毎日便をしているはずの犬が便秘がちになってしまうことってありますよね。
便秘になってしまうとお腹を壊してしまったり、下痢を起こしてしまったりして様々な疾患を招いてしまうこともあるようです。
できるだけ犬には便秘にならないようにしたいものですね。
そこで今回は犬の便秘を解消する方法をご紹介します。
運動をする
犬の具合は悪くなっていないのに便秘がち…という場合は「運動不足」の可能性があります。
人間と同じで、犬も運動不足が原因で便秘になってしまうことがあるのです。
梅雨の時期などで雨が重なって散歩に行けなかったりしてはいませんか?
犬にとって運動は欠かせないもの。
十分な運動がないと腸内運動ができずに便秘になってしまうことがあるのです。
ですので、ゆっくり少し長めのお散歩に行ってあげると便秘が解消される場合があります。
ただし、便秘は病気の症状でもあるため、犬の具合がよくなかったり、散歩に行きたがらない・吐いてしまうなどの症状がある場合は無理に運動はさせずに動物病院に行って診断してもらいましょう。
ビオフェルミンやエビオスを与える
犬に与えている飼い主さんが多い、この「ビオフェルミン」「エビオス」という人間用の整腸薬。
ビオフェルミンは犬用のものが動物病院で処方されることもあるので、分量に気を付ければとっさの対応として与えても比較的安心です。
ビオフェルミンは人間が口に入れても甘くておいしいので、犬も抵抗なく食べてくれるでしょう。
また、「エビオス」はビール酵母で犬にも良い影響を与えてくれるようです。
特に、栄養の吸収が弱くなった高齢の犬などに与えると、しっかりと栄養を吸収してくれるのでうれしいですね。
ただ、その薬を使用しても大丈夫かどうかは、一度掛かり付けの動物病院に行って獣医師に相談をしてから与えた方が良いでしょう。
もしも、獣医師からOKが出たなら犬に与えてみましょう。
人間にも良く効く整腸薬なので、犬の胃腸の調子を整えて便秘を解消できるかもしれません。
便秘薬・浣腸・下剤を買って使う
ネット販売などで、犬用の便秘薬や浣腸、下剤などを安くかって使用するという方法で犬の便秘を解消するという手段もあります。
ただし、犬の便秘がただの便秘であれば効果を発揮しますが、その便秘が病気によるものだった場合、逆効果になってしまう可能性があるので注意が必要となります。
さらに、海外で製造されているものなどだと、保証が聞かなかったり危険だったりする可能性も考えられるでしょう。
ですから、全て自己責任で行う必要があります。
便秘が続くようなら動物病院で診断してもらい、治療をしてもらうことをオススメします。
食物繊維をご飯に混ぜる
犬の食事がドライのドッグフードだけの場合、水分不足などになると便が固くなって便秘になってしまうことがあるようです。
ですので、犬の便が固くなってきたなと感じたらご飯に少し水分を加えてウィットフードにし、ゆでたキャベツやゆでた大根などの食物繊維を少しずつ混ぜて与えましょう。
犬の犬種によっては食べさせてはいけない食品や、犬が食べると中毒を起こして死に至ってしまうことがある食べ物もあるので、事前に調べておくか、獣医師などに食べても良い食材を聞いておいた方が良いかもしれません。
その上で、犬にあった食物繊維を持つ食べ物をうまく食事に組み込んでいくことで、腸内環境を抑止、便秘を解消・予防してあげましょう。
動物病院に行く
犬の便秘は病気などの症状の可能性があります。
腸内の異常や病気、腫瘍などが痛んで踏ん張れずに便をしたがらないこともあります。
さらには、誤飲などで腸内に詰まっていたり、犬種によってはヘルニアを起こしている可能性も十分に考えられます。
そのため、素人判断で薬や浣腸を使ったり、マッサージをしてしまうと症状が悪化してしまうことがあるので、危険です。
犬の便秘が三日以上続いた場合や、出てきた便に異常が見られる場合、犬の元気がない・具合が悪いなどの症状があるときはすぐに動物病院に診断をし、治療をしてもらいましょう。
病気や疾患・ケガが見つかった場合はただし治療をしてもらい、ただの便秘や自宅での治療ができる場合は、市販で買える薬のオススメやマッサージ法などをアドバイスしてもらいましょう。
獣医師からのアドバイスであれば確実なことが多いですし、次に同じような症状になったときに慌てずに済みますよね。
犬の便秘は病気のサインかも
言葉を話せない犬の便秘は、犬の体からのSOSかもしれません。
動物の体に異常が出るのは重篤な場合も十分に考えられますので、できるだけ動物病院に行きましょう。