ハムスターは自分の気持ちを言葉で伝えることはできません。
でもハムスターの行動や仕草などで理解することができます。
どのようにすればハムスターの気持ちを知ることができるのでしょうか。
ここで紹介していきます。
ハムスターに話しかける
ハムスターの気持ちを知りたい時は積極的に話しかけてみましょう。
暑くないか、楽しいか、などといった具体的な言葉で話しかけてみます。
ハムスターは言葉の内容までは理解できませんが、話しかけると反応することが多いです。
話しかけてすぐにこちらに寄ってきたら、もっと関わって欲しいという気持ちの表れです。
薄目を開けてこちらを向くようであれば、眠くて仕方がないというサインです。
話しかけても何も反応しないようなら、無関心である証拠です。
またハムスターを名前で呼びかけてみるのも良いでしょう。
積極的に名前で呼びかけることで、ハムスターとの信頼関係を築くことができます。
信頼を築くことでハムスターはどんどん飼い主になつくようになり、いろいろな仕草を見せるようになるでしょう。
ハムスターの行動や仕草を観察する
ハムスターの気持ちを知りたいなら、普段から行動や仕草をこまめに観察していくことが大切です。
ハムスターがキョロキョロしている時は、周囲を気にしている時です。
目を開けてケージにもたれかかるようにして座っている時は、リラックスしている証拠です。
金網の前でこちらを見ている時は何かを訴えていたり、外部に興味を示しているサインです。
一概にハムスターといっても個体差があります。
ハムスターと関わっていくにつれ、飼育しているハムスターによく見られる行動や仕草が少しずつ分かっていきます。
そのうち寝ている姿勢だけでも眠いけど周囲を警戒している、安心感があるといったことまで分かっていきます。
個々のハムスターの特徴を毎日観察していくことで、気持ちを理解していくようにしましょう。
ハムスターに触ってみる
ハムスターの気持ちを知るには、積極的に触ってみるのも一つの方法です。
ハムスターに触ってみると様々な反応が見られます。
ハムスターに触ると飼い主の手を何度も噛もうとするようなら、嫌がっていたり怒っているサインです。
触るとすぐに寄ってくるようであれば何かを訴えている証拠です。
また慣れてきたら手乗りをして、ハムスターに触ってみるのも良いでしょう。
手乗りをするとハムスターはじっとしていないことが多いですが、様子を見ながら触ってその反応を観察してみましょう。
ハムスターに触る時は優しく撫でるようにしましょう。
いきなり触ってしまうと、どんなハムスターでもびっくりするので注意が必要です。
ハムスターに触るのは短時間にすることも大切です。
ハムスターに触り過ぎるとストレスの原因になります。
様子を見ながら触るようにして、それ以外は外部から何気に観察して気持ちを知るようにしましょう。
ハムスターを外に出してみる
ハムスターは基本的にケージで観賞して楽しむペットです。
でも短時間であれば外に出して遊ばせることも可能です。
ハムスターが起きている時で、落ち着いているようであれば外に出してみましょう。
普段ケージの中で過ごすハムスターが外に出ることで、いつもとは違った様子を知ることができます。
外に出るとすぐに走って隅に隠れるようであれば、恐いと思っているサインです。
飼い主の方へ寄ってくるようであれば遊んで欲しいと思っていたり、何かをして欲しいという気持ちの表れです。
ハムスターを外に出したら、飼い主はその場でじっくり観察するようにしましょう。
またハムスターを長時間外に出して遊ばせないようにしましょう。
外に出す時間は長くても30分以内にするようにしましょう。
ハムスターを外に出している時は、安全を確保することが重要になります。
事前に安全なスペースを確保してから、ハムスターを外に出すようにしましょう。
ハムスターの気をひかせる
ハムスターの気持ちを知りたい時は、こちらの気をひかせてみるのもコツです。
スコップやおもちゃなどを近づけてみて、その反応を観察してみましょう。
物を近づけるとじゃれるようであれば、楽しいと思っています。
近づけてもあまり反応しないようであれば、別のことに興味を示していたり、飽きてしまった証拠です。
ハムスターに物を近づける時は、優しくそっと差し出すようにしましょう。
ハムスターにストレスを与えないように、常に様子を見ながら気をひかせるようにしましょう。
また物を近づけると嫌がるような仕草を見せるようであれば、ハムスターのストレスになるので関わるのはしばらくやめましょう。
ハムスターの気持ちを知る努力をしよう
ハムスターは言葉を話すことはできませんが、飼い主の関わり方次第で気持ちを知ることができます。
ハムスターには個体差がありその行動や仕草による気持ちは様々です。
ハムスターと長く付き合っていくにつれ、気持ちを理解できるようになっていきます。
飼い主はハムスターと適度に関わって、気持ちを知る努力をしていきましょう。