犬の名前はしばらく洋風な名前がオシャレとされてきましたが、ここへきて和風の名前が見直されています。
柴犬などの和犬はもちろん、ヨークシャーテリアやトイプードルなど、洋犬にも和風の名前を付けるトレンドが出てきています。
オスについては、歴史上の人物からと強そうなイメージのものから取るのがポピュラーです。
メスについては植物やお菓子にちなんだ名前が多いです。
それぞれについて、いくつか人気があるもの、オススメのものをご紹介します。
犬の名前を選ぶときに気を付けること
犬の名前を選ぶときには、ただかわいい、かっこいいで決めてはいけません。
まず、犬にとって聞き取りやすいかというのが第一なので、発音がシンプルで長すぎない名前を選びましょう。
また和風の名前は特に、周りの人間の名前と重なることがあるので気を付けましょう。
日常に良く出てくる言葉、例えば毎日食べる食べ物の名前(例.ごはん)なども、言うたびに犬が混乱するので避けた方がいいでしょう。
オスの名前、人名から取った名前
オスの犬の名前は、戦国武将や忍者、幕末の偉人、昔話の登場人物から取った名前に人気が集まっています。
これらは「強い、凛々しい、颯爽としている、堂々としている」などのイメージの犬にオススメの名前です。
例:龍馬、武蔵、小次郎、五右衛門、十兵衛、次郎長、佐助、半蔵、信長、蘭丸、謙信、信玄、官兵衛、清正、牛若丸、弁慶、竹千代、政宗、幸村、桃太郎、金太郎
僧、茶人、作家、思想家から名前を拝借して一味違った名前にするのも一考です。
これらは「賢い、落ち着いている」などのイメージの犬にオススメです。
例:太子、一休、利休、芭蕉、漱石、諭吉、空海、達磨
その犬の個性に合わせてアニメや漫画、小説などから名前を取るのもアイデアです。
例:ケンシロウ、獅子丸、悟空、星也、銭形、次元、鬼太郎、平次、侘助、銀次郎、小鉄、勇気
その他の人名、または人名を犬風にした名前もあります。
例:小太郎、与作、菊次郎、豆吉、どん兵衛、わん太郎、わんえもん
オスの名前、自然物から取った名前
オスの名前で人名以外で人気があるのは自然物やほかの生物から取った名前です。
オスの犬にはかっこいい、さわやか、力強いイメージのものがオススメです。
表記は漢字でもひらがなでも、お好みのものを選んでください。
例:りく、そら、うみ、太陽、雷、嵐、朝日、昴、大地、大河、疾風(はやて)、流星、銀河、宇宙、光、龍、虎
オスの名前、犬の特徴から取った名前
その犬の外見や性格から名前を付けるのもオススメです。
犬の個性をうまく表した名前は愛着がわくでしょう。
毛の色や模様、体格などから取ったオスの名前のオススメはこのようなものがあります。
例:黒助、黒兵衛、茶太郎、赤丸、青、銀太郎、琥珀、豆助、ちび太、大吉、虎太郎、ぽち、ぶち
犬の性格を表した名前のオススメはこのようなものがあります。
例:元気、力丸、ぴょん吉、ぴょん太、ぐう助、ちょろ、ころ
メスの名前、自然物から取った名前
メスの名前は「かわいい、美しい」がオススメの基本です。
自然物から取った名前は昔も今も人気があります。
花など植物から取った名前のオススメにはこのようなものがあります。
例:はな、華、さくら、もも、小梅、蘭、かえで、風花、葵、すみれ、ひまわり、紫苑、あやめ、つばき、小菊、若葉、青葉
それ以外の自然物から取った名前にはこのようなものがあります。
例:小春、小夏、小雪、風子、渚、日和(ひより)、そよ風、夕陽、時雨(しぐれ)
メスの名前、食べ物から取った名前
メスの犬の名前で、今特に人気があるのが食べ物から取った名前です。
人気の名前ランキングの上位にはいつも食べ物の名前が入っています。
身近にあって、かわいらしい印象なのが良いのでしょう。
オススメにはかわいいもの、そして犬の毛の色など特徴を表しているものもあります。
例:あずき、あんこ、きなこ、ゆず、よもぎ、小麦、小豆、くるみ、あんず、もなか、あんみつ、みかん、りんご、いちご、おかき、あられ、とうふ、わさび、ちょこ、ここあ
メスの名前、その他
メスの名前は上記の自然物と食べ物がとても多いのですが、その他の名前のオススメもご紹介します。
・歴史上の人物やアニメなど人名から取った名前
例:小町、巴、寧々、茶々、式部、まる子、ワカメ、不二子、千尋、はるひ、南
・犬の特徴から取った名前
例:もこ、もふ、ふわり、まる、まろ、しろ、真白、可憐、絹、艶子、ちょび
・その他の名前
例:恋(れん)、歌、姫、瑠璃、弥生、鈴、りん、のどか、いろは、琴、琴音、ほのか、あかり、こころ
犬に和風の名前をつけよう
和風の犬の名前のオススメをオスとメスに分けてご紹介しました。
中にはオスにもメスにも似合う名前もありますので、ご自分の犬の特徴と合わせて考えてみてください。
和風の名前は、人間の名前と同じように漢字・ひらがな・カタカナと表記が選べます。
また苗字と合わせて名付けると、一層家族感が高まって愛着がわくでしょう。