ウーパールーパーとはメキシコに生息する両生類で、近年、可愛らしい表情とゆったりとした動きからペットとして人気が高く、ペットショップでもよく見かけるようになりました。
ゆったりとした動きに、つぶらな瞳で見つめられると、日頃の疲れも吹き飛びそうですね。
あどけない表情が可愛いウーパールーパーは、どのような種類があるのでしょうか。
今回はウーパールーパーの種類をご紹介します。
リューシスティック
ウーパールーパーと言えばこの色を想像するくらいポピュラーな色合いです。
体は白く、エラがキレイな赤色に近いピンク色、目は黒色になります。
値段も一番お手頃で、ペットショップに行けばお目にかかることが出来ます。
つぶらな瞳が強調され、とても可愛らしい印象を受けます。
顔、背中、エラに黒色素胞が残っているので、様々な表情になりとても飼育者を楽しませてくれます。
ウーパールーパーを飼ってみたい、という方は一番手を出しやすいカラーです。
大きくなっても基本的な色合いは変わりませんが、黒色素胞の大きさが変わったり濃さが変わったりするので、成長した姿はまた違って見えるかもしれません。
マーブル
マーブルは、野生のウーパールーパーの色に比較的近く、黒や緑の斑点状に模様が広がっており、リューシスティックなどに比べると華やかさには欠けますが、その分かっこ良く、ワイルドな印象を受けます。
斑点はそれぞれの個体により違うので、同じマーブルであっても斑点の模様によっては違う印象を受けるかもしれません。
エラも同じ緑と黒の斑点で、目は黒色になります。
このカラーで目の色素がないアルビノ系はありませんので、黒目がしっかりとして愛くるしい顔になります。
この種類は、赤ちゃんの時からあまり模様が変化しないため、飼いはじめた時から見た目が変わらない、といった特徴もあります。
特にヘビ、カメレオンといった爬虫類を飼っていたり、好きな方は、マーブルに惹かれることが多くあります。
ゴールデン
名前の通り体は黄金色に輝いて見えます。
体全てが金色ではなく、濃淡になっています。
ペットショップでも比較的よく見かけるウーパールーパーですが、ゴールデンは今でも貴調色で、値段もリューシスティックなどに比べると倍以上違いがあります。
目はアルビノになるので、また一際美しく見えます。
ゴールデンは、マーブルのウーパールーパーと、ゴールデンのタイガーサラマンダーという北米に生息する陸生有尾類との掛け合わせで誕生しました。
愛くるしい顔のウーパールーパーを飼いたいと思っている方からは、少し距離を置かれていますが、美しい色合いと特徴的な模様から、一部からはとても人気の高い種類になります。
ブラック
日本ではあまり流通しておらず、手に入れるのは難しいとされているのがブラックです。
マーブルよりもはるかに黒く、体の大部分が黒色をしています。
赤ちゃんの頃から黒色もしくは濃いグレーをしており、成長とともに黒色はどんどん濃くなっていきます。
真っ黒なので、鼻の穴を基準に見てしまい、とてもユーモアあふれる顔に見えてきます。
入手もやや困難で、値段もリューシやマーブルに比べると高く、今回紹介したカラーの中では最も高いとされています。
アルビノ
体色は白色がベースになっていて、リューシスティックと見た目は同じですが、決定的に違うのは突然変異により目の色素がなく、血管の色が透けているため赤く見えることです。
また、リューシスティックのように黒色素胞が全く見られず、真っ白なのも特徴的です。
ゴールデンも同じアルビノ種になりますが、ゴールデンのように斑紋がなく、真っ白でとても美しい見た目になります。
そして、目に色素がない分視力はとても悪く、複数での飼育をしているとエラや体などを共食いしてしまったり、砂利を入れておくとエサと間違えて誤飲してしまうことがあります。
そのためアルビノやゴールデンを飼う際は単体で飼うことが望ましく、生活環境もきちんと整え維持してあげることが必要です。
ゴールデンに比べて、よくペットショップでも見かけるので、値段もお手頃です。
ゴールデンやアルビノといった目の色素がない種類は、一般的には避けられることが多いですが、中には絶対アルビノが良いとされる固定ファンも数多くいます。
色々見比べてみてお気に入りのウーパールーパーを見つけよう
ウーパールーパーの種類はここで紹介した種類以外にも、突然変異種を合わせるともっとカラーの数は増えていきます。
また、マーブルといった模様が一体一体違う種類は、二匹買えば二匹とも違った表情に感じることが出来ます。
種類がたくさんあるだけに表情もそれぞれ異なり、可愛いものから、ワイルドなもの、キレイなものとあるため悩んでしまいますね。
もしもウーパールーパーを飼ってみたいと、お考えの方でしたら何度かペットショップに足を運び、自分が一番気に入る子を見つけましょう。