ウーパールーパー

ウーパールーパーを飼おう!特徴・値段・寿命を紹介

最終更新日:2016年10月28日

のっぺりした癒される表情で、かつて日本中を虜にしたウーパールーパー。

表面的には有名でも、その生態が周知されていない点では、まだまだマイナーな生物です。

ペットとして飼育するには、どんな知識を持っておけば良いのでしょうか?

1.ウーパールーパーとは

ウーパールーパーという名前は日本特有の俗称で、海外では通称「アホロートル」と呼ばれていますが、日本語としての響きが良くないため、国内では使用されていません。

正式名称は、「メキシコサンショウウオ」。

その名の通り、サンショウウオの仲間に属する両生類です。

メキシコのソチミルコ湖周辺にのみ生息する固有種です。

流れの弱い湖で主に活動しています。

かつては大量に捕獲され、実験用や食用として用いられたこともありました。

現在は生息地の環境悪化、乱獲や外来種などの要因で、野生固体は数を減らし、絶滅危惧種となりました。

ワシントン条約で保護され、野生種の捕獲及び海外への流通は禁止されています。

一方で人工繁殖は容易にできるため、ペットとしての飼育固体は増加傾向にあります。


2.日本での人気とペット流通の現状と値段

日本では1985年にテレビCMに起用されたことがきっかけで一気に知名度が上がり、テーマソングが作られるなど一大ブームが巻き起こりました。

初めて見る奇妙な姿から、最初は「宇宙人」と呼ばれて認識されていたほどです。

その後、ペットとしても需要が高まり、多くのペットショップで取り扱われています。

飼育用として流通しているものは野生種ではなく、禁止前に日本に入ってきた固体から繁殖させたものです。

カラーバリエーションが豊富で、色んな模様の個体がいます。

体の色素が薄く目が赤いアルビノ種など、高価な固体も作り出されています。

現在のウーパールーパーの相場は500円~3,000円ほど。

飼育や繁殖が容易に行える面もあって数が増え、お手軽な値段で購入することができます。

3.独特な特徴と性質

ウーパールーパーは、とてものんびりした生き物です。

エサを目の前に置かれても反応しないほど、のんびりしています。

動いている獲物には反応して食いつきますが、歯がないため丸飲みにするか、口の中で磨り潰して食します。

目は小さくてつぶらですが、獲物をしっかり捉えて追いかけます。

小さな鼻の穴もありますが、呼吸用ではなくエサの匂いを嗅ぐためのものです。

顔の左右から伸びている計6枚の鰭で酸素を吸い込んで呼吸します。

ごく稀に水上に顔を出して呼吸する場合もあります。

体の大きさは10センチ~20センチ程度に成長します。

オスよりもメスの方が大きく育ちやすいです。

また、ウーパールーパーは再生能力がとても高いことで知られています。

足や尻尾などが千切れてもすぐに生えてきます。

その再生力を医療に応用するために、研究生物として重宝されています。

両生類の仲間は、生まれてから幼生の間は水中でのみ生活し、大人になると水陸両用になる性質を持っています。

基本は「変態」を行って大人になりますが、ウーパールーパーは変態をしません。

非常に稀な両生類です。


4.ウーパールーパーの寿命とかかりやすい病気

変態をしないため、ウーパールーパーは一生を水中で過ごします。

外見に変化が見られませんが、体の大きさが10センチくらいになったら、大人として扱います。

広大な自然下では20年以上生きる個体もいますが、水槽での飼育下では長くても10年、平均で5~6年が寿命になります。

飼育されているウーパールーパーの寿命が短い要因として、水質の悪化やエサの食べすぎなどが挙げられます。

水温が高くなったりアルカリ性に傾いたりすると、体調を崩したり外皮が壊死したりして命を奪う危険があります。

呼吸をする鰭の部分は水カビ病にかかりやすく、常に清潔にしておかなくてはなりません。

また、お腹の中にガスが溜まって水面に浮かび上がってしまう症状が多く見られます。

プカプカ病と呼ばれ、時間が絶つと自然にガスが抜けて沈むこともありますが、症状が改善しない時は治療が必要な場合もあります。

5.飼育の際の注意点

ウーパールーパーは生きた小魚や水生昆虫・カニやエビなどを捕食するので、メダカや金魚などとの共生飼育には向きません。

逆に大きい魚を一緒に飼うと、ウーパールーパーが捕食される危険があります。

共食いもするため、狭い容器でたくさん飼うのもオススメできません。

水温は冷たい方が適しているので、5℃~20℃くらいを維持しましょう。

また、両生類は外部からの刺激を受けやすいため、皮膚を守るためにも水はキレイに保ちます。

体を傷つける恐れがある尖った岩などのレイアウトも厳禁です。

複数を一緒に飼う場合には、ストレスや共食いを避けるために隠れられる住処を個体の数だけ用意します。

ですので、できるだけ広い水槽などで飼育してあげましょう。

エサも高栄養価のものは与えすぎに注意し、時々生エサを与えるようにすると健康的に育ちます。

その他、底砂は一緒に飲み込んでしまうことがあるため、飲めないくらい大きな粒のものか、飲み込んでも自力で排出できるくらい小さいものを選びましょう。

ウーパールーパーで癒されるために

昔から愛されてきたウーパールーパー。

飼育も意外と簡単と言われていますが、どうせなら健康に長生きしてもらいたいものです。

きっちりと生態を理解した上で、良い環境を作って暮らしてもらいましょう。

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