犬は社会性が高く、知能の高い動物だと言われています。
犬を飼われている方の中には日常生活で、うちの子ってこんなに賢かったの?とびっくりすることもあるかと思います。
今回はそんな犬の知能についてご紹介します。
人間の3歳児と同じ知能
犬の知能を話すうえで「人間の3歳児と同じくらいの知能がある」とはよく聞きますね。
約165個言葉やジェスチャーを理解し、4から5までの数を数えることができるそうです。
そのため人間との間で簡単なやり取りをすることが可能です。
また「待て」等の命令を忠実に守ることもできます。
シェパードやプードル、ゴールデンレトリバー、ドーベルマンといった一部の犬種においては、更に高い知能を持っているとも言われています。
特に盲導犬や警察犬など、働いている犬たちの知能は高いと言って間違いないでしょう。
犬が人間の言葉を聞いて首を傾げるときは集中しており、どういう意味なのか考えているサインだという話もあります。
私達人間とコミュニケーションを取ろうと頑張っているのが可愛いですね。
人間の表情から感情を読み取る
犬を飼っている方には「辛い時に犬が寄り添ってくれた」「悪戯を叱ったときに犬がオロオロしていた」という経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
犬は人間の表情を見て相手が悲しんでいるのか、喜んでいるのか等を判断しコミュニケーションを取ろうとするようです。
相手が子供か大人かを判断することもできます。
普段飼い主に呼ばれると嬉しくて飛びかかってくる犬が、子供には飛びかからず尻尾を降って近づくだけ、ということもあるのです。
私達が思っている以上に犬は色々と考え、感じているのです。
人間との社会を形成しているということかもしれません。
そういったことを理解したうえで犬の行動を見てみると、驚くほど人間に寄り添って生活しているということがわかるかと思います。
問題解決能力を持っている
問題解決能力とは「どのようにすれば今目の前にある問題を解決することができるのだろうか」と考えることを言います。
例えば「どうやれば隠されたおやつを手に入れることができるか」などです。
問題を解決するために必死で考え、行動に移し、ダメならば他の方法を考えることを繰り返す、といったトライ・アンド・エラーを実行することができるのです。
また自身の経験から問題を解決しようとすることもあります。
驚くことに、他の犬の行動を見て「こうやればいいのか」と学習する場合もあるようです。
そのため餌を入れているボックスの開け方をマスターしてしまう、など飼い主さんにとっては覚えてほしくないことも覚えてしまいます。
そのため犬の前では下手な行動はできません、犬が賢いがゆえに、ですね。
家庭でできる犬の知能テスト
「宝探し」を行うことができます。
犬が好きなおもちゃやおやつ等をまず見せて待てと支持し、その後別の部屋へ行って隠します。
そしておもちゃやおやつを隠した部屋に犬をつれてきます。
すると匂いを頼りに探し始めます。
最初に探した場所から徐々に遠くへと探していきます。
自分が取れない場所にある場合は鳴いたり吠えたりして、飼い主にアピールします。
これによって犬の観察力を見ることができます。
何回か繰り返しているうちにパターンを見破る犬もいます。
「宝探しする?」と聞いて自らおもちゃを持ってきて、飼い主の前に置き積極的に遊ぶ犬もいるほどです。
遊びをちゃんと楽しいものだと捉えている証拠だといえます。
人間を驚かせる犬の知能の高さ
犬は本能で動くこともありますが、基本的には知能が高いです。
犬を飼っている方は犬の行動に注目してみるのもいいかもしれませんね。
犬の前では下手なことはできません。
人間が度肝を抜くような行動をすることもあります。
知能が高いことを理解したうえで、良い関係を築いていきたいものです。