イングリッシュスプリンガースパニエルは鳥猟犬として17世紀からイギリスで活躍していた犬種です。
現在は、アジリティードッグ、ショードッグ、家庭犬、作業犬として愛されています。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは頭が良く好奇心旺盛で明るい性格
この犬種は、とにかく明るい性格をしていて、どんなものにも興味をもち好奇心旺盛です。
飼い主にはとても従順ですが、鳥猟犬ということもあり初対面の人や犬には最初は警戒しやすいです。
お散歩デビューをしたら日頃から外の世界に慣れさせて、公園など人や犬が多くいるところに連れて行って触ってもらったりするといいでしょう。
頭が良く、しつけやトレーニングの覚えが早いです。
活発な性格のため、小さいうちにしつけを怠ってしまうと、なかなか言うことを聞いてくれない場合があります。
ダメなことはダメ、としっかり覚えさせて上下関係を理解させる必要があります。
愛情を与えれば与えるほどその分返してくれますし、とても頼もしいパートナーになってくれます。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの寿命とかかりやすい病気
その子にもよりますが平均は12歳~14歳です。
目や耳の病気、皮膚病が多い犬種ですので定期的に動物病院で健康診断を受けることをオススメします。
かかりやすい病気でよく聞くのが、アトピー性皮膚炎や外耳炎です。
長毛種というのもあり、脇の下やおなか周り、首付近など赤くグジュグジュしてしまう子が多いです。
よだれの量が多い犬ですので口周りも赤くなってしまったり茶色く変色してしまうことがあります。
フードの影響もあるので、フードの種類を変えたら改善される子もいます。
耳が垂れているので、中が蒸れてかゆくなったり炎症が起きて赤くなってしまう外耳炎もかかりやすいです。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルが必要な運動量
非常に動くのが大好きな犬種なので多めの運動量を必要とします。
大人になるにつれて引っ張る力が強くなりますのでしっかり横について散歩ができるように覚えさせるとこも必要です。
毎日最低でも1時間は運動が必要です。
朝30分、夕30分に分けて運動するのがオススメです。
そのほかにも普段から公園の散歩やドッグランでの自由運動などしてあげるといいです。
最近では飼い主と一緒に楽しむアジリティーやフリスビーなどもあるので、愛犬と楽しみながら運動ができます。
飼い主もちょっとしたストレス発散になってオススメです。
頭が良いのでちょっとしたゲーム感覚でおもちゃを使いながら遊ぶことも大好きです。
コート(毛)管理は必須
2歳ぐらいになると、毛もだいぶ長くなり見た目はエレガントになります。
しかし、ほとんどのイングリッシュスプリンガースパニエルは毛が細く絡まりやすい子が多いです。
なので、毎日にブラッシングはもちろんのこと、定期的にサロンへ行きトリミングしてもらうことが必要になります。
一度毛玉を作ってしまうと皮膚への負担もかかりますし、せっかくキレイに伸ばした毛も部分的に短くなって見た目にも影響がでます。
静電気防止スプレーを使いながらコームやスリッカーでやさしくとかしてあげましょう。
ブラッシングも大事なスキンシップのひとつです。
日頃からやってあげることで、飼い主への愛情も増えていきます。
耳の毛は長いため、普段からスヌードをつけるのが必須です。
エサを食べる時や水を飲む時垂らしたままにしておくと、耳の毛がよごれてしまうし毛玉の原因にもなります。
スヌードはペットショップのグッズコーナーにも売ってますし、100均の布で自分で簡単に作ることもできます。
ただ、ずっとつけたままにしておくと耳の中が蒸れてしまうので、寝てる時を見計らって取ってあげて換気してあげましょう。
どこで迎えるべきか
ペットショップではあまり見かけることが少ないですが、基本的にブリーダーの元から迎えることをオススメします。
というのも、ブリーダーなら、産まれた時からその子の特徴や癖を分かっています。
家族に迎えた後、悩みを相談した時に的確に答えてくれますし、いつでも気軽に聞けるからです。
子犬の両親にも会えることがありますし、どういう育て方をしているのかヒントを得ることができます。
価格はブリーダーによりますが、ペット価格だと10万~15万、ショードッグだと15万~20万のところが多いです。
ブリーダーだと血統書がついていますし、もし遺伝性の病気にかかった場合どの犬からの遺伝なのか、知ることもできます。
イングリッシュスプリンガースパニエルの生態を理解したうえで飼おう
非常に愛嬌があり、頭がよく飼い主に従順で家庭犬として人気が上がってきているイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル。
知識を取り入れ生態を理解しなければ難しい犬種です。
正しいしつけ、トレーニングを小さいうちから覚えさせ、愛情をたくさんそそげば最高のパートナーになってくれます。
ブリーダーの元で正しい飼い方、育て方を教わることをオススメします。