ラビットホッピングとは。うさぎと一緒に行うスポーツ

最終更新日:2017年1月29日

犬や猫ほどではありませんが、ペットとしてうさぎを飼っている人はたくさんいます。

犬や猫などと違い、うさぎは鳴いたりすることがないため、集合住宅でも気にせずに飼いやすいということも安定した人気のポイントでしょう。

今回はうさぎにまつわるイベントである「ラビットホッピング」についてご紹介します。

「ラビットホッピング」とは?

ラビットホッピングとは、「ラビット」や「ホップ」というフレーズから何となくイメージできるのではないでしょうか。

ペットのうさぎと行うスポーツの一種で、ジャンプして障害物を跳び越えさせたりする競技です。

馬や犬などには、人の指示を聞いて障害物をクリアしていくアジリティーという競技があります。

ラビットホッピングは、うさぎのアジリティーとも言われているスポーツです。

ラビットホッピングが犬のアジリティーと違うとことは、その競技の目的や性質の部分にあります。

犬のアジリティーでは飼い主との息があっていることに加え、犬の身体能力が大きく問われます。

しかし、うさぎは犬のようにいろいろなしつけをしたりすることはできません。

また、ジャンプが得意ではありますが、能力に限りもあります。

ですので、ラビットホッピングは、ジャンプ競技というよりも飼い主とのうさぎの息が合っていることが問われる競技です。

ラビットホッピングの歴史

日本ではあまり一般的ではないラビットホッピングですが、その歴史は1970年代に遡ります。

1970年代前半にスウェーデンで始まった、障害物のジャンプ競争がラビットホッピングの始まりです。

当初は馬の障害飛越競技に擬えて実施されていましたが、その後、うさぎにあった競技になるように変更が重ねられてきました。

初めての国際大会は1987年に、発祥の地であるスウェーデンのストックホルムで開催されています。

現在ではスウェーデンだけでなく、北欧やヨーロッパ、アメリカやオーストラリアにも競技の輪が広まっています。

競技な盛んな国では、それぞれラビットホッピングの競技団体が設立されていたりします。

日本でも2015年に日本ラビットホッピング協会(JRHA)が設立されました。

これから日本国内でも、どんどんと普及していくかもしれませんね。

競技のルール

ラピットホッピングの競技ルールはいたってシンプルで、それほど難しかったり複雑なものではありません。

まず直線のコースの上には、スタートとゴールそれぞれにハードルが設置されています。

そして、スタートとゴールの間にも10個ほどのハードルが設置されています。

初級レベルと上級レベルがあり、レベルによってハードルの数や高さが異なります。

競技は、スタートからゴールまでの間にあるハードルを、3分以内に順番に飛び越えていくというのが基本的なルールです。

競技中はうさぎにハーネスをつけて、飼い主が伴走するような形で力を合わせてゴールを目指します。

ハードルを倒したり、飛び越えられずに抱きかかえたり、あるいは順番通りに飛べなかったときに失点が付きます。

また大きくコースから逸れてしまった場合も、失点としてカウントされます。

同点の場合にはタイムで順位を付けますが、基本的にタイムではなく、その得点によって順位を競うスポーツです。

競技のポイント

ラビットホッピングは、いきなりうさぎにやってもらおうと思ってもできるものではありません。

ですので、競技に参加するには、それなりのトレーニングを重ねる必要があります。

ラビットホッピングをうまくこなすためのポイントは、大きく分けると3つあります。

まずは、競技中につけるハーネスに慣れてもらうということです。

普段ハーネスを着けたりすることのないうさぎでは、ハーネスをつけると動かなくなってしまう子もいます。

また、障害物をジャンプして飛び越えるようにトレーニングをする必要もあります。

うさぎはジグザグに進む習性もあり、ハードルの前で止まったり、避けて通ろうとします。

ここが、普段のトレーニングの積み重ねのいちばんの見せ場となります。

さらに、ハードルを倒したりすると失点になるので、もちろん高くジャンプするというのも大切になります。

ですので、普段からトレーニングをしないとなかなか難しい競技です。

注意したいこと

ラビットホッピングに参加したり、練習をするのにはいくつか注意点があります。

まずラビットホッピングはどんなうさぎでも参加することができます。

しかし、うさぎがケガをしたりする可能性もあるので、5歳以上のうさぎは危険とも言えます。

また、幼すぎるうさぎも関節や骨格の成長が不十分ですので、避けたほうが良いでしょう。

加えて、ラビットホッピングに適していないうさぎというのもいます。

体の大きいうさぎや、肥満気味のうさぎは、体に負担がかかるためやめておいたほうが良いでしょう。

また、イングリッシュロップなどは、長い耳がジャンプの妨げになるのであまり向いていません。

他にも、被毛が多かったり長かったりうさぎは、障害物やハーネスに引っかかったりする危険性があるので十分に注意しましょう。

トレーニングの方法

ラビットホッピングのトレーニングには、クリッカーという音の出るアイテムを使用して行うのが一般的です。

クリッカーは先端にボールが付いており、そのボールにタッチすることで音がなるようにできています。

まずはクリッカーの音を鳴らしてご褒美をあげて、クラッカーを鳴らす=ご褒美がもらえると認識させます。

原理を理解すると、うさぎが自発的にボールを追うようになるので、移動させながらトレーニングをしていきます。

最初はバーなどの低い障害物から始め、次第に高さのある障害物を越えられるようにしていきます。

トレーニングの時に気をつけることは、うさぎの集中力はごくごく短いということです。

一回の練習は15〜20分くらいが精一杯なので、毎日の積み重ねがとても大切と言えます。

また、障害物を越えさせる時には、体に負担をかけないように、滑りにくく柔らかいマットなどを敷くようにしましょう。

ラビットホッピングについて知ろう

日本ではまだ馴染みのないラビットホッピングですが、とても魅力的なイベントではあります。

一つは、たくさんのうさぎが、ぴょんぴょんと一生懸命にジャンプする姿を見ることができることです。

これは、うさぎ好きにはたまらないですよね。

また、タイムではなく、上手に障害物を跳び越えられるかを競う競技なので、うさぎと「息が合っている」ことがとても大切です。

競技に参加するためにトレーニングをして、いまよりもっとうさぎと仲良くなることができるかもしれません。

こうした素敵なスポーツが、だんだんと広まってくれると良いですね。

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