犬が伏せをする時の気持ちとは

最終更新日:2017年1月29日

犬が伏せをする様子は日常的に見ることができます。

しかしその意味をきちんと理解し、犬の心理まで考えている人は少ないでしょう。

犬が伏せをする心理を把握できれば、環境や接し方を変えるヒントとなるかもしれません。

犬が見せる伏せという仕草を、この機会に見直してはいかがでしょうか。

敵意がないことをアピールしている

犬は体を伏せて身を低くすることで、相手に敵意がないことを示します。

散歩中に知らない犬と出会ったり、自宅に来客があったりしたとき、犬は積極的に自分から伏せをしてその心理を表しています。

平和を愛する温和な性格をしている犬ほど、伏せをしてアピールする姿を見かけるかもしれません。

争いごとを避けるために行われる伏せですが、相手に対して親しみを表す意味でも使われることがあります。

これから仲良くなりたいと思う犬の前や、飼い主に対しても行うことがあります。

いずれにせよ相手を思いやった行為なので、伏せの仕草は犬の心の優しさを示すことになるでしょう。

飼い主はその心理を汲み取って、しっかりと褒めてあげてください。

心を鎮めている

遊びすぎたときや、自分の大好きなものが目の前にあるとき、犬は自分の心を鎮めようとして伏せをすることがあります。

飼い主や周囲を考えた賢い行動なので、気づいたときはご褒美をあげるべきでしょう。

上手に心を鎮めることができない犬は、はしゃぎすぎて疲れたり、他の犬に攻撃的な態度をとったりすることがあります。

そうならないためにも、普段からしつけで伏せに慣らし、自主的に気持ちを落ち着かせる方法があることを教えてあげましょう。

また見知らぬものや人が突然やってきたときにも、犬は不安を抑えるために伏せをします。

ただリラックスしているように見えるかもしれませんが、内心は怯えている可能性があります。

そんなときは飼い主として犬に安心感を与え、不安を取り除いてあげるように努めましょう。

犬の伏せに隠された意味をきちんと理解することで、犬はさらに賢く立ち回ってくれるようになります。

不満や物足りなさを感じている

犬は不満や物足りなさを感じているときにも、伏せをして身を低くする習性があります。

自分の思い通りにならなかったり、退屈な時間が続いたりしたとき、不貞腐れるような気持ちで伏せをします。

大人しいので飼い主は見逃しがちですが、そこには犬なりの抗議の思いがあります。

飼い主は原因を理解し、改善すべき点があるのならすぐに着手するようにしましょう。

単なる犬の我がままなら、しつけとして放っておくこともときには必要です。

しかし犬に落ち度がない場合は、不満がストレスとなる可能性もあります。

伏せをしている犬の表情が不機嫌に見えるなら、なぜ伏せをしているのかを考えてみましょう。

指示や許しを待っている

犬が自ら伏せをしているのなら、飼い主の行動や言葉を待っているのかもしれません。

散歩にいきたいけど、走り回ってアピールすると怒られてしまう。

そう学習しているからこそ、犬は大人しく伏せをして飼い主の動きを待っているのです。

それは飼い主のしつけと犬の理解力が作り上げた良い環境だといえるでしょう。

犬が飼い主の都合を考えることができているのなら、飼い主はしっかりとそれを評価してあげる必要があります。

ときに犬は失敗をして、叱られることもあるでしょう。

その後も伏せをしてじっと大人しくしているのなら、犬は飼い主の怒りが解け、許してもらえるのを待っているのです。

反省しているのが確認できたら、適当なところで飼い主の方から犬に近づき、許していることを教えてあげましょう。

しつけは一方的に叱るだけではなく、きちんと許してあげなくてはいけません。

犬をいつまでも伏せたままにしておかないように注意しましょう。

飼い主を信頼している

しつけの一環で伏せを教えることで、犬は飼い主を認識して上下関係を守るようになります。

伏せのような姿勢は、本当に信頼している相手にしか見せません。

伏せができるという事実は、犬が飼い主を信頼している証だといえるでしょう。

だからこそ飼い主はその意味を理解し、その信頼に足るだけの行動やお世話をしなくてはなりません。

問題行動を起こさせないためにも、幼い頃から伏せをしつけることは重要です。

飼い主の前では良い子でいようと犬が思えるようになれば、外でも行儀よく過ごせます。

そのためには、やはり犬から信頼される飼い主を目指す必要があります。

犬が形式だけでなく、心からの信頼と服従をこめた伏せができるように、相応しい飼い主でいるようにしてください。

伏せが示す心理は一つではない

犬が伏せをするときの気持ちや心理は、このように一つだけとは限りません。

飼い主は自分の考えや経験だけで犬の心理を決めつけず、柔軟に対応してあげる必要があります。

なぜ伏せをしているのか、いつでもその疑問を忘れないでいれば、犬の心理がよりはっきりと見えるようになります。

心理を読みとるという行為は、簡単ではありません。

しかし犬への愛情と努力があれば、必ず犬の本当の気持ちにたどり着くことができるでしょう。

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