カエルって何種類くらいのものがいるか知っていますか?現在発見されているものだけでも4,000種類以上のカエルが地球上に生息しています。

ここでは4,000種類以上のカエルの中でツリーフロッグの一種である「イエアメカエル」について紹介していきます。

イエアメカエルの主な特徴

このカエルは別名ホワイトアマガエルとも呼ばれ、アマガエル科に属する大型で長寿のアマガエルです。

大きくなるに連れて太っていき皮膚が弛み独特な体つきになります。

ツリーフログの一種だということもあり、木や草の上で生活している種類ですので、飼われる場合は通気性の良い、壁が高いものを選ぶと良いでしょう。

しかし木に登る能力があるため、てのひらの吸盤がとても強いので固定された蓋付きのものがベストです。

色は基本的には黄緑色をしていますが、茶色いものや、色が薄いものもいてそれぞれ個体ごとに違いがあります。

またイエアメカエルの原産国はオーストラリア東北部やニューギニアの南部ということで、日本のカエルのように冬眠はしません。

ですから冬の間も温度を一定に保ってあげることが大切です。

さらに水分の接種を体表面から行う種類ですので、水場は浅いものを用意してあげてください。

イエアメカエルのエサ

基本的には肉食です。

主食としてはコオロギやショウジョウバエ、ミルワームなど、また副食には小魚やピンクマウスなどの小動物も食べます。

人口エサの中にはパックマンフードなどのカエル専用のエサもあります。

魚や亀のエサも食べるものもいます。

食欲旺盛な種類なので特にペットとしてのカエルとして非常に人気があります。

エサの大きさについては、カエルの頭の三分の一の大きさが妥当だと言われています。

丁度良い大きさでないとあまり食べなかったりするので注意です。

適切なエサの量としては少なめに毎日与えるか、多めに数日置きに与える2種類の方法がありますが、どちらにせよお腹が少し膨らんだくらいが適量と言えるでしょう。

オタマジャクシから飼われた場合は、熱帯魚のエサや鰹節などの特に下に沈むものを与えてください。

オタマジャクシのうちは雑食なので何を与えてもだいたいは食べてくれます。

イエアメカエルの寿命

カエルの寿命って案外短そうだと思う方が多いかも知れませんが、カエルの寿命は個体の大きさや種類によって変わります。

中でもイエアメカエルは長寿のカエルだと言われます。

平均的な寿命はだいたい15から20年と比較的長いです。

一番長い記録では23年という記録もあるそうです。

飼育をきちんと怠らず、奇麗にしてあげていれば問題はないはずです。

またイエアメカエルは人間に触られることに対して他の種よりも少し耐性があります。が、どのカエルも人間に触られると少なからずストレスが溜まります。

さらに触り過ぎが原因で体調不良になる場合もあるので触り過ぎには注意しましょう。

イエアメカエルの価格と準備費用

イエアメカエルは数少ない手乗りカエルでペットとしては非常に人気の種類です。

そのこともあってか価格帯は2,500円から4,000円とそんなに高くはなく、むしろ手頃に飼い易い価格で購入可能ようです。

しかし飼うとなれば、それなりに準備もしなくてはならないので、水槽や温湿時計、床材や冷暖房などの設備など準備が大変です。

そろえるものは飼い主さん次第になるので具体的にどのくらいの費用になるとは断言できませんが、カエルのためによりよい環境をつくってあげるということならば、多少は高くついてしまうかもしれないですね。

カエルのペットとしての問題点

イエアメカエルとは限らず、カエルというマイナーな生き物をペットに決めたという時点でそこには必ず、問題点が浮上してくるものです。

犬や猫などの哺乳類を飼うのとは違い、両生類や爬虫類はペットフードというより活きエサですよね。

そう、まずはエサの問題です。

生きている虫などをきったりして与えたりしなくてはならないのはちょっと気持ち悪いと思います。

またカエルは温度に敏感なので、温度の変化には常に気をつけていなければなりません。

自分のカエルがもし病気になったらどうすればいいでしょうか?

ネットで探せばお医者さんは見つかるかも知れませんが、犬や猫の病院のようにあちこちにカエルを診られる先生がいるわけではないので大変ですね。

カエルが人に懐かないのも承知ではあると思いますが、これらのデメリットも受け入れて、自分のカエルを可愛がってあげられたら良いですね。

ペットとして飼いやすい手乗りカエル

カエルを飼うことにはメリットもデメリットも付いてきます。

そしてカエルは人に慣れていないため飼いにくいと思う方が多いかと思いますが、イエアメカエルはペットとして、とても飼い易いカエルで、カエルを飼ってみたいとう方にはオススメの種類です。

準備などは大変だと思いますが、カエルが好きなら大丈夫。

是非一度ペットショップへ行ってみてください。

イエアメカエルとの新しい出会いが待っているかも知れないですね。