天使のようなふわもこうさぎさんと一緒に添い寝できたらいいなと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし気を付けないと思わぬ事故や怪我に発展してしまうことや、飼い主も困ってしまうことがあります。
そこでうさぎと添い寝をする際の注意点をご紹介します。
1.うさぎを潰さないように気をつける
そんなのわかってる。と思われがちですがとても重要な事です。
まず頭に入れておいていただきたいのは、うさぎの骨はとても弱いということです。
体重に対して骨の密度が7-8%くらいと言われており、他の動物は猫が13%、人間は18%と数値を見ても圧倒的にうさぎの骨は軽いんです。
これは野生で生きていく時に、敵から素早く逃げられるように必要最小限に抑えられているからです。
そこで、思わぬ事故が考えられるのは、人間が添い寝し、熟睡した場合です。
無意識にとる行動の一つとして「寝返り」というものがあります。
その寝返りをした時、うさぎ自身が危険を察知して逃げられればいいのですが、運悪く逃げ遅れたら簡単に骨折してしまいます。
もし、骨折になったとしても、うさぎの骨折はほとんどの場合、手術ができなく、一生治らないとされています。
ギプスなどもありますが、とてもストレスに弱いので余計に状態が悪化してしますこともあります。
例をあげますと、骨折による下半身不随からのストレスが原因で、ごはんを食べなくて死んでしまったなどということもあります。
骨折なんかで大げさな。と思われるかもしれませんが、うさぎにとっては命取りになることも十分考えられます。
2.うさぎはいたずら好き
うさぎは犬や猫と違って、長い時間睡眠とるということはしません。
基本的に短時間睡眠を繰り返しているので、早い時には数秒だけ寝るというのも珍しいことではありません。
動いては寝て、の繰り返しです。
それは水を飲んだり、ご飯を食べたり色々なことをするのですが、それと同時にいたずらもします。
うさぎは基本的に賢い動物なので、飼い主が見ていない隙を狙って様々なことを企んでいます。
「普段は怒られるけど、今は寝てるから大丈夫だ」と解釈し、部屋にあるありとあらゆるものを噛みちぎったり、破壊していきます。
ここで考えてもらいたいのは、コードの断線です。
うさぎはコードを噛みちぎるのが大好きなので喜んで噛みに行きます。
コードが電源に刺さったまま断線すると、感電するのですが場合によっては感電死や火事の原因にもなります。
幸い怪我だけで済んだという話もありますが、決して油断はできません。
3.誤飲に注意
うさぎは、じっとしていられない動物なので、例え添い寝していてもすぐに動き出します。
また、良し悪しにかかわらず、噛み応えが良ければなんでも食べてしまいます。
段ボール、紙、布類が一般的ですが、飼い主が寝ている間に異物を食べてしまうと非常に危険です。
うさぎですので大きいものは食べられませんが、小さいものでも異物が胃の中で蓄積されると、おなかの中で詰まってしまい、体の外に出てくれなくなることがあります。
そして、うさぎの構造上、吐き出すことができません。
このような状態で気づかずほっといた状態にしてしまうと、一日持たず死んでしまいます。
うさぎは声帯がないので自分の非常事態を知らせることはできません。
腹痛を感じるとうずくまって動かなくなります。
飼い主のそばで何かしら訴えることもできません。
気づいて病院に行ったとしても、手術の場合麻酔から覚めないことも少なくありません。
4.布団の上はトイレ
うさぎは、ふわふわしている肌触りのいい布だったり布団が好きです。
うさぎ自身がリラックスしますと、膝の上で撫でてる時でも粗相をします。
この場所が気持ち良いところと判断されてしまった場合、高確率でトイレにされたり、粗相まみれになってしまいます。
うさぎのうんちはほとんど無臭に近く、コロコロなので比較的に簡単にお掃除できますが、おしっこについては、そうもいきません。
うさぎのおしっこは、カルシウムが非常に多く含まれているので、とても匂いが強いです。
一度すると、匂いがついてるため、その匂いがなくなるまで何度も何度もします。
個体にもよりますが、自分のテリトリーを増やすために色んなところで粗相したりします。
また、基本的にうさぎはアナうさぎですので穴を掘る動作をするのですが、布団の上で穴掘り行動をした場合、興奮しすぎると縄張りを主張しておしっこを飛ばしたりします。
猫でも言われている「スプレー」行動の一つです。
うさぎと互いに気持ちよく添い寝しよう
うさぎは賢くもあり、自分勝手な一面もあります。
添い寝する場合は、部屋に危険なものはないかを考え、誤飲しそうなものはしまい、コード線については、ガードできるものを別で設置するか、コード類を一切撤去するなどをオススメします。
布団も汚れてもいいようなものを使いましょう。