犬の拾い食い癖をやめさせる方法5つ

犬を散歩させている時、特に気をつけなければならないのが拾い食いです。

地面と口との距離が近いため、飼い主が気づいた時には物を食べていたという事も多々あります。

落ちているものには危険がいっぱいあるので、拾い食いをさせないようにする為の方法ご紹介します。

リードを引っ張る

散歩をしている時の位置関係にもよりますが、よく犬が前を歩いている時があります。

本来であれば主従関係から飼い主の真横を歩くようにするのが良いのですが、それ程気にしていない飼い主さんも多いのではないでしょうか。

犬が前を歩いている時は、散歩が嬉しくてとにかく先に進みたいか、匂いを嗅ぎながら進みたいかです。

匂いを嗅ぎながら進んでいる最中、犬が何かを見つけたときには、必ず先に匂いを嗅ぎます。

その行動を見つけたら、口に入れようとした時にいつでも引っ張れるよう、リードを張って準備しておきましょう。

リードが緩んでいる状態では犬は何でも好きな行動をとる事ができるので、本来でしたら散歩中もリードを張っておきたい所です。

もし、そのまま食べようとした際には、引っ張って食べられないようにしましょう。

散歩中、いつ何を食べてしまうかわからないので、常に注意が必要です。

他に気をそらせる

犬が何かを見つけて食べそうになった時に、その近くで何か音を出すなど、他に気をそらせる行動をとります。

特に、ジャラジャラ音の出る鎖を近くに落とせば、必ず反応します。

飼い主が気づくのが遅くなった時にも、少しでもそちらに反応すれば食べるのを止めるかもしれませんし、そちらに興味を持つかもしれません。

久しぶりの散歩では特に、周りの音や匂いの全てに反応をしています。

それを上手く利用する事で、犬の興味を引き、気をそらしましょう。

鎖などを投げて反応したら、すぐにその拾い食いをしようとしたものから離れてください。

そのまま褒めてエサをあげると、鎖に反応すればエサがもらえると思って、投げれば必ずそちらに反応するようになっていきます。

これも、飼い主がよく犬の行動をチェックしている必要があるので注意が必要です。

声を出す

とっさの判断でつい声が出てしまう事がありますが、それを犬が拾い食いをしようといた時に出します。

拾い食いしようとした瞬間に、犬にわかるように、ダメ!など声をかけましょう。

すると、犬は拾い食いをする事がダメな事だと思い、だんだんと止めるようになります。

犬をよく見ていると、かならず飼い主の目を見る事があります。

これは犬が飼い主の様子を伺っていて、自分が行動をすることに飼い主がどう反応するかを見ているのです。

つまり犬が拾い食いをしようとした時に、しっかりと叱る事をすれば止めるようになりますが、気づかなかったり優しく声を掛ける程度だと、構ってもらえると思って同じ行動をします。

途中で散歩を止める

犬は飼い主の隙を見て拾い食いをしようとします。

食べようとしている時に見つければ止められますが、食べてしまってから気づいたら遅いです。

飼い主以外からエサをもらったり、拾い食いをしたらその場でしっかりと叱り、すぐに家に帰ります。

散歩は毎日の日課なので、犬も散歩コースを覚えていますし、毎日楽しみにしています。

もし拾い食いをした時に散歩を途中で止めて家に帰ると、犬も嫌がりますが、そこはしっかりとメリハリをつけて、その日はどんなに早く切り上げても帰ります。

これにより、犬は拾い食いをしたら散歩ができなくなると覚えるのです。

これは毎日散歩をしている犬や、子犬のしつけにも有効で、何回か繰り返す事でしっかりと犬も覚えてくれます。

ここで注意が必要なのが、拾い食いをした時にはしっかり叱るようにすることです。

なぜなら、飼い主の気分で散歩を止めたと思われてしまうからです。

もし拾い食いをしてしまった時には、しっかりと叱りましょう。

飼い主の手から食べ物を与える

普段の家でのエサ以外は、必ず飼い主の手から食べさせるようにしましょう。

散歩中でも、何かを我慢したり教えた通りにできた時には、必ずご褒美をあげます。

例えば、犬が近くを通りすぎた時に吠えなければ、大げさに褒めてあげて、おやつ等を手渡しであげましょう。

犬はご褒美欲しさに同じ行動をして学んでいくので、これを利用します。

普段の散歩中でも何かものがあると匂いは必ず嗅ぎますが、無視をしたら褒めてあげ、ご褒美をあげます。

これにより、地面の物を食べなくても、飼い主からしっかりとおやつをもらえるものだと思えば、拾い食いをする事も無くなっていきます。

犬の拾い食いはしつけで解消

拾い食いは一歩間違えれば犬の生命にも関わる事になります。

散歩中でなくても、家の中でも何かを誤飲してしまうケースも多発しているので、注意が必要です。

飼い主が常に犬の様子を見ていて気づけば対処できますが、そうでない場合も多々あります。

やはり犬が自分で考えて、拾い食いはいけない事だと認識する必要があるので、しっかりとしつけをする事が大切です。