犬の元気がない時に考えられる原因5つ。病気から老化まで

静かだなと思ってふと気が付くと、なんだか飼い犬の元気がない…。

犬の元気がないというのはとても心配になってしまいますね。

犬は基本的には丈夫な生き物なので、元気がない時には重大な病気やけがになってしまっている可能性も十分にあるのです。

しかし、犬が元気をなくしてしまうのには病気や怪我以外にも様々な原因があります。

今回は犬の元気がない時に考えられる原因をご紹介します。

拗ねている

飼い主にかまってもらえなかったり、叱られてしまったり、転ぶなど痛い思いをしたりした後は、犬は拗ねたり精神的にヘコんだりして元気をなくしてしまうことがあります。

眠っているわけではないので、目は開けたまま顎を床につけてぺったりと寝転がり動こうとしません。

場合によっては飼い主さんが呼んでも無視をすることもあるでしょう。

このように拗ねてしまっているのが原因で犬が元気をなくしているときは、無理に呼んだり抱っこをして起こしたりせず、犬の気が済むまでそっとしておくのが良いでしょう。

多くの場合、時間が経ったらころっと元気を取り戻して、飼い主さんに甘えたり走り回って散歩やおやつをねだったりするので問題はなく生活を送ることができるでしょう。

ですので、叱った後や構ってあげられずに犬が落ち込んでいるときはそっとしておいてあげ、犬がまた構ってほしがるようでしたら犬の要望に答えて愛情を示してあげてくださいね。

怪我をしている

犬が起き上がろうとしなかったり、元気がなかったりする場合は怪我をしているという可能性が考えられます。

特に犬の足は怪我をしやすく、爪がはがれてしまっていたり捻挫をしてしまっていたり、ストレスで足を噛んでしまい皮膚が切れてしまっていたりするなどして、立ち上がったり歩いたり走ったりすると痛みがあるので、伏せているのです。

そういった場合、歩いている際に足を引きずっていたり足を頻繁に舐めていたりなど、元気がない意外に症状が見られますので、犬の様子をよく観察してあげましょう。

室内飼いで爪切りを忘れてしまうと長くなりすぎた爪が肉球を切ってしまったり、爪がはがれてしまっていたりなどケガの原因になってしまい、犬が元気をなくしてしまう場合があります。

場合によっては動物病院での検査や診断が必要なので、元気がない場合は犬の様子をうかがって、怪我の可能性があるようでしたらすぐに診断を受けに行きましょう。

病気にかかっている

犬も様々な病気にかかります。

動物病院での治療が必要な病気もあれば、食あたりや食べ過ぎ・冷えなどによる下痢など、成犬であれば自己治癒能力で治ってしまうものまであるのです。

犬が元気がないときは、病気やお腹の調子をじっと眠ることで治そうとしているのです。

そのため、じっと同じ場所から動かずに、水分や食物も食べずにじっとその場で眠り続けます。

飼い主あ呼び掛けても顔を起こす程度ですぐに眠ってしまいます。

犬は言葉を話せないので、自己治癒で治せる病気なのか重大な疾患なのか判断することができません。

例えば、前日に氷をいたずらでたくさん食べた・大量のエサを食べたなどの原因が分かっている場合は良いですが、同じような症状で消化器官に疾患ができている可能性があるのです。

そのため、犬が時間が経っても元気にならない場合は、動物病院で診断を受けることをオススメします。

元気がないうちはまだ早期発見できる可能性が高く、嘔吐・下痢・呼吸が荒くなるなど他の症状が出てくるようなら、さらに危険な状態に近づいてしまっているかもしれません。

早め早めの診断が、大切な家族の命を救える可能性を高めることができるのです。

老化

犬も人間と同じで老化が進むと身体のいたるところがガタつきます。

目もだんだんと悪くなり、筋肉も衰えて立ち上がるのに関節が痛んだり予想以上の力が必要になったりします。

そうなると、若いときのように走り回ったりするよりも、同じ場所で眠っていることのほうが多くなってしまいます。

これは、犬が年を取るにつれて自然な行為なので特別心配する必要はないでしょう。

決まった時間に食事をとって、散歩もできる範囲で行くことができれば、健康に変わりはないと思っても大丈夫でしょう。

本能で体を休めている

犬は、野原でずっと駆け回っているイメージが強い人が多いようですが、犬は本能的に狩りの時間以外は体力を温存するために眠る習性があります。

そのため、昼間でもほとんどの時間を眠って過ごします。

ですので、飼い主さんからみたら元気がないように見えるのですが、犬にとっては普通のことという可能性もあるのです。

犬の元気がない時は注意して観てあげよう

犬が元気がない場合は、何か異変が起きていないかチェックしてあげる必要があります。

病気やケガの症状が見られる場合はしっかりと動物病院で治療をしましょう。