日中、ふと飼っている犬を見ると、寝ていることってありませんか?
夜も寝ているのに、どうしてお昼も寝ているのでしょう。
もしかしたら、それは犬の必要な睡眠時間が人間より長いことが原因かもしれません。
そこで、犬の睡眠時間についてご紹介します。
犬の睡眠時間は大体12-15時間
疲れを癒し明日への活力を得るため寝ますが、どの犬を見てもいつでも寝てます。
どの犬も大体1日の半分は睡眠に費やしているようです。
もちろん犬種や年齢によって差はありますが、一般的には12時間から15時間程度と言われています。
なぜ睡眠時間が長いのか?
実は生物全体を見ると多くの生き物は睡眠時間が人より長いのです。
特に犬は、猫などの殺気を感じたらすぐに目を開けます。
真夜中ならすぐ吠えます。
一方ヒトではぐっすり寝ているときはどうでしょう。
例えば授業中に寝ているので叩こうとしても全く起きない生徒がいます。
ヒトは太古から襲われないように、家を構えるなど知恵を使って防衛策を講じてきました。
その結果警戒しなくてもいいヒトは深い睡眠が取れるので、睡眠時間が短くすることができます。
対して犬は太古から現在に至るまで警戒しなければ野犬や他の動物に襲われたりする可能性があるので、危機を早く察知し場合によっては素早く逃げなくてはなりません。
その結果深い睡眠がとれず、浅い睡眠を長時間取っています。
ぐっすり寝ていたら襲われるというのは野生の掟です。
年齢によって睡眠時間が変わる
「寝る子は育つ」と言われます。
ヒトでも赤ちゃんのときは一日中、小学校入りたての子供のときは10時間寝ます。
年をとるに従って十分な睡眠時間は短くなり7時間程度になります。
イヌも同様に年齢によって必要な睡眠時間が変わってきます。
子犬であれば18時間も睡眠時間が必要になるようです。
一日中寝ているといった感じですね。
しかし、年をとるにつれて睡眠時間が短くなってしまってくるので、起きているときにはよく運動をさせることが重要になります。
犬も人の生活パターンに当てはめさせられている
近年明るい照明、夜遅くの帰宅、夜中のインターネット使用などで布団に入る時刻が遅くなっています。
日が沈んできて、体の寝る準備は夕方から徐々に始まります。
夕方から目に入ってくる光の量が減ってくるとメラトニンというホルモンが脳から放出されて、体を構成する細胞全てが寝る準備に入ります。
他の動物であろうとヒトであろうとこのメラトニンの放出は同じシステムなので、犬も眠くなることでしょう。
また夜遅く犬と遊ぶと、体がせっかく寝る準備をしていたのが目覚めてしまい、なかなかなか眠りにつくのが難しくなることでしょう。
もし犬がどれだけ寝ているのか気になる方は、オムロンから睡眠計という睡眠時間を計る機器が売り出されているので、こちらがオススメです。
犬がよく眠れるように遊んであげよう
犬にとっても人にとっても重要な意味を持つ睡眠。
少しでも犬にとって有意義な睡眠時間になるように、昼間起きているうちにいっぱい遊んであげましょう。