「うちで飼っている犬が子どもを産んだんだけど飼ってみない?」そう言われて飼い始めることにしたあなた。

飼い始めてみると犬の可愛さや飼育の大変さを実感することでしょう。

このように、知人の飼育している犬の子犬を譲り受けたときのお礼はどうしたら良いのでしょうか?

しなくても良いのでしょうか?

今回はそんな譲り受けた時のお礼についてご紹介します。

1.現金を支払う

子犬を譲り受けた場合、一番最初に思い浮かぶお礼は現金を支払うことです。

相場としては、1万円から3万円くらいでしょう。

しかし、子犬を譲り渡してくれた知人が普段から子犬などの売買を業としているブリーダーではない場合、現金を支払われても困惑してしまう場合があります。

中には結果的に子犬たちをお金で売り渡したということに不快感を示す場合があるため、注意が必要です。

どうしても現金でお礼の気持ちを示したいというのであれば、子犬を譲り渡すまでにかかったエサ代や予防接種代として受け取ってもらうのが良いのではないでしょうか。

そうすれば、先方も受け取ってくれるかも知れません。

2.お菓子などを渡す

お菓子は、子犬を譲り受けたときのお礼の定番のひとつです。

自分のオススメのお菓子や知人やその家族が好きなお菓子が分かっているのであれば、それを持参しても良いでしょうし。

知人宅と自宅が距離が離れているのであれば、地元の銘菓を持参しても喜ばれるでしょう。

また、流行っていたり話題になっているお菓子などもお礼として喜ばれると思います。

なお、お菓子などを買うときに熨斗紙を付けてくれる場合があります。

熨斗紙は付けても付けなくてもどちらでも構いませんが、どうしようか迷ったら店員に相談すると良いでしょう。

3.犬用のエサやおもちゃなどを渡す

知人から子犬を譲り受けた場合、知人本人や家族へのお礼をする場合もあります。

逆に、可愛い子犬を産んでくれた母犬へのねぎらいを込めて、お礼に犬用のエサやおもちゃなどを渡す人もいます。

子犬が産まれているということは、最低でも知人宅に2匹以上は犬がいることになります。

飼育する犬の数が多ければ多いほど、エサ代や予防接種代などの費用がかかってしまいます。

もちろんこのお礼だけでエサ代をまかないきれるものではありませんが、飼い主からすると助かることは間違いないです。

事前に知人宅の犬たちがどこのメーカーのドッグフードを食べているのか聞いておいた方が無難です。

おもちゃもどういうものが好みか聞いておいた方が良いでしょう。

4.定期的に写真などで成長を報告する

飼い主にとって一番嬉しいのは、自分のもとを巣立った子犬たちが新しい家族のもとで幸せに暮らしていくことです。

ですので、子犬の成長の様子を定期的に写真やメールなどで知らせてあげると喜ばれます。

写真を送ったりメールに画像を添付しても良いですが、せっかくなので可愛い子犬のアルバムを作成し、子犬を譲り渡してくれた知人に渡してみてはどうでしょうか。

アルバムをデコレーションするのに使うシールなどは100円ショップでも購入出来ますし、写真に一言コメントを添えても良いでしょう。

手作りのアルバムを見ればおのずと子犬に対する愛情が伝わってきますし、知人も子犬が大切にされていると安心することでしょう。

5.他の里親を紹介してあげる

可愛い子犬は割りとすぐに里親が見つかることが多いですが、里親探しが難航してしまうこともあります。

里親が見つからなかったら自分のもとで子犬を飼育する飼い主も多いですが、住宅事情などで子犬を飼育出来る環境にない場合があります。

そのときに、他に子犬を飼育したがっている友人がいれば紹介してあげれば知人にも喜ばれるでしょう。

ここで注意したいのは、子犬を譲り渡すかどうか決めるのは子犬たちの親犬の飼い主である知人です。

紹介した友人宅が住居や家族構成の関係で子犬を飼育するのに適切でないこともあり、場合によっては断られることがあります。

ですので、安易に「子犬をあげるよ」とは言わない方が良いですし、きちんと「知人宅で生まれた子犬」であることを伝えましょう。

6.何かあったときに親犬などを預かる

犬などのペットを飼育していると困るのは「旅行などで遠出がしにくい」ということです。

今は予定がなくても、子犬を譲り渡してくれた知人も、仕事や旅行などで遠出をしなければならないときもあるでしょう。

そのときに子犬を譲り受けたお礼として、知人宅で飼育されている犬たちを預かってあげると、知人にも喜ばれるでしょう。

自分宅の犬と知人宅の犬は親子や親戚ではありますが、別家庭で飼育されているため生活環境や食べているエサなどが違います。

いきなり違う環境に来たら犬たちも戸惑いますので、事前にどのようなエサを食べているかなどを聞いておいた方が良いでしょう。

そして、預かった以上は自分の犬と同じようにお世話をしてあげましょう。

心のこもったお礼をしよう

知人の飼育している犬の子犬を譲り受けたときのお礼の一例をご紹介しました。

お礼として現金を支払うのは先方が納得している場合を除いて戸惑ったり不快感を覚える場合があるため、お菓子や犬のエサなどでお礼をした方が良いでしょう。

そして、お礼をする上で一番大切なのは「子犬を譲り渡してくれてありがとう、大切に育てるからね」という気持ちを伝えることです。

知人も子犬の幸せを願ってあなたに譲り渡すので、その気持ちを裏切らないようにして下さい。

きっとあなたの気持ちは知人に伝わります。