ベルツノガエルの飼い方。エサはコオロギかピンクマウスがオススメ

最終更新日:2016年4月7日

近年ペットとして人気のある両生類として、ベルツノガエルがいます。

ですが、意外と飼い方やエサをあげる方法、または何をエサとしてあげれば良いのか分らないといったことから、飼育方法に悩んでいたり、または飼いたいけれど、二の足を踏んでいるという人もいるかと思います。

そこでこでは、エサのあげ方も含めて、ベルツノガエルの飼育方法をご紹介します。

1.両生類は床材選びが重要

ベルツノガエルも含めて両生類は、口から水分を吸収するのではなくて、皮膚から吸収します。

そこで飼育するケースの中には、床材を用意します。

この床材には様々なパターンのものがあるのですが、園芸店やホームセンターで売っているピートモスという、土と水苔という園芸用品があると便利です。

最初に水を充分に含ませたピートモスを、ケースのなかに敷き、さらにその上に同じく水を含ませた水苔を敷きます。

この状況下で飼育すると、ベルツノガエルは、床材の中に潜っていき、目だけを陸上に出すようになります。

野性におけるベルツノガエルは、このようにして目の前を通る昆虫などを待ち伏せて食べています。

この飼育方法だと、ベルツノガエルのワイルドな側面を観察できるという利点があります。

しかし一方で、ベルツノガエルが排泄した糞などには気づきにくく、衛生面での管理は難しいことも事実です。

そうした場合、ケースのなかに薄く水を張るか、水を充分に含ませたウール材を入れておくと便利です。

ですが、ケースの中に水を張る時も注意が必要です。

ベルツノガエルは陸上性のカエルなので、あまりにも深い水深を取ってしまうと、溺れて死んでしまいます。

ケースに水を張る場合は、ベルツノガエルの顎の下までが良いでしょう。


2.ベルツノガエルの飼育ケースについて

次に飼育するケースなのですが、プラスチックケースではなく、アクリルケースをオススメします。

その理由は後で紹介する保温方法と関係しているのですが、ケースの耐久性や頑丈性といった観点からもアクリルケースの方が便利です。

このアクリルケースですが、熱帯魚店などに行くと、正方形の小さなものが売っていて、これで充分です。

しかし、ベルツノガエルは当初は五百円玉ぐらいのサイズですが、成長すると大人の握りこぶしぐらいの大きさには成長します。

そのことも考慮して、大きさの違うケースを何種類か用意しておくと便利です。

また飼育用のケースの他に、掃除などをする時にベルツノガエルに入っていてもらうために小型のケースもあると良いでしょう。

これはプラスティックでもOKです。

3.ベルツノガエルに与えるエサはコオロギなど

ベルツノガエルに与えるエサなのですが、基本的にはコオロギを与えます。

しかし、エサとしてコオロギを与えるとなると、一度に大量のコオロギをストックしておかなくてはならず、そのコオロギの世話も大変なことになります。

そこで有用なエサとして使えるのが、ピンクマウスというものです。

これは実験用のマウスのまだ毛の生えていない生まれたてのものを急速冷凍させたもので、専門店などに行くと、S、M、Lとサイズごとに売っています。

このピンクマウスは基本的に肉のかたまりなので、栄養価も高く、ベルツノガエルに与えていると、成長していくのが目に見えて分かります。

ちなみにピンクマウスを与える際は、お湯などで解凍してから与えてください。

ただ、こういったコオロギであったり、ピンクマウスといったエサを与えなければならないといった理由から、ベルツノガエルを飼うことを、躊躇している人もいるかと思います。

現在では、パックマンフードなどの人工飼料も販売されているため、非常に便利になってきています。

この人工飼料は粉末でできていて、その成分は魚粉にでんぷんやカルシウム、ミネラルなどを配合させたもので、栄養バランス的にも優れています。

この人工飼料を適量ボウルなどに取り、そこへスポイトから少しずつ水分を加え団子状にして、ベルツノガエルにエサとして与えます。

この団子をベルツノガエルの成長に合わせて大きくしていけば良いので、とても便利です。


4.ベルツノガエルへのエサやりのコツ

ベルツノガエルのエサやり方法にはちょっとしたコツがいります。

先にベルツノガエルは自然下では、土に潜りエサを待ち伏せして食べていると書きましたが、ベルツノガエルは目の前で動いているものしかエサとして反応しません。

ですので、ケースのなかにコオロギを入れておけば、動いているコオロギを補食するのですが、ピンクマウスや人工飼料の場合はピンセットでエサをつまみ、目の前に持っていきます。

まだ成長期のベビーサイズは、それだけでエサに食いついてきますが、あまり反応がない時は、エサを目の前でゆっくり動かします。

すると自然にエサに食いつくでしょう。

エサやりに関して注意する点が二つあります、一つはベビーサイズの頃はとにかく食欲が旺盛なので、ついついエサを与えがちになってしまうことです。

ですが、あまりにもエサを与え過ぎると、消化不良を起こして死んでしまうので、二日に一回のエサやりでも充分です。

またベルツノガエルはエサを食べる時、かなりの勢いで飛びついてくるので、ピンセットは金属製のものではなく、木製のものが良いでしょう。

これは爬虫類・両生類専門店に行けば売っています。

一方で成長したベルツノガエルには、一週間に一度ぐらいのエサやりでも充分です。

ここが哺乳類や鳥類などのペットと違うところなのですが、両生類は成長した個体になると、三四ヶ月エサを食べないでも平気で生きています。

5.ベルツノガエルの保温方法

これもベルツノガエルの飼育には欠かせないものなのですが、特別な保温方法があります。

ベルツノガエルはブラジルやパラグアイといった南米原産のカエルなので、秋から冬にかけては保温をしてあげる必要があります。

そこで活躍するのが、先に紹介したアクリル性のケースです。

ベルツノガエルの保温にはパネルヒーターというものを使います。

このヒーターはペラペラの板状のもので、ケースの下に敷き、その熱をケースのなかに張ってある水に伝えることによって、ベルツノガエルを保温するというものです。

この時、プラスチックケースだと熱伝導率が低いため、ヒーターの熱が伝わりにくいのです。

しかし、アクリルケースだと熱伝導率が高いため、ヒーターの熱が効率よく伝わりベルツノガエルを、確実に保温することができます。

ベルツノガエルを保温しなければいけない理由は、単に冬眠する習性がないとうことだけではなく、両生類特有の変温動物であるという理由もあります。

変温動物とは、気温の低下により体温も下がり、気温の上昇とともに体温も下がる動物のことで、体の代謝と密接な関係があります。

人間は常温動物なので、自律神経によって平均体温が調節されていますが、変温動物はそれがないために、気温が下がっていくと体温も下がっていき、最終的には死んでしまうこともあります。

そのためにも、気温が下がる季節には、ベルツノガエルはしっかり保温してあげましょう。

その目安にするためにも、ケースのなかには水温系、温度計を設置することも必要です。

ベルツノガエルを育てるコツを知っておこう

ベルツノガエルは適切な飼育方法で飼ってあげれば、10年程度と長い寿命を持っている動物です。

その成長の過程では、体の模様が微妙に変わっていったり、美しさに変化が生じたりと、飼っていて飽きることのないペットです。

そのことから、とても育てがいのペットですし、様々な表情を見せてくれる魅力的な愛玩動物でもあります。

飼育方法のコツを知って、長く育ててあげましょう。

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