うさぎの散歩、うさんぽには賛否両論ありますが、基本的にはとても危険な行為とされています。
しかし自分のペットを狭い部屋の中だけで飼うのがかわいそうなので、飼い主が気をつけて散歩させる必要があります。
どれも重要なことなので、しっかりと把握して散歩をしてあげましょう。
うさぎは補助される側だと認識する
うさぎにとって外に出ることが大変危険なことに繋がります。
なぜかというと外敵が多く、怪我をしたり命を落とす危険もあるからです。
普通に散歩をしている犬もいますし、猫も自由に散歩をしています。
犬は飼い主さんがリードを持っているので、襲ってはこないと思うかもしれません。
しかし犬の飼い主さんも、まさか自分の犬がうさぎを傷つけるとは思ってもいないでしょう。
ちょっと目を離した好きにいたずらをしただけで、うさぎはとてもストレスを感じてしまします。
猫にいたっては自由なので抑えようがありません。
また一番の大敵は烏だと言われています。
うさぎは捕食される側なので、いつ襲われるか分かりません。
飼い主さんがいるから大丈夫だと思っていても、烏は一瞬の隙をついて捕食して行きます。
烏も生きるために必死です。
散歩には常に周りに敵がいて、襲われる危険があることを認識しておく必要があります。
キャリーケースなどに慣れさせる
一歩外に出たら外敵が多いうさぎなので、外敵から守る手段が必要になります。
飼い主が抱きかかえていても、烏に襲われてはひとたまりもありません。
またリードをつけて外敵に突然襲われた時には、もう怪我をしていたりして遅い場合がほとんどです。
ですからキャリーケースに入れてから出掛けて、安全だと思う公園などまで入れておくのも必要でしょう。
うさぎはすぐにストレスを感じてします動物なので、キャリーケースに入れられる時は病院に行く時だと分かるとストレスを感じてしまいます。
ケースに入れてもストレスを感じることがなくなってから、散歩に連れて行きましょう。
特に目的の場所に着くまでに外敵に出会ったりすると、ストレスを感じますし、泣き声を聞いただけでももちろんストレスになります。
安全な場所までは外敵に会わないようにすることが大切です。
リードに慣れさせる
うさぎをペットとして飼う事になったのは犬や猫に比べてごく最近のことです。
うさぎは捕食される側なので本来臆病な性格ですし、ストレスを感じやすいのでペットには不向きだと言われていました。
しかし安全な場所でうさぎの大好きな食物があれば、とてもかわいいペットとして飼う事ができます。
ストレスを感じやすい動物なので、リードやハーネスを付けることはとてもストレスに感じることでしょう。
しかし外敵が多いうさぎにとって、とっさの時にも飼い主が命を守る手段としてとても重要なツールとなります。
うさぎがストレスを感じなくなるまでは、外に出すことは避けた方が良いでしょう。
エサや飲み物を用意する
散歩では外敵以外にも注意しなければならないのが、エサになります。
うさぎは草食動物なので外にある草などを食べてしまいます。
外敵の少ない公園などでは、キレイに整備された芝生や草むらがありますが、良く見ると雑草が少ないことが分かると思います。
1本ずつ抜いている訳ではなく、除草剤を使用している場合がほとんどです。
うさぎにとってはこの農薬が毒薬に変わってしまうのです。
犬や猫は草食動物ではないので問題はありませんが、うさぎの場合には外敵の他にもそこら辺に生えている草も外敵になってしまいます。
ですからハーネスなどをつけて散歩をさせて、草を食べようとしたら食べさせないように常に見張っている必要があります。
エサと水を持参して散歩することは、うさぎが健康でいる為には必要不可欠になります。
ノミやダニにも注意が必要
うさぎが外で遊ぶには穴を掘ったり動き回れる環境が必要です。
コンクリートの上ではただ動き回るだけで穴掘りもできませんし、暑さに弱いうさぎですら、日差しとコンクリートの暑さにやられてしまうかもしれません。
家で飼っていてもダニなどに寄生されてしまうことはもちろんありますが、外では意外と草むらなどにもノミやダニが多くいます。
外敵がいないからといって安易に草むらを選ぶこともいけません。
ノミやダニに寄生されると痒くなり、かき過ぎて皮膚を傷めてしますケースもあるようです。
犬などに比べるとやはり弱い動物ですから、寄生されることによって貧血などの症状を起こすこともあります。
動物病院で薬を投与してもらうことにもなりますので注意が必要です。
うさぎを守ってあげることが大切
うさぎを散歩させるには様々な障害があります。
しかしうさぎの散歩を楽しんでいる飼い主さんが多いのも事実です。
飼い主がしっかりと責任を持って、外敵から守ることを怠らなければ、うさぎの散歩を楽しむことができるはずです。
しっかりとうさぎの生態を理解してあげて、犬とは違い弱い動物なんだという認識を忘れないでしっかり守ってあげましょう。