うさぎは近年、ペットとしての人気が高まっています。
鳴き声が静か・散歩に行く必要がない・ほとんど無臭という、動物の飼育が初めての方にも比較的飼いやすい動物です。
何よりも愛らしいルックスが魅力な、うさぎの寿命はどの位なのでしょうか。
うざきの寿命は5年~8年
うさぎの寿命は一般的に、5年~8年と言われています。
しかし飼い方によっては10年以上生きるうさぎもおり、ギネス記録に登録されている最高齢のうさぎは40歳です。
ここ数年でうさぎを飼う方が増え、飼い主が飼育に際して正しい知識を身につけた結果、飼育環境も向上し、飼いうさぎの平均寿命は7年に伸びました。
それまでは「5年生きれば良い方」と言われていました。
うさぎの一生
うさぎの一生は大きく分けて、幼年期・青年期・壮年期・老年期にステージ分けをすることが出来ます。
うさぎの個体によって時期が早まったりする場合があります。
また、人間に当てはめると大体どのくらいの年齢になるのでしょうか。
幼児期.生まれた日~4ヶ月(人間の場合.誕生~9歳)小さな赤ちゃんの時期です。
3か月~1ヶ月くらいで性別の判断が出来るようになります。
成長期.4ヶ月~3歳(人間の場合.9歳~30歳)生後半年で乳離れをし、1歳には大人の身体になり、人間で言う20歳になります。
うさぎの一生の中で、身体的に最も充実している時期です。
壮年期.3歳~6歳(人間の場合.30歳~50歳)人間でいう中年です。
体力も段々と落ちて来てしまい、この時期から病気にかかりやすくなります。
老年期.7歳以上(人間の場合.50歳以上)体力・食欲が落ち、運動はほとんどしなくなります。
生きているだけで「この子はよく頑張ってるね」と言われる時期です。
うさぎを長生きさせるために、飼育環境を整えましょう
可愛いうさぎは犬・猫と同じように、大切な家族の一員です。
なるべく長く一緒に過ごせるように、気をつけるポイントをご紹介します。
まずはうさぎを飼う環境を整えましょう。
ケージの広さは、うさぎが脚を伸ばして寝ころがっても余裕があるくらいのスペースが必要です。
また、大きな音がストレスになりますので、なるべく静かな、温度の変化のない場所にケージを置きましょう。
そして1日の決まった時間にケージの外に出て、自由に走り回ったり、ジャンプをしたりするスペースも必要です。
その時、怪我の原因になるような家具や小物を近くに置かないようにしましょう。
サークルなどで囲いを作るもの手です。
かかりつけの動物病院を決めておきましょう
次に、かかりつけの獣医さんを見つけておくことが重要です。
動物病院は沢山ありますが、うさぎを診察出来る獣医師さんがいるの病院はまだ限られているのが現状です。
具合が悪くなってからでは手遅れになる場合があるので、電話などで問い合わせをし、うさぎを診察してもらえるか確認しましょう。
またうさぎはストレスに弱いので、長時間の移動が難しいです。
さらに、極端な暑さ寒さにも弱いので、なるべく快適な環境で移動することも大切です。
以上のことを踏まえて、早めにかかりつけの病院を決めておきましょう。
飼い始め、生後3~4ヶ月を過ぎたら、動物病院に行き、定期的に健康診断を受けさせます。
病気の早期発見は長生きをする上でとても重要なポイントです。
うさぎは鳴きませんし、身体の不調をあまり表に出しません。
目に見えて具合が悪いという時は、病気が進行してしまった状態であるかもしれません。
そのため日頃の体調管理がとても重要になって来ます。
成長期の元気は時期でも、最低1年に1回は健康診断を受けましょう。
食欲が落ちている・いつもは走り回るのに動かない・糞が少ない・糞が柔らかい、など異常があったら病院に相談しましょう。
これらの細かい変化に気がつくには、飼い主が日々うさぎをよく観察することも大切です。
去勢・避妊手術は獣医と相談
これはうさぎを繁殖させない方針で飼う方の多くがぶつかる問題です。
うさぎは繁殖能力がとても高いにもかかわらず、繁殖をさせないことでストレスがかかり、生殖器の病気にかかる危険性が高まるという意見もあります、ですが、うさぎはとても身体の小さな動物です。
そのため手術が終わった後、麻酔から目覚めなかったということもあるようです。
寿命を延ばすための手術が、悲しい結果となってしまうこともあります。
それだけ小さく、繊細な動物です。
手術の危険性もしっかり知り・獣医さんとよく相談し、その上で飼い主がどういった選択をするのか、きちんと考えることが重要です。
うさぎは寂しいと死んでしまうは本当?
寂しいだけで死ぬことはありませんが、忙しくてあまりなでてあげる時間が取れなかったりすると、死んだふりをして飼い主の気を引こうとすることがあります。
エサを食べなくなったり、具合が悪そうに寝転がることもあります。
うさぎの性格にもよりますが、飼い主にきちんと可愛がってもらえないというのも、うさぎにとってはストレスの一つとなるようです。
毎日うさぎとスキンシップを取る時間を作り、なるべく気にかけてあげましょう。
ストレスがうさぎの寿命を短くする
うさぎに長生きをしてもらうには、環境を整え、日々の体調に気を配り、なるべくストレスを減らすことが必要です。
うさぎの種類によって飼い方などは異なってしまうのですが、今回ご紹介したのはどの個体にも当てはまることです。
一般的な寿命を超えて長く健康に生活出来るよう、飼育書やインターネット、うさぎ飼育の先輩方から学びましょう。
そしてうさぎを沢山可愛がりましょう。