マンションなどの共同住宅で、小型犬の飼育が認められる物件も、増えてきました。
大きさ的にも飼いやすい、小型犬を飼いたいと思っている方も多いと思います。
なおかつ、あまり吠えない犬種であればベストでしょう。
今回は、そんな比較的吠えないと言われている犬種をご紹介します。
シーズー
シーズーは、長毛で美しい披毛を持っていますが、抜け毛が少ないのが特徴です。
しかし、美しさを保つために毎日のブラッシングはかかせません。
無駄吠えも少なく、大人しい性格なので、多頭飼している人も多いです。
シーズーの友好的で協調性のある性格から、小さい子供のいる家庭や、お年寄りにも飼いやすい犬種です。
ただ興奮しやすいところがあるので、そうした時は、相手をしないようにして、厳しく接するようにします。
きちんとしつければ、とても飼いやすい犬種です。
ですが、暑さに弱いので、散歩の時間には注意しましょう。
パグ
ずんぐりした体型に、くるっとした巻き尾が特徴のパグは、独特の愛嬌のある外見で人気のある犬種です。
穏やかで争い事を好まない性格から、ほとんど吠えることもなく、吠えても低く通らない声なので、ご近所に気を遣わなくても飼える犬です。
飼い主への愛情も深く、優しい性格から、マンションにも適しているでしょう。
短毛ですが、換毛期には意外と毛が抜けるので、びっくりするかもしれません。
寝ている時のイビキがすごいことでも知られています。
飼い主を喜こばせることが大好きなので、楽しい毎日が送れる犬種です。
フレンチブルドッグ
フランスで、とても人気のある犬種です。
性格も明るく、遊び好きな性格です。
パグ同様、吠え声が響かないので、マンションなどでも飼いやすいでしょう。
ひょうきんで愛嬌があるので、和み系の犬として、人気があります。
フレンチブルドッグが家にるだけで、穏やかで和やかな時間が、流れていくようです。
友好的な性格なので、来客の多い家でも、あまり吠えるようなこともなく、喜んで挨拶するような犬が多いです。
こうしたところも、人気の理由の一つなのでしょう。
キャバリア・キングチャールズスパニエル
17世紀に、イギリスのチャールズ1世と2世に愛された犬の変種です。
キャバリアは、活動的ではありますが、友好的な性格なので、攻撃性は低く、無駄吠えしにくい犬種といえます。
温厚で優しい性格なので、家庭犬として最適で、初めて犬を飼う方にもオススメの犬種です。
子供や他ペットとも仲良くなれる犬としても知られています。
垂れ耳なので、耳のお手入れを定期的にしてあげましょう。
ペキニーズ
中国の宮廷で愛されてきた犬として有名な犬です。
獅子のような外見から、獅子犬とも呼ばれていました。
無駄吠えもほとんどなく、集合住宅でも十分に飼える犬種です。
気ままな性格から、猫のような犬とも言われています。
短頭で毛が長く、足の短い体型をしているので、暑さに弱いです。
適切な温度管理をしてあげましょう。
散歩も長い時間は必要ありません。
性格に頑固でマイペースな面があるので、子犬の頃にしっかりとしつけましょう。
また、抱かれることをあまり好まない犬が多いので、いつも抱っこしていたいような人には向かないでしょう。
ミニチュア・シュナウザー
口髭のある容姿が特徴で、テリアの中で、最も愛されている犬種です。
好奇心が旺盛ではありますが、マナーの良い賢い性格をしています。
散歩で他の犬に吠えたりすることも、ほとんどありません。
飼い主への愛情がとても深く、とても良いパートナーとなります。
頑固な面もありますが、聡明な性格で作業犬としての歴史も持っているので、しつけもしやすいでしょう。
飼い主と一緒に楽しむことを好むので、ドックスポーツやアウトドアを楽しみたい人にはピッタリな犬です。
狆
日本原産の犬で、気品があり控え目で頭の良い、飼いやすい犬種です。
長毛のシルクのような手触りの披毛に覆われていますが、抜け毛が少なく体臭も少ないので、お手入れもしやすいです。
攻撃性の少ない大人しい性格なので、無駄吠えもなく、イタズラも滅多にしないので、室内犬の王さまと言われるほどです。
短頭で長毛なので、体温調節が苦手なため、エアコンなどで温度管理をしっかりとしてあげましょう。
運動も飼い主が遊んであげるだけも満足しますが、一日に10分程度の散歩を2回してあげると良いでしょう。
静かに落ち着いて犬と暮らしたい人や、お年寄り、女性に向いている犬種と言えます。
小型犬それぞれの特性を知ろう
一般的にマズルの短い犬は、あまり吠えないと言われています。
ただ、いくら吠えないといっても、やはり犬なので、全く吠えない犬は存在しません。
小型犬の中でも、比較的吠えないというだけなので、それぞれの犬種の特性を良く勉強して、しっかりとしつけ、個々の性格も良く見極めて、犬を迎えてあげましょう。