犬にお酒は絶対ダメ!飲んでしまった時に飼い主がすべきこととは

最終更新日:2016年6月3日

あなたは、犬にお酒を飲ませた事がありますか?

ちょっと飲ませてみようかな、なんて軽い気持ちで舐めさせてみたりしたことはありませんか?

人間ならば自分の体と相談しながら楽しく飲めるお酒で、少量なら健康に良いとも言います。

しかし、犬にとってはどうなのでしょうか。

健康上影響はないのでしょうか。

1.犬にお酒は、ダメ。命の危険がある

結論から言いますと、犬にお酒を飲ませてはいけません。

誤飲にも気を付け、極力ではなく、絶対に避けた方がいいのです。

中には、過去にお酒を舐めさせてみて、「あら、うちの子いけるクチ?」なんて思った方もいるでしょう。

犬もアルコールを口にすると酔っぱらいます。

その千鳥足の姿が可愛くて、ついあげてしまった、なんて方もいるかも知れません。

しかし、これはあなたの大事な愛犬を命の危機にさらす行為なのだということをよく覚えておいてください。


2.命が危険な理由①アルコールを分解できない

人間でもお酒を全く受け付けない人がいますよね。

体がアルコールを分解できないケースです。

実は、犬もこれと同じで、そもそも、アルコールを分解する機能を基本的には、体にもっていません。

犬種や大きさに関わらずです。

お酒が飲める人の場合、肝臓でアルコールを分解しますが、それができません。

つまり、お酒が少量でも体内に入ると、体が処理できず、なかなか抜けないということです。

アルコールは体内に入ると中枢神経に作用します。

これが酔っぱらっている状態であり、それが続くのです。

アルコールを受け付けない体にとって、アルコールが猛毒になりうるのはもう、お分かりですね。

3.命が危険な理由②致死量との関係

それでも、過去に、お酒を飲ませたけれど、大丈夫だった、ちょっと酔っ払っただけだったと思う方もいるでしょう。

愛犬が死なずに、本当に良かったです。

それは、たまたま口にした量が致死量に至らず、時間をかけてお酒が体の外に出たからでしょう。

人間でも、大量のお酒を飲み急性アルコール中毒を引き起こし、最悪の場合死に至るケースがありますよね。

あれは、その人の体が受け入れられる要領を大幅に越えて、急激にアルコールを摂取したことによります。

アルコールを受け付けない人ならば、少しの量で、急性アルコール中毒を引き起こすでしょう。

犬にも同じことが言えます。

アルコールを分解する力のない犬にとっての致死量は、そう多い量ではありません。

アルコールを致死量摂取すると、呼吸の回数が下がり、やがて呼吸困難に陥ります。

その後、意識の低下が起こり、昏睡状態、死に至ることもあります。

まさに急性アルコール中毒です。

このアルコールの犬にとっての致死量ですが、体重1キログラムにつき、5.6ミリリットルと言われています。

これは、アルコール度数5%のビールの場合、体重1キログラムにつき110ミリリットル、アルコール15%の日本酒の場合、体重1キログラムにつき37ミリリットル、アルコール度数40度のウイスキーの場合、体重1キログラムにつき14ミリリットルに相当します。

更に、個体差もあります。

体全体の機能が弱っている老犬や、未発達な子供では、より少量で大きな影響を受けるかも知れません。

この致死量は、ここまでなら飲ませても大丈夫、という量の目安ではありません。

実際にあった痛ましい事故では、お屠蘇がこぼれたのを舐めてしまった老犬が、更にお猪口半分ほどを飲んでしまい、死亡しています。

誤飲にも気を付けなければいけませんね。


4.飲んでしまった時の対処

犬がアルコールを摂取してしまったとき、私たちができることは、一刻も早く病院に行き、適切な対処を受けることです。

その犬にとって致死量ほどのアルコールを摂取している場合、数時間で死に至ることもあります。

普段から夜間や休日、祝日でも対応してくれる病院を見つけておくことは本当に大切ですね。

そして、こぼしてしまったお酒や、愛犬を傍に置いての晩酌には気を付けなければいけません。

ちょっと目を話した隙に舐めてしまう、うっかりこぼした時に舐めてしまう、といったトラブルは日常の中で、十分起こりうる状況です。

また、年末や年始を始め、わいわいと人が集まる機会であれば、尚更でしょう。

何の気なしに、お酒をあげようとする人もいるかも知れません。

犬が喜んで欲しがっているように見えた、というケースもあります。

ぜひ、気を付けて、あげてください。

そのちょっとした注意や判断が、あなたの愛犬を救います。

お酒の誤飲も注意

一も二もなく、犬にお酒を飲ませることはいけないことです。

うちの子は大丈夫だった、という場合でも、それはたまたま致死量に至らなかったからです。

大丈夫だった、といっても、体に負担をかけていることには間違いありません。

大切な愛犬の命を守って、長生きしてもらいましょう。

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