、温まることができます。

他の商品と比較すると少し値段は高いですが、保温効果は非常に高いです。

でも、留守番中は注意が必要です。

稀にコードを遊んでいて噛み切ってしまう猫もいるからです。

「うちの子はそんなことしません」と言われるかもしれませんが、いざ感電などの思わぬ事故が起こってからでは遅いので、留守中に電化製品は使用しないようにしましょう。

部屋全体を暖める(エアコンやストーブを使用する)

エアコンやストーブはどのご家庭でも使われている暖房用品でしょう。

エアコンは猫が一人で留守番しているときにも安心して使用できます。

しかし、空気が乾燥するので加湿器を併用することをオススメします。

乾燥が続くと、猫も風邪をひきやすくなってしまいます。

また、空気をしっかりと循環させるように、サーキュレーターなどを使って床まで暖まるようにしてあげましょう。

ストーブはエアコンほど乾燥もせず、部屋全体が温まるので非常に人気です。

猫もストーブが好きなことが多いですが、ストーブに近づきすぎたあまりにヒゲが焦げてしまう猫も少なくありません。

最近ホームセンターでは、ストーブを覆う柵が市販されるようになりました。

柵を併用して、猫が火傷をしないように注意しましょう。

そして、留守番中にはストーブの使用は避けましょう。

洋服を着させてあげる

猫に洋服を着せてあげるのは抵抗がある方もいるかもしれません。

また、猫自身服を嫌がって、いざ着させてあげても転げ回って嫌がる子もいます。

こういった問題がなければ、服を着させてあげることもオススメです。

毛がたくさん抜け落ちることも防げるので一石二鳥です。

洗える素材のものを選ぶことをオススメします。

ブラッシングをこまめに行ってあげましょう

ブラッシングをこまめにして、不要な毛を取ってあげることで被毛に空気が含まれ、保温効果があります。

仮に毛玉ができてしまったら、体の周りに空気層ができないので、冷えやすくなってしまいます。

きちんとブラッシングしてあげることで、血行も良くなるので、体温が上がります。

このような意味で、ブラッシングをこまめにしてあげることは大切です。

老描に寒さ対策をしてあげよう

老猫は本当に寒がりですが、猫が一人でお留守番の時に電化製品を使用することは危険なので、1~3の方法を併用してあげましょう。

ただ、猫が暑がることもあるので、猫が自由に暖かい場所と涼しい場所を行き来できるようにしてあげておくことをオススメします。

猫を温める方法を併用して、いつまでも元気に過ごしてもらいましょう。