石巻貝を水槽に入れるメリット5つ

最終更新日:2017年1月29日

「石巻貝」と言えば、淡水魚の水槽で共に飼われることが多い巻貝の中でも有名な巻貝です。

特にメダカ水槽に導入されることの多い石巻貝は、水槽へ導入に当たってメリットが非常に大きいと言われています。

どうして石巻貝を水槽に入れるとメリットが大きいのでしょうか。

ここでは石巻貝そのものの良さと合わせてご紹介します。

水槽掃除の回数を減らしてくれる

石巻貝を水槽に導入するメリットとして最も大きいのは、「掃除の回数を減らしくれる」事でしょう。

石巻貝は非常に大食漢で、沢山のコケを食べてくれます。

例えば60㎝程の大きさの水槽でも、2~3匹いればコケが無くなる程です。

また自然界でも「バイオフィルム」と呼ばれる、微細藻類によって発生するコケを削り取って食べる習性があります。

コケを除去する能力はかなり高く、他の巻貝は除去できない緑色のコケや固いコケも食べてくれるので、お掃除がグッと楽になります。

またコケの他にも食べ残したエサや、魚の死骸などの有機物も食べてくれるので、クリーナーとしては非常に優秀だと言えるでしょう。

水質の悪化を防いでくれる

石巻貝を水槽に導入するメリットとして次に挙げられるのが、「水質の悪化を防いでくれる」事です。

石巻貝はコケの他にも食べ残したエサや、魚の死骸を食べてくれます。

食べ残されたエサや死骸は、アンモニアの発生や腐敗を起こすことで水質を悪化させます。

これらを食べてくれる石巻貝は、水槽内の水質悪化を未然に防いでくれる効果があると言えるでしょう。

また石巻貝は他の巻貝と違い、水槽に導入する際に「水合わせ」が不要だと言われています。

「水合わせ」とは今まで別の水槽や水域にいた生き物を、自分の水槽の水に適応させるための方法です。

水合わせをせずに突然水槽に入れてしまうと「PHショック」と呼ばれるPHの違いによるショックで死なせてしまう危険性があります。

基本的にどの生き物も水槽に導入する際には水合わせをしなければいけません。

しかし石巻貝は淡水域でも汽水域でも生きていける能力があるため、例え水合わせをしなかったとしてもPHショックを起こしにくいと言われています。

繁殖して水槽の見た目を悪くしない

石巻貝を水槽に導入すると、水槽や水質をキレイに保ってくれるのは上記した通りですが、他にも石巻貝には「他の巻貝の様に繁殖しない」と言うメリットがあります。

巻貝を水槽に導入するのは、水槽をキレイに保つ上で必要な措置ですが、それに当たって心配なのが「繁殖し過ぎてしまう」事です。

コケ取りとして用いられる巻貝は、基本的にどれも丈夫で繁殖力が高いものが多く、気付いたら爆発的に繁殖していて対処に困った、なんて話もよく聞きます。

しかし石巻貝は水槽内で繁殖することは「まず有り得ない」です。

何故ならば石巻貝は自然界では汽水域で産卵し、孵化した稚貝は海に登りそこで成長します。

そしてある程度の大きさに育ったら、また汽水へと帰り、大人になると淡水域でも生きていける、という育ち方をします。

この様に石巻貝の繁殖は非常に複雑な過程を踏むため、水槽内で繁殖してしまう心配はまず無いです。

水槽をキレイに保ってくれる上に勝手に増えてしまわないのも石巻貝のメリットと言えるでしょう。

稚貝が魚のエサになってくれる

石巻貝が水槽内では繁殖しないのは上記した通りですが、育ちはしなくても卵は淡水でも孵化します。

孵化した石巻貝の稚貝は、育つのに必要なエネルギーを沢山保持した、言わば「栄養満点のエサ」です。

生まれたばかりの稚貝は稚魚を育てる上でも、魚を健康に保つ上でも役立ってくれる良い生エサになります。

石巻貝を水槽に入れておくと、水温などの条件さえ揃えば定期的に産卵・孵化をしますので、魚たちへの栄養供給に役立ちます。

また生まれたばかりの稚貝は、まだ人工エサを食べられない稚魚でも食べられるので、稚魚水槽に導入するのも良いでしょう。

PHを調節してくれる

淡水の熱帯魚は多くの場合弱酸性の水を好むことが多いです。

しかし中にはアルカリ性の水質を好む熱帯魚もいます。

そういった熱帯魚を飼育しているならば、石巻貝の導入は水質安定に役立つでしょう。

石巻貝を水槽に導入すると、水質をアルカリ性にする手伝いをしてくれるからです。

と言うのも石巻貝の貝殻の主成分はカルシウムですので、水槽に入れておけばカルシウムが溶け出してPHを整えてくれる手助けや、水中の栄養分を保持してくれるメリットがあります。

例え弱酸性の水を好む熱帯魚であっても、多少のカルシウムは必要になってきますので、石巻貝の導入は決してデメリットにはなりません。

特にミドリフグ等の汽水魚と石巻貝の相性はかなり良く、攻撃性の高いミドリフグの水槽でも安心してクリーナーとして導入することができます。

石巻貝を水槽に入れてみよう

石巻貝を始めとした巻貝を水槽に入れると、ガラス面のコケのみならず、石や砂利などと言った掃除しづらい場所のコケや汚れも取ってくれるので、水槽導入へのメリットは大きいと言えます。

特に石巻貝は巻貝の中でもコケ取り能力はピカイチで、デメリットと呼べることもあまり無いので、熱帯魚を飼育している方は、ぜひ検討してみては如何でしょうか。

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